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診療日記ブルー


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粘膜干渉
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論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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絶対音感
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

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最善をつくす。 2005年01月16日(sun)

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『 最善を尽くす、次善を繰り返し、最悪に備える 』 
「いつも最善を尽くす」 これは当然だけど。どれが「最善」なのか、わからないときのほうが多いかも。。。そんなときは、「少なくともこっちよりはいい」を繰り返していく。「少しでもいいほう、少しでもいいほう」を選んでいくことで、より最善に近付いていく。これが「次善」を繰り返すこと。

でも、「どれもよくない、いい決断なんて何もない」。。そう思ったときは「最悪」を避ける。「少なくとも、これ以上悪くならないようにしよう」と考えて行動する。

   そのためには「最悪を想定する」ことも必要。このルールを意識することで、 『いつも自分の決断に自信と誇りを持つことができるのです。』
とてもシンプルで、かつパワフルなルールですね!


  内科は、検査して投薬する。後は、身体の免疫力で治っていく。薬の名前を間違えたり、投与量を過大にしたりしなければ、自己免疫力を上げ回復される薬は、効けばなんでもよい。薬理成分の同じである、通常薬価の低い(値段の安い)ゾロ薬でもよいのである。投薬は、体内で一旦吸収後、効果を確認したかのように、最後は身体からすみやかに排出されてしまう。
 歯科の場合はどうだろう、現実はそうはいかない。万が一生命を及ばさないまでも、お粗末な治療が最後の最後まで身体の一部として機能?している。歯科治療には、医科では考えられないような技術幅の上下が激しい。職人的な芸術性を持ち合わせたものから、素人でも首をかしげてしまうものまである。いったん崩れ始めると慌ててシカで治せば、ぬかるみにはまるように次々に問題が生じ「こじれて」いく。まるで、受けないほうがよかったなどとは、「最悪」を避けることのようだ。

 技術のレベルを推し量るには、どのような治療をしているか質を問う。正しい治療は、なんせ「大学ビョーいん」でまったくしていないことをしている。例えば顎関節症状を科学的な根拠の通りにチャートにしてはまったくだめなのです。単に病態の分類だからです。では推し量りどのくらい真実を知っているか考えてみた。おそらく私からみて、全国で100人程度だろう。もちろん、知識があっても、さまざま問題を抱え、高度な治療で臨床に臨んでいるかどうかまではわからない。そんな術式に対して正しい認識を持っているDr.はどんな難症例にかかわらず習得した考えかたでは、つねに答えは一致する。もちろん、治癒させる技術力は同列でなく、能力が同じわけではない。相手の偏位の変化量くらいに、技術力に多彩な飛び道具や秘密兵器を持たなければならない。彼らの得意技は、最終的に到達し習得した高度なレベルである。
 そして、謙虚な賢人たちはマスコミには登場しない。何故って?知れば知るほど、巻き込まれることを恐れる、よって表舞台にはでることができない。「真実」を伝えるには、まだまだ理解者も少なく期が熟していない。頭のよいヒトは心にしまっている。シカで治っていると言ってくれる数字は、よすぎるくらいだ。

 素手でメカゴジラに立ち向かうくらいなら、逃げても悪くないよね。
 


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