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診療日記ブルー


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遅らせる声
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最善をつくす。
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絶対音感
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

それぞれの“冬ソナ”3 2004年11月03日(wed)

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 研修は1年目は総義歯、2年目は歯冠補綴、そして3年目はメタルスプリントと移っていくのです。当初の事実に驚愕した受講者は、実力的に無理なのか、過去の過ちの罪滅ぼしなのか、わかりませんが、自分の仕事をあきらめて去っていくものもおりました。
 あるものは、家業の電気屋を引き継いだり、あるものは農業に従事したりしているのです。実際に半農業半技工という技工士がいるのです。このかたは優秀でした。天の恵みを育み、技工に生かす工夫をしているのでしょう。市波氏がいう百姓の眼です。風がふけば、稲穂が傾く、身体で考える治療です。
 市波氏の言葉で忘れられないのは、
技工士の士は武士の士であると、君たちは侍(さむらい)なんだ。
という言葉です。

 たとえ貧しくても、志(こころざし)を失うことなく、希望を持って仕事に向かってもらいたいという親心なのです。

 やさしさの心の反面、研修は実にきびしいものでした。教科書はありません、いわゆるマニュアルのたぐいは一切ないのです。頭で考えてはいかん、身体で習得せよというかのようです。
 いいか悪いか聞きにいっても、手取り足とりの答えなどありません。つまり偶然よいものできても、その後が続かないレベルでは、この先も通用しないことを無言に表現しているのです。そして1度くらい習ったもの程度で、習得できるものではないことを意味しているのです。一生ものにできない人もいます、逆に先見の明があり、次々に明快に答えを当てていくものもいます。わかるものにとって、すべて順調にみえ物事は円滑にうまく運んでいるようにみえます。ところが、実際の問題は習得し始めてからまたまた起こるのです。まるで「冬ソナ」です、一難さってまた一難なのです。
 例えば、夫婦歯科医師であり、共に働いていたらどうでしょう。つまり片方が習得してもう片方は聞いてきたものを教えてってスタイルだとすると、実際この夫婦は、これが原因かどうかわかりません。「離婚」されてしまったのです。また日ごと噛み合わせにのめり込み家庭を顧みないで、やはり離婚の原因になってしまった例もあります。習得した技術にかわって家庭が崩壊しては、意味がありません。

 このように既存の診療体系や保険の診療とはまったくかけ離れたものなのです。ニュアンス的に言えば、つまり絵に描いた餅のように、餅までは出来ても、食べることすなわち実用的な段階でまた止まってしまうのです。やがて1本の治療が、現行制度上では一番むずかしいことがわかるようになってきます、主訴だけ治すという意味からです。

 最後に巻物のような修了証をもらうのです、そこに書かれている自分の名前の達筆さで、研修中の実力をはかられたのです。市波氏本人に直筆で書かれた修了生に名前は、優秀なものは文字が大きく、そうでないものは文字が小さく、研修とは違い誰もが容易にわかるように、眼に明らかに描かれているのでした。
 その後、”市波コース”研修は開かれませんし、今後とも開かれることはないと思います。まさに内容同様幻のような研修になっていたのです。
 真実に触れた数少ない人間として、得られた誇りが今の気持ちを支えているのです、なににも代え難い喜びに満ちています。出会えてよかったと心から感謝しているのです。
 あなたの「治療」は、ハッピーエンド? それとも・・・

重苦しい雰囲気 2004年11月02日(tue)

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 イラクで拉致された香田さんの遺体が発見されました。心よりお悔やみ申し上げます。度重なる武装グループのこうした卑劣な犯行を断じて許すことはできません。ご本人は勿論のこと、ご家族はさぞ無念だと思います。香田さんのお母さんの苦悩に満ちた、気持ちを押し殺した様なインタビューがありましたが、解放の条件であるイラクからの自衛隊撤退に関しては一言も発言されませんでした。振り返ってみると、日本人3人がはじめに武装勢力に拉致された際に、家族が発した解放の条件である自衛隊撤退の発言に対して政府やマスコミがこぞって激しい非難をしました。その後というものは、被害者家族は政府方針に対してピタッと発言を控える様になりました。フリージャーナリストの橋田さん殺害の際にも奥さんの幸子さんは政府の方針について何も発言しませんでした。生前に橋田さんから自分が殺されても政府の方針については何も発言しない様に言われていたそうです。さぞかし無念であったろうと思います。
 確かに自衛隊の派遣・撤退に関しては時の為政者が世界情勢や国益を総合的に勘案して決めるべきものです。でも・・・イラクへの自衛隊派遣を支持しない国民世論が半数近くある現状においても、拉致被害者の家族、特に公人でもない、政争にする意思のない純粋に子供を思う母親であっても、自分の率直な気持ちを公言することができない空気がもし国内にあるとすれば、何かイヤな予感を感じます。私は自衛隊の派遣の是非を論じているのではありません。戦前の国家主義的な雰囲気が政府やマスコミによって少しずつ作られている様な気がするのです。香田さんのお母さんの表情を見て、そう感じるのは私だけでしょうか・・・。


 イスラエル経由でバグダットに入る。別に知らなければなんてことないように思う。しかし、それは日本人の考えだ。現地にいけば、違う取り方として受け止められてしまう。
 スプリント経由ホテツ行き。シカがとる常套手段だ、実に気をつけたほうがよい。それはシカの考えだ。身体という現場は、違う取り方として受け止められている。

 マスコミが顎関節症を積極的に取り上げだした昭和の時代において、「歯と身体」見出しでつるエキセントリックな週刊記事や興味本位の内容で取り上げられるテレビ番組は横行していたとき、ある事件が起こった。近隣のN市にある歯科医院の院内掲示板に、噛み合わせの問題を提起し掲示したのだ、もちろん噛み合わせに関しては人一倍気を使い、丁寧に治療をし、身にもって非のうちどころなどないはずである。しかし、 通報により某●○から(公表不能)強行的な警告により、「歯と身体」を含めた関連の記載を無理矢理掲示から外させられたいきさつがある。行き過ぎた国家権力的な行動は、マスコミに煽られ行き先を失った指導者達の焦りとも感じられた。その後、その先生は二度と噛み合わせについてアッピールすることを自分で断ち切ってしまった。本当のことを公にだすことは、自らの歯科医生命を終わらしてしまうことを意味するからだ。そして回りから、、。

 身体は、確実にシカの治療から、さらに誤差を拡大し吸収させられてしまう。行程を経ると、大きな変革にみえる、一見画期的な大掛かりな治療は大変はリスクを背負う。わずかな誤差で狂っていたものを、大きな誤差で狂わせる。まさしくスプリントがそうであるし、さらに起こすシカホテツが輪をかける。
 「結果は、歴然とする。入れてみれば、すぐわかる。やがてシカホテツが壊れなけばならないのは、当然の成り行きになる。一瞬の幻として、眼に焼き付けておくとよいだろう。二度とみることのできない最後の姿だからだ。

 最後の治療の意味には2つあり、すべて壊れていく姿のものと、解放され自ら立ち直っていく姿とがある。むろん正しい治療はどちらかであるか聞くことはないだろう。身体に合わせて治療をしていく、しかし悪い身体に合わせるわけではないのです。調整は、具合が悪い時には行なってはいけないのです。そして具合のよい時では、触ってはいけないのです。シカはわからないのであれば、できるだけ歯をみてはいけない、さらに行程を増やすことは絶対に避けなければならない。そんなことをしなくても治るのがわかるからはっきりと言えるのです。

typhoon 2004年11月01日(mon)

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上陸予想の修正
昨日の昼・・・・中国〜近畿地方に上陸する可能性が最も高い。
昨日の夜・・・・和歌山県〜愛知県に上陸する可能性が最も高い。
今日の朝・・・・愛知県〜静岡県に上陸する可能性が最も高い。
現在・・・・・・静岡県〜千葉県に上陸する可能性が最も高い。

 気象庁というのはいい加減という声が聞かれますが、自然を相手にしているから当然と言えば当然なのです。上陸予想が刻々と時間と共に変化するのは、台風が変わるだけでなく、他の状況も変わるからです。台風はみえません(レーダーでみるだけです)、他の状況の変化もそうです。歯と身体を同時に、みえないものをみていく噛み合わせの治療と同じなのです。
 結果だけみていてもだめなのです、そして移り行く状況を的確に見守ることです。もし大きなトラブルが歯に発生したらどうしますか?慌ててしまうのではなく、まず台風のように通りすぎるだけです。やり過ごした後、対策を取るのです。身体の調子の悪いときは、調整を含め治療をしてはいけません。もちろん変化に対応し、柔軟かつ適時に処置をすることを忘れてはいけません。

「歯の進入角度が違えば、結果も違う。」

 今年は例年になく台風のあたり年でした。横浜の知り合いの先生は、駅前の繁華街ですが、集中豪雨で医院ごと水害でした。マンホールから逆流してきたのです。こんな都会でと思わせる盲点でありもろさを露呈した現象です。医院1階の場所での被害は、内装、壁や床が水浸しですし、電気関係においてはユニット周りやパソコンもだめでした。電気は水に弱いということ知らされました。いかに、自己管理でパソコンのファイヤーオールしていても、災害の水には負けてしまうのです。機械で調べられ管理されているとすると、つねにシカのもとに設定された「噛み合わせ」を持つあなたは、つねにヒトの管理下のにあるのです。ですから、何かあればひとたまりもありません。歯という自然には、ハイテクの固まりではなく、自然が一番なんです。

 何、ディズニーシーには、ストームライダーがあるって?、気象コントロールセンターが開発した、”ストームディフューザー”。これをストーム(嵐)の中心で爆発させれば、なんとストームを消滅させることができる?はい、これは娯楽施設の話です。
 シカで言えば、ホワイトニングや矯正、インプラントと同じなのです。ヒトを「一時(いっとき)」喜ばせるだけですから。人工的な美しい虚飾の世界です。そう思ってしているならかまいません。でもなかには、虚偽で真実を隠されていたわけですから、正気に戻りまっとうな世界ではないとわかったとき一体どうなのでしょう。
 シカ世界全体が特殊な虚空世界だから、シカのスプリントが代表し反映させている最大の理由でしょう。

一体化 2004年10月31日(sun)

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 ヨガの先生に言わせると潜ることは、すなわち「瞑想と悟り」なんだそうです。潜っている時に得られる「幸福感」は、とても素晴らしいものです。何よりもすばらしいのは、潜っていくうちに、体全体が地球や海と一体になっていく喜びに満たされることです。深い海の中に1人ぼっちで入っていくので、一見孤独なイメージがありますが、とんでもない・・・
自分がどんどん「無」になっていき、地球や宇宙と一体化していることを細胞の1つ1つで感じることができる。この気持ちよさは、なににも勝ると思います・・・
─────高樹沙耶(女優、元アプネア日本記録保持者)

   瞑想する高樹沙耶さん


 調子がよいと外すことは、海中で泡より先に自分が浮かびあがる治療が、シカのスプリントなのです。  身体とせっかく一体化したものを、どうして外すのでしょうか?せっかく時間をかけて熟成してきたものをわざわざ外したりするのでしょうか?。入れた状態が、適合した最良な環境であれば、外してしまえば、今度は逆に最悪の環境に変わってしまうからなのです。

 わからない人には何度詳しく説明しても理解が不可能なことですし、そしてわかる人は、最初から説明などいらないことなのです。身体というもっとも確実に反応するパーツを用いて実感されるのです。だから最初は感性に訴えるわけです。

 シカのスプリントとメタルスプリントくらい違うものはありません。いっしょに思えるヒトは、まだわからないヒトです。
 例えば最初に異常な温度のあるものを触れた時に、冷たくても、熱くても痛みを感じるのは、いっしょに見えるかもしれません。でも熱さ冷たさは、まったく別物です。ここで、注意が必要なことは、シカでやるメタルスプリントは最悪です。正確に正しい部分を無くしていくのです、まったくこのように無意味なものはありません。天然歯を削り、高さを上げる、このような必要などまったくないのです。すべて行われた予後をみていけば、治した全ての歯ごと一気に崩壊していくわけです。シカのホテツで1本の歯を作り得ないのに、見よう見まねでできるわけなどありません。まずは、1本の治療をきちんと正しく初めてみてください。やがてスプリントの必要性など感じなくなり、実績から確信へと変わるはずです。正しい治療を行なえば、1本の歯ですべてを動かせるのですから。

 シカのまま下へ沈んでいけば、やがてわかります。潜っているのではなく、自分は沈んでいるということを、溺れてから気がつくのは遅いのです。シカのスプリントのように、上にはめたり、下にはめたり関係ないのです。一体化には、もはや上も下もない位置関係のはずなのです。

 無となり、一体化して至福のときを得られるか?
一時の快楽に溺れ、すべてを無にするか?
正しい治療では、細胞一つ一つが全体と共有される感覚を確認しながら至福の時を体感できることでしょう。不思議なことは、何ごとも経験しなければわからないことばかりです。

depth 2004年10月30日(sat)

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陸上でいつもあるような感情の起伏が遠ざかり、

 意識はどこまでも、水平に、
  そして垂直に澄みわたっていく・・・

 意識の明確さとは別に、身体の末端神経は

   自我の束縛から、どんどん自由になり, 楽になっていく・・・
    ──────ウンベルト・ペリッツァーリ(アプネア元世界王者)

 アプネア。ラテン語で「呼吸停止」を意味する。日本ではほとんど聞かないが、酸素ボンベ無しで、どれだけ深く潜れるかを競う競技のことだ。ウンベルト・ペリッツァーリは、1990年代の約10年間、トップアスリーとして君臨したアプネア(大深度閉息潜水)の元世界王者だ。

 空のペットボトルのふたを閉め、深海数十メートルまで沈めると、そのボトルは、ペチャンコに潰れてしまう。地上の何倍もの水圧が、ペットボトルを押しつぶすためだ。ウンベルトの体は、深海で起こる特殊な生理現象、「ブラッドシフト」が、海洋哺乳動物なみに起きるよう訓練されている。「ブラッドシフト現象」とは、水深50メートル付近を越えると、体内の血液の流れが肺や心臓に集中し、重い水圧に押しつぶされない状態を保つ生理現象のこと。通常の人間が水深100メートルを超えて潜れば、肺が空のペットボトルのように、ペチャンコに、潰れてしまう。なら、そのとき、ペットボトルの大部分に、水が入っていれば、どうなるだろう?たとえ深海でも、ペチャンコにならないよね。ブラッドシフトとは、水圧が重くなると、肺や心臓に血液が流れ込み、深海でも、水を入れたペットボトルのように、肺が潰れるのを防ぐ、人体の驚くべき機能なのだ・・・


 どこまでも深く潜れる技術、彼は呼吸法まで開発した。生理学者の反対のもと新記録を樹立してしまう。不可能を可能にしてしまう、その発想は、通常頭から潜るのに対して、日常生活同様に頭を上にして下がっていくのである。どこまで近づけるのか、限界があるのか、答えは、、、。人間がイルカになる日  
 
 歯を削るとき、すなわち入れ替えや虫歯の部分を取り除くとき、通常かどう形成をする。臼歯の中心溝は、マリアナ海峡より深い。シカは、削り方を誤解でしている、痛くないことがサービスだと思っている。確かに、浅く削れば痛みはない。欧米人と違い、歯に厚みがないのが日本人の特徴である。薄い歯は、とても凍みやすい。だから、元の深さまで、さらにホテツ部分が入る量まで削らなければならない。


溝が膨れて盛り上がっていたり、凹んでしまいエグレ状態で、シカが得意の低いインレーの装着で時間を稼ぐやり方で、違和感を感じさせない。もっともインレーがセメント浮いているのは、話にならない。

普通人は、インレーが外れてくることを嫌う。もっとも、外れることが悪いことのように取るのである。
しかし、取れてくれるから本当は助かっているのだ。

シカで巧みに入れられた、「慣されたインレー」は、
既存の記憶の断片を、脳が記録と突き合わせ治療前を変わらなく支配する。断片である以上本物ではなく、はりぼてのように、やがて崩れていく。大きく変わらないからこそ、発覚に時間がかかる。気がついたときには、すべてが終わっている。終わった姿に歯科は追求する、だから終わらない。
 終わってしまったものを、終わりにさせない、これが問題だ。すべてのことは、最初にシカが入れる1本のインレーから始まるのです。「始まって」しまうのです。

 水圧がかかりぺしゃんこになったように、圧力でつぶれたもの見て、シカは何でも悪いと判断しているのです。シカは水圧がみえないのです、いまだ結果しかみえないのですから、正しい診断ではありません。そのため確立されていない、さまざまな治療方法を思いつくだけです。シカのスプリントは、何ら問題を解決せずにただ歯を膨らまそうとしているだけですから。

機械顔 2004年10月29日(fri)

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科学者:あなたは今、理想の顔を手に入れた。科学の粋を集めた技術の結晶である。自分の弱点でもあった顎(身体)を歯でもって克服したんです。もう何も恐れることなどありません。機械は完璧にあなたを作りあげたのです、だから非などあるわけがないはずです。
KR.:しかし、本当にこれでよいのでしょうか?まだ新しい身体が適応していないみたいですけれど、、。
 (何故かしら悲しそうにみえるのは、新たな悩みの出発でもある。)
科学者;なーに全然大丈夫!もうすぐ時期に慣れますよ、、、。(でました、シカの慣用句)
KR.:でも、きちんと機械で計測してあっているはずだから、いまでも合わせる必要などないはず、だからすぐ身体とフィットしていいはずでは?
科学者:機械は正確に読み取ってしますよ。(冷や汗;)
KR.:なにをもって理想なのでしょうか?
科学者:、、、、。
(  科学で理想としたものと現実でのギャップ)

 機械は偏位のため狂った状況を、正確に間違いをスキャンニングして読み出しています。そしてある断面で偏った側面のみを計測データとして書き出しています。誤ったデータを用いては診断してはいけないのです。そのまま偏位のままシカ治療を進められているケースがほとんどです。よって機械仕掛けの終焉をやがて迎えるわけなのです。
 PC(パソコン)の具合が悪くならないヒトがいないように、金属の顔ではすぐ調子が悪くなるはずです。こんなことだったら、前の方がよかったはずだと後から後悔するように、ようやく目が覚め気がつくのです。
「今のうち動かなくなる前に、ネジの閉め方と油の差し方を聞いておいたほうがいい。」(口腔ゲカ医)

 半分、人間そして半分は機械のキカイダー。人としての感情を忘れ、高価な最新機器で手に入れた莫大な費用を掛けて出来上がったシカの歯は、いったんは過去を忘れたように、すべてを治してくれる偉大な福音として眼には映る。しかし、大きな問題はその後に確実に襲ってくる。大きく治せば(戻せば)、既存の噛む所さを忘れさせてしまうほどダイナミックの新たな変化(変性)を起こし、身体にかかわるあらゆるものすべてを巻き込んでいく。歯と身体の造り出される新たなギャップが深い溝となり、大きな隔たりを作る。シカで新たに創造され生み出されることより、悲しみで失うことが多い事実に気がつく。身体は脳の指令により、必要最小限の損傷に押さえている、弱い顎にでるのは警告のためである。本来の所と作られた所が違うだけです。
   「噛む所は2つありません」

 歯は感情で包まれています、だからその日の気分で噛むものです。機械ではあなたの心の奥底を知ることはできません。ヒトの心を理解しきれないのは当然ながら機械での心情をはかる限界なのです。骨と機械的に嵌合している金属インプラントが、生体内で適合するわけがありません。頭部の脳成分の50%は水でできているのです。柔らかい変形し形の変わりいくものと硬い機械との融合は、現時点においてまったく共存できないものなのです。  
 調子が悪いからといってまた今度も、機械にシカのスプリントをはめさせますか?いまだ終わりのない悲しみの増幅装置です。幸せが取り残された後、悲しみの感情記憶だけが、いつまでも装置から脳へむなしく伝達されるだけでしょう。

上顎6番舌側からみて 2004年10月28日(thu)

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 歯に着目すれば、歯、根、歯茎と分類して病名をつけ、そして治療する。一見理にかなっているかのようにみえる。「噛み合わせ」を着目した正しい治療では、さまざまな症状がどのような過程を経て、起こして来たか、解明していけば、やがて氷山に例えられる。海面に浮いている氷は、問題点を海面下に隠している。つまり、いま病状のない大きな問題点は、病名をつけられない。シカ的現実で、対応が不可能は理由は、ここにある。ましてやそこまで考えもつかない。症状や主訴がなければ病気ではないという価値判断は、権威からの押し付けである。治療をすれば、そのまま点数に生かされているという物質を優先する状況が変わらない限り、心から立ち替わる「正しい歯」の治療は行えない。

 満員電車から降りる、そして階段から多数の人が降りてくる、そのときホームで立ち止まったらどうだろうか?自分では悪くないと思っていても、周りからみればはた迷惑である。人の流れが、そこで断ち切れるからだ。歯で言えば、適正な欲しい動作中、邪魔な所と保持する所が同時にある。一方の邪魔をとれば、一方の保持する所を同時につくる。それがバランスだ。シカでは保持する所をすべて低くしているだけである。


 図は6番舌側から、みている所だ。歯軸が変われば、高さも変わる。修正ポイントには、ある法則が秘められている、その数多いポイントの一つを報告しよう。むろん、そこはオーリングにも認識できない部分を調整するのです。このオーリングの唯一の不備は、現状を正しく認識することは得意でに、今後起きる未来予測がやりにくいことなのです。
 そろそろ気がついて欲しいものです、あなたの高さの調整とは一体どこを差すものなのか、まだ当たる所ですか?舌面のカウンターが非常に大きければ、Bの接触が強く感じる、もちろん実際に強く当たるだろう。歯は、顎同様に回転する、だから当たる所を取れば、平坦になる。これでは、歯冠のバランスを崩す。歯根膜の被圧変移量の違いや、植立方向、歯冠の向きの違いで、咬合圧は変わる。歯はさまざまな軸で回転するんです。歯冠が動けば、歯頚部が動けば、歯根が動けば、シカでは、それぞれご丁寧に病名を付けてくれる、しかし視点を変えれば、すべて同じ現象でさらに、「顎」を揺すっている。軸はさまざまにある、後方へ回転させるポイントに当てると、開口障害やクリック音を引き起こす、本当の原因は「歯」にある。高さではない。確か、高さは変えてはいけないんだったね。

 ここで大事なことは、ここです!!「顎が回転」するわけなのです。だから一番高く感じる歯は、安全なんです。だって脳がよいと判断して着地しているんですから。本当に邪魔であれば、どんなに高くても当てていません。みなさん電車のホームが満員でもぶつかり合ってますか?時には避けそこなうこともあるかもしれません。でもみなさんは、ほとんどは当たる前に上手に避けているでしょう。これと同じことです。ここってめちゃ重要な所です。ロールワッテで遮断してしばらくたってから探す「早期接触」のことではないんです。だって早期でも遅期?でも接触しない話ですから。あれまたわからなくなちゃったかな。

 人ごみの後、家に帰ると疲れますよね、そう筋肉がはる。顎も同じことです、筋肉が原因ではなく、歯を上手にみて迂回しているのです。ホームの混雑具合と身体の健康度が、ポイントですね。身体の元気な内は、いくら混雑しても気にならないのです、やがて、、、。歯は治療期間より、入れた後の時間のほうが遥かに長いのです。よって入れた後が大事なのです。

権威に対する服従 2004年10月27日(wed)

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 服従の心理―アイヒマン実験
 一橋大学大学院商学研究科経営学修士コースの「理論構築の方法」という講義で使用されている。
 「適当に罰を与えることが学習にどのような効果を及ぼすか」と言うことで実験を行なうため、一般から被験者を募集する。二人一組で教師と生徒になり単語の記憶テストをする。生徒は電気椅子(!)に座り質問に答える。教師はガラスの壁の外から生徒を見ながら生徒が間違えると電撃を加える。間違いを重ねると、その電撃は強くされる。実はテストされているのは先生の方。結果は驚くべきものであった。
 
 ほとんどすべての被験者(先生)が、躊躇なく電圧を上げていくのである。「危険」などとラベルが張ってあっても…。生徒が電撃に苦しんでいるのを見ていても…(もちろんこれは芝居)。大抵の人はいったんは躊躇するが「テストのために必要です」などと言ってちょっとばかりプッシュすると、ほとんどすべての人が電圧を上げていくのである。いったん精神的な壁を突破すると、ブレーキが効かない。もちろん物理的に強制しているわけではない。そしてテスト後のインタビューでは彼らはほとんど良心の呵責を感じていないのが明らかにされる。言っておくがテストに参加したのは一般から公募されたごく普通の人である。しかしごく普通の人間が、適当な理由を与えられると、如何に残虐になることができるか、そしてそれを合理化してしまうかを示している。 
 
 権威に対する服従。今現在においても、このようなことが大がかりに、しかしもっと緻密に行なわれていて、しかも我々はそれに気がついていない、という可能性はある。


 昨日まで仲間だった先輩学生が、1夜にして先生に変わる。さらに従う関係に変わる、大学とは、まか不思議な世界である。医師のライセンスはたった紙切れ1枚だが、法治国家では重要な意味がある。とるまでは難関であり、とても名誉な紙だ。逆に言えば法律の範囲なら、モラルなしでやり放題なのが、シカの全顎的咬合治療だ。後は、治る、治らないに関係ない?

 歯の治療でくるほとんどの方は、虫歯があり痛くて来院する。これは日本独特の現象である。つまり歯の重要性を認識をさせない国家的対策?が功を奏している。歯の治療は、すべて保険で可能であると一貫して主張している当局は、潜在的な需要を喚起させない、すなわち予防を含めた理想的な歯科治療では、需要が財政を圧迫することを懸念している。すべての国民は、すべてにおいて「低価格」な治療水準に標準化され満足させられてしまっている。自由診療は高価であり極めて受ける人を限定させてしまう。途中がまったくないことにたしかに問題がある。今論議に登る混合診療は、やがて導入されていくことは明らかであるが、どのような形になるか今後の流れに是非注目したい。

 保険で治せますか?という質問を受ける。制度上は可能、現実は不可能である。つまり病名をつけ、病気を治す制度であり、人を治す治療ではない。オールマイティでない制度は、自由を縛り、人を拘束する。アイヒマン実験の実験のように、ただ「適当に罰を与えることが保険医にどのような効果を及ぼすか」を高官は知っている。よって保険医は、容易に脅威に服従し萎縮する。保険はたんに制度であり、医療ではない。
 豊かになれば(なりたければ)、ひたすら権威にひれ伏し、次第に心は鈍くなる。新たな挑戦は、築き上げた自分の立場にリスクを背負い込む、だから、やらない、しない、みない。安住したシカ世界の現実がここにある。シカは「事実」を知ろうとしない、制度上だけで展開する仮想の世界である。現実は、厚生労働省のエリート高官がつくりあげる小説を遥かに超越しているのですが、、、。彼らは、歯は悪くなく、悩まないでしょう。現場にいない彼らは、遥か上から物事を見ているのです、だから何が現実に起こっているか机上では、わからないものなのです。
 
 そして、その先にはシカの権威が待っていて、順次下へ降りてくるのです。ようは同じことなのです。加害者から被害者になり、さらに被害者は、加害者になる国家的図式なのです。

 だから、いまだなんでもない歯を大きくぐるっと削ってブリッジにする行為そのものに、失うエナメルと形態に罪悪感がないのです。そして結果、噛み合せを失う患者を製作するのです。

将棋の禁じ手 2004年10月26日(tue)

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 将棋には大きく4つの禁じ手(やってはいけないこと)があり、それをやってしまった人は自動的に負けになります。ここでは4つの禁じ手を、簡単に説明します。Yahoo!ゲームでは、二歩などの禁じ手は指す操作ができないようになっています。

1. 二歩将棋の禁じ手 2歩 (クイックタイム)自分の「歩」のある筋に、もう1枚「歩」を置いてはいけません。ただし、自分の「歩」がすでに「と金」に成っている場合には置くことができます。

2. 動けない駒
次に動くことのできないマスには、駒を置くことはできません。

3. 打ち歩詰め
玉将に歩を打って詰む(取る)ことはできません。

4. 千日手
対局者の両方が同じ手を繰り返して、いつまでも状況に変化がない場合は、千日手(千日やっても終わらない意味)として指し直しとなります。



噛み合わせの禁じ手
1.二歯
歯の上に歯もどきを置いてはいけません。どちらが歯であるか、混乱します。

2.動けない歯
歯は、すべて独立しています。ブリッジのように繋げたり、隣の歯と連結してはいけません。インプラントは最悪です。

3.症状詰め
症状を歯で取ってはいけません。特に3軸的に身体を修正することは、歯に負荷をかけ早期に歯をだめにします。

4.千日歯
両者、同じ状態を繰り返します。シカのスプリントは入れてはいけません。この警告も繰り返しですね。症状の重症と装置の効果とは、何ら関係ありません。

 噛み合わせの禁じ手とは、本来持っている歯の役割の使い方が間違っているだけです。術者は、1歩1歩慎重にことを運ばなければならないのです。歯の治療にイージーなものなど一つもありません。そしてわずか一つが命とりになります。審美的な理由で、過去の補綴の不必要な再治療も避けたいものです。これは、ゲームではないからです。

 上図は、マックの使いかたに問題があると思いますか?説明書の注意書きには、水槽やビールサーバーに使わないことなんで書いてないじゃない!勝手にこんな使い方、発想はきっとマックな人?

石の顔 2004年10月25日(mon)

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 調子以前にかかわらず、人は石の顔ではありません。

 確かに顎関節症の症状は顎顔面、頭蓋骨の歪みの姿なのです。さらに進行すれば、背骨、骨盤、足先までの全身の歪みと関連します。繰り返し説明していますが、一貫性のある真実としては確実なことは、歯科治療で代表的な病気として「虫歯」が、ねじれの代表なのです。

 歪みの証として、生体がおこなえる口腔内の反乱の一種なのです。「いわゆる顎関節症」は、身体全体の歪みを伴い、顎のバランス崩しているようにみえます。そこで注意してもらいたい大事なことは、補正と歪むの違いを明確に認識してもらいたいことなのです。
 シカ治療で代表的なインレー、クラウン、ブリッジなどホテツ物は、偏位のまま求心性の軸がずれたままシカで修復します。よって以前の状態に復元しないまま、進めていくわけです。シカでは、戻しの技術が存在しませんから、ズレを固定化し悪い状態で常に位置を決定しまうわけです。以前の状態にホテツした後も、前の状態に戻りたいのですが、シカで作られたものでは、容易には戻れません。よって補綴物を壊す前に、動きやすい従順な自分の天然歯を次々に壊しにかかるのです。シカの歯で壊れる人は、単純にまたシカに向かいます。
 ここで内在している「歪み」の現象は、虫歯という破壊活動により解放に向かうのです。しかしまたシカは、口腔内に生体として邪魔ものを新たにつくり、繰り返し人工的な制御で狂わされていくのです。永遠に気がつかないシカDr.は、本当に幸せものです。

 結論として、歯における歪み(ひずみ)は、歯で治すべきです。身体の歪みを正しても、かみ合わせが変わるだけで、歯が元に戻るわけではないのです。20年以上歯と共に築いてきた身体です。さまざま療法で必要以上にかみ合わせと変えてはいけないのです。治す時は、いまだに、シカ常識として顎顔面、頭蓋骨不動なもの、石のように硬組織は変わらないものとの前提です。常に環境に応じて変貌していく身体(顎)なのに、けっして動かない相手として治療を進めている現状なのです。これでは終わりのない世界になるのは当たり前なのです。

 以上のように既存の事実を、単に一つの意見としてみるかたには、単にそれだけに見えます。物の見方がさまざまに違えば、さまざまに判断しよって行動が違います、ですから認識が違えば、何をしても無理であり、最終的に治らないのです。深く理解できなけば「正しい治療」を無理にはすすめません。望まない治療はいかにしても受けることができないのです、心の中で正しくわかることが、正しい治療の神髄です。
 うまくいかない最大の理由は、理解する心のフィルターがいけないシカ情報で雲がかかっているからわからないのです。誤ったシカ情報では無理がありませんが、、、。

 顔はつねに、年齢とともに、そしてシカ治療で移りゆくものです。

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