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診療日記ブルー


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論より証拠 2005年01月21日(fri)

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 是非一度歯科医は、じっくりとみてください。
「スプリントの長期装用により、最後臼歯以外上下の歯が接触しない例」
 木をみて、森をみず。
 顎は治ったけれど、歯は合わせられず。
無理に合わせると噛みあわず、より悪化再発。

 それでも大丈夫と言う根拠には、わたしは理解できない。論より証拠、最初から言っていると思います、とても危険です。人工的に上げた分だけ、自然には必ず下がります、であれば最初から最短でいくべきです。遠回りではなく、しかも最小限で最大の効果を発揮できるのです。
 スプリントの有用性を繰り返し述べても、得る物はなにもない不毛な論議です。時間をかけ、お金をかけ、変えられた姿は、戻すことができません。

 装置によって変貌させられたその姿は、不自然に加えられた新たなダメージによって、残念なことに回復を遅らせる結果となります。新たな加えられた歪みの増幅は、大きなダメージとロスです。残された結果をみれば、一目瞭然です。上顎は骨ごとズレますし、下顎は顎がズレています。
 その後、安定するまでとても長い時間がかかるのです。そしてその間中具合が悪いのです。それでもまだするのでしょうか?
削られるよりましだ、と考えることももっともです。
でも、歯がなんでもないということはないのです。もし、歯はなんともないというヒトは、歯の地盤沈下を起こしながら頭蓋骨が開いていってしまうヒトです。
 相対的な歯の関係をみたでは、なんら変わらなくみえるでしょう。でも、絶対的な歯の関係だけでなく、歯以外の周囲からもどんどん変わってしまっていくのです。


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