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診療日記ブルー


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「目は口ほどに恐怖を語る」
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Tron

↓以前の日記

人生にとって健康は目的にしてはいけない。 2004年12月03日(fri)

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「人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件である」 武者小路実篤の言葉より
そうなんです。健康であってこそ初めて基本的な生活ができる。
健康であってこそ、人生で何がしたいのかを考え、夢、目的を
達成しようという意欲が湧いてくるものだと思います。
「健康は人生の最初の条件」なのです。

また、彼はこうも言っています。
『尊敬すべき幸福な人は、逆境にいても、つまらぬことはくよくよせず、心配しても始まらないことは心配せず、
自分の力のないことは天に任せて、自分の心がけをよくし、根本から再生の努力をする人である』
『武者小路実篤人生論集4 幸福の条件』(講談社)より

幸せのヒント 「心がけが大切」
  小さいことにくよくよしない
  先のことを心配しすぎない
  過去の不幸にとらわれない
  どうにもならないことは考えてもしかたがない
 わかってはいても、実際にはなかなかできないことばかりです。だからこそ、そう心がけることが大切なのでしょう。少しずつできるように努力していくことが大切なのではないでしょうか。


 発明王のトーマス・エジソンの言葉を借りれば、問題は君の考えの中にある。噛み合わせという自然界の秘密を解き明かすのに、人間の理性に頼っていては駄目だめである。大事なことは、君の頭の中に巣くっているシカの常識綺麗さっぱり捨てることだ。もっともらしい考えの中に新しい問題の解決の糸口はない。
 もしEBMにのっとり科学的にもっとも効果があるとすると、シカで「何もしないことだ。」皮肉なことに、それが一番正しくなる。むろん、歯を治さなければけっして自然には治ることはない。ホテツされた歯は自然には治らないからだ。

「治せないシカ医師って一体何!」
 
 クチにする物全てが今のアナタを作っています。歯までも細胞レベルであなたを作っているのです。ですから、最初に完成されたイメージを構築することが大切なのです、たんに自分の症状を消そうと企んでも、自己を否定するように身体はとってしまいます。
ですから、自己を犠牲にしないよう、一向に病状は消退しないのです。
「正しい歯の治療」の前に、自分の健康だったときの姿を思い浮かべ、今度はこうしよう、ああしようという思いがめぐれば、もう大丈夫なのです。後は、予定通り歯の構築に賭けるのです。 歯科医まかせでも、少なくとも歯は治るでしょう。しかし、最後の場面ですべて変わるには、あなた自身が変わる必要があるのです。そのために、小さなことにくよくよしない、大胆な心が必要なんです。

 歯を治そうとする心がけは立派です、さらにそれだけではなく、その後健康な身体で何をしていきたいのか目標を掲げるのです。ですから、目標を取り違えては、いけません。

ブラックジャック 2004年12月02日(thu)

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人間の痛みは、痛みの知覚神経によって伝達され、脊髄後角から延髄、中脳、自律神経などを調整する視床を通り、大脳で認知されます。しかし、伝わり方は同じでも、痛みの感じ方はさまざまです。なぜ、このようなことが起こるのかというと、「下行性疼痛抑制系」という痛みをコントロールするシステムの働き方によって感じ方が変わってくるからです。そこでは、「セロトニン」と「ノルアドレナリン」という物質が、痛みを調節していることが分かっています。セロトニンとノルアドレナリンは、神経伝達物質という体内に備わる物質の一つで、脳からこれらが多く出ている時は痛みを感じにくく、脳からの分泌が少なくなっている場合には、痛みを何倍にも感じてしまう仕組みになっています。
 国際疼痛学会は、痛みを「組織の実質的あるいは潜在的な傷害に結びつくか、このような傷害を表す言葉を使って述べられる不快な感覚、情動体験」と定義しています。この定義に基づき、ぶつけたり、転んだり、つねった痛さを「感覚としての痛み」、痛みに伴うさまざまな感情、感情に伴って起きた痛みは「感情としての痛み」として考えています。
 人は、絶望感・恐怖・怒り・不安・無力感・抑うつ感などを感じている時、痛みをより感じやすい状態になっています。また、このような感情的なものではなく、身体が非常に疲れている・眠れない・不快・孤独・運動不足など肉体的な理由のある場合も、通常より痛みを感じやすい状態といえます。特に「怒り」という感情は、人格の評価にもつながりなかなか表現されにくいため、その感情をうまくコントロールできないと、痛みは激しくなるとも考えられます。これは、家族や周囲に理解してもらえないという社会不信や医療不信などからくる場合もあります。
 逆に、痛みを軽くするためには、希望を抱く・休息をとる・睡眠をしっかりとる・緊張を緩和する・リラックスする・気分転換するなどが効果的です。
 この他にも、抗不安薬や抗うつ薬を使うと痛みが軽減することもあります。人間の痛みは、さまざまな感情の持ち方や体のコンディション、使用する薬によって痛みが強く感じられたり、軽くなったりします。


http://blackjack.jp/ 訪問診療を受け入れている、医院の体制は整っているからだ。すぐ近くの総合病院からのいつもの依頼を受けて訪問のため往診に出かける。寝たきりの老人たちの歯の治療へ直接出向いていくわけだ、彼らのほとんどは自力で起き上がれない。その中で比較的健康な方から順に依頼がくるのである。依頼の内容は、すでに多くの歯は失ったため、主に義歯の修理や新製作、調整など欠損部分の回復が仕事である。

 最近大病院では、合理化の影響でまず多数ある診療科目のなかで最初に歯科を閉鎖する、予算を削減するためだ。不採算な所から順当にカットすることは経営的にみて極めて当然である、経営者であれば誰でも納得するだろう。歯科は、売り上げ以上に特殊な歯科材料やホテツ技工代など多くの経費がかかる。収支は保険のみだと相当苦しい。だから、大病院でも、歯科があるところは本当に少ない。赤字をかかえてまでも維持をするメリットが経営上感じられないからである。しかし、それは残念なことに、国民の総医療費を結果上げていくことになり、同時に元気な人は負担になり、病気の人は歯から健康を損なうことになる。
 
 エンジンや印象の用意などの荷物をカートに積み、別に二人のスタッフをつれて車で5分ばかりいくと、目的地の総合病院である。話を聞くと家族が、ものが噛めないから入れ歯を作ってほしいと願っている。病室に入りベットサイドにつくと、家族から依頼された歯のない老人は、どうも生きる勢いが顔からみられない。そのまま治療しようとするも、家族の願いとは裏腹に歯の治療を静かに拒否する。もうこれ以上病気の私にかまわないで欲しい、そっと静かにして欲しいという心からのメッセイジを全身で表現するなかに感じ取った。しばらく、交渉をしてはみたが、病人が協力的でないとかえって歯科治療は危険である故に、よく家族で話し合いしてから、連絡をもらうようにその場は立ち去った。 いまや、訪問の設備は大変便利で物は優れているし普段の治療の行なえないものはないほど充実し整っている。携帯用のタービンで歯の周りをぐるぐる削れるほどだ。しかし、歯の治療はつくづく思う、
 「身体の悪い人には、よくなる治療でも耐えられないのだと」身体が悪ければ、本当には歯の治療はできないのだ。すべて、その場かぎりの応急処置にすぎない現実に直面する。

 歯を悪くして、寝たきりの人のお口の状態は、歯がすべて「つるつる」で溝がない。シカで人為的に歯の山を削られている人は大変だ。山の高さを落とされている人は、気がつかないうちに体力を消耗させられ、やがて気がついたときは、歯科ではなく大病院へ運び込まれるのである。そして、歯科と全身は接点がない。大半の人は、偏位している。しかし、噛ませる元気がなければ、噛むことで偏位を修正できない。偏位は噛ませてとるが、シカに技術もないから、説得力も付与しない。
ある入院患者の家族からは、自費でご主人によい入れ歯を入れて欲しいと言う。私は、即座に保険で大丈夫と申し出た。今後健康を回復し退院すれば、病気の今作っても合わなくなりますよと説明した。入院中に高価な治療を家族が希望するときは、また別に意味があるときがある。その先、詳しくは言及しなかった。
「入れ歯をはずすと、血圧があがることを誰も知らない」看護婦さんへ、入れ歯はできるだけ入れておいてくださいとアドバイスするのが精一杯だ。入院中にすべての入れ歯がはずされ、合わなくなっている事実を知らない。ブリッジではどうかというと、外れたブリッジを治しにいく前に、命を落としている。歯と身体が同時に停止するのだ。
 歯の形が悪いからもしかして、治す心が生まれないのからもしれない。魂(心)が望んでいなければ、治すことができないのです。元気で生活していることに感謝すべきだが、歯を治せない人も多い。もしかすると、無意識の部分で歯の形が心を操作しているのかもしれない。
 健常者でも歯の悪い人ほど、治せないのだから、、。

 ブラックジャックは、漫画の世界だ、困っている人をみれば、高額な報酬は「技術の有無」にかかわらず請求できない。

ハウルの動く城 2004年12月01日(wed)

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 魔法と科学が混在するどこかの世界。父が遺した帽子店で働く18歳の少女ソフィーは、ある日、悪名高き魔法使いのハウルに出会う。ハウルの正体はハンサムで心優しい青年だった。だがその晩ソフィーは、ハウルを目の敵にする荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆の姿にされてしまう。家を出たソフィーは、荒地を歩くうちに一軒の家に迷い込む。実はそこは、人々が恐れる“ハウルの動く城”だったのだ。


 あなたが、逃げ込んだ先は安心すべきところではなかった。そのシカは人々が恐れる動かされる歯、すなわちシカのスプリントだからだ。お口全体で動き、逆に個々の歯を封じてしまう。歯との連帯を斬り、ここの歯の連動性を失わせ、ポジションをより不安定にさせる。一見確かに効果があるようにみえる、しかし、まがい物であるがゆえ、一ヶ月もせず身体に見抜かれる。しかも、後戻りで身体も傷つきボロボロだ。シカでは、いまだ歯は動かないものと誤解している。
 シカのスプリントでは、 顎を動かしているうちに、歯が動く。だから、歯をあわせると今度は顎がズレる。そんな簡単な図式も理解していない。身体はシカより早く修正している、つまり顎はあわせる必要などないし、顎の位置は変えてはいけないのです。

 歯との不調を身体が拾い、安定がとれない。歯の不安定をとれば、身体も安定する。

歯売る(ハウル)の動く城のように、空中に浮かぶ治療をしてはいけない。ふらふらと偶然接地する場所が噛み合わせになってしまう、そして着地失敗で歯をくじく。だから、いつまでも決められないのだ。早く降りてきて、きちんと着地すべきだ。そのためには、接地できる場所をまず確保してあげることなのです。

シカのスプリントを外した姿は、まるで90歳の老婆の姿なのです。

トロイ 2004年11月30日(tue)

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 「未来の噛み合わせを確保する最上の方法は、
  今日できうるかぎり噛めるようにしてあげることだ」 MICの言葉  最後の治療 復活編 第2章
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 外側の世界で起こる現象は、自分の内側にも波動が伝わり、同じことが起こることを感じます。これは、同じ世界の現象を歯をとおして共鳴しているのにほかなりません。他人の口腔内の状況が、同じ空間として認識できるのです。あなたの噛み合わせが窮屈であれば、わたしにもそう伝わります。そして、もちろんあなたがその場所の特定やなぜそうなるのか原因を知らなくても、わたしには理解できます。単に現状における口腔内の状況がわかっただけでは意味がありません、さらに、その状況を打破できるだけの技術も必要です。

 誰かが泣いていれば自分も悲しくなりますし、そわそわしている人の近くにいれば、落ち着かない気分になってきます。また、掲示板で悲惨な噛み合わせの話を聞いてばかりいれば、誰でも不安になり「顎」も痛くなってきます。ささいなことでも、仕事でミスをしてしまったり、誰かにイヤなことを言われたりすれば、いつまでも気にかかって夜も眠れなくなってしまうこともでてきます。外部のネガティブな波動に心が影響されていると、意識のエネルギーが、そこにばかり流れていってしまいます。治らないかたの多くは、この意識の置き所を間違っているのです。精一杯、向かっているのですが、向かう所がちょっと違うのです。この勘違いは、当初多数みられます。もちろん、自分が味わったネガティブな原因に向き合い、噛み合わせの問題点を改善し、自分をもっと健康にするきっかけとすることは大切なことです。

 でも、いくら思い悩んでも、自分ではどうすることもできないことにまで、エネルギーをとられる必要はありません。だって、もっと他に、意識のエネルギーを注ぐべきことがあるのですから。

 今度やるべきことは、シカのホテツから間違って受け取った身体への贈りものを丁重に返しにいくのです。

ゾンビ 2004年11月29日(mon)

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 ある本の中で、ゾンビのことが触れられていました。実際に見たことはありませんが、映画などに出てくるような、不気味な死体が意思を持って蘇って、人間を襲うというのとはまったく違います。ゾンビとは、ハイチという国に伝わる伝説で、魔術師が、奴隷として自分の意のままに操るために、呪いをかけて死体を半分生き返らせたものなのです。誤解していましたが、ブードゥー教の儀式で踊ったりするのは、ゾンビにされることを避けるためにあるのです。ゾンビは、生気がなく虚ろな目をしている以外は、生きている人間と変わらないのです。

 話を読んだときに、私は、背筋が寒くなってくるのを感じました。

 ゾンビの存在自体が恐ろしいのではありません。自分が知らない間に、ゾンビになってはしないかということが怖かったのです。そして現実に数多く生きていながらゾンビの姿になっているのではと思いました。シカの「スプリント」で息返させてはいけないのです。
 自分の意思ではなく、誰か他の人の考えで物事を判断し、自分のために生きるのではなく、他の人に操られている。さらに自分のやりたいことを優先させるのではなく、世間体を気にする。気がつけば、シカという魔術師にスプリントであやつられるゾンビのようなものになってしまっているのかも知れません。ゾンビにならないためには、もっと自分自身の歯で感じてみることが大切ではないしょうか。
 今、どう自身で噛みたいと思っているのか、何を噛むときに喜びを感じるのか、どこをどう治していきたいのか。そんな最終形の姿を思い浮かべるとワクワクして来ますね。そして、その次には、自分のために踊ってみましょう。世間やまわりの人に、どんなふうに思われてもいいじゃないですか。自分がワクワクすることという治療の踊りを、自分のために踊るのです。これが、シカのゾンビにならないための儀式なのですよね。

 シカからいつでも逃れるために、自分の歯で踊るのです。

胆経 2004年11月28日(sun)

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  動きの制限は経絡に沿って出現する  ヒトの動きは多関節・多軸にわたっている。そのため、一つの関節の動きは全身の動きと連動するとともに他の関節からの影響を受ける。例えば、仰向けに寝て、足の拇指で壁を突き破ろうとすると、足首→膝→腰→背骨→肩→肘→手首→頚と力が入り、最後には顔面の筋肉まで緊張してくる。
   
人の動きは多関節・多軸

 この一連の動きに関わる部位に何らかの制限が加わると、いずれかの部位に痛みが引き起こされる。この場合、痛みを訴える部位と痛みを引き起こした誘因の部位が遠く離れている事がしばしば観察される。いわば痛みは偽のサインであり病変部位でない事が多い。例えば、バレーボール選手のスパイク時の肩痛においては、肩には異常は発見されなかったが、数日前のブロック時の転倒による膝や足首の外側のささいな打撲を受けていた。この例を経絡概念を用いてとらえなおすとこの下腿打撲後の肩痛は下肢と肩にまたがって分布している胆経という経絡のルートに沿った一連の事象としてとらえる事が可能である。つまり、下肢の打撲がスパイク時の肩伸展を阻害したために痛みが誘発されており、胆経の伸展阻害による痛みと考えられる。

 動きの制限は経絡上を移動する


 顎関節症治療の危険性は、どこを触っていいのか理解できないことにある。通常のシカの治療においても、点在する咬合の箇所で、「当たっていい所」と「当たってはいけない所」が混在する、明確にその違いを示すことから始まる。
 シカの治療でもっともいけないのは、最初に「主訴」を治療することである。主訴の部位の治療から偏位は容易に始まる。今まで精一杯支えているもっとも肝心な部分に、筋力からの歯冠へ応力が集中し内部崩壊がカリエスで進行するためだ。やがて歯髄炎で痛みがでる。ここでシカ的に根管治療を優先し、歯冠をすぱっと落とした瞬間、またたく間にズレていく。だから、いくら根充材が先端に入っていても、細胞レベルの免疫は、最近の混入をいつまでたっても許さない。ところが、昔の先生の金冠は、歯を削らず、根にも充填されず綿がでてくる。きっちり詰めたほうがよいと習うことと、臨床の体験上、逆になっていることがよくみられる。しっかり詰めた方が悪くなっていて、すスカスカで死腔だらけの空洞のほうが、問題がないのである。
 いかなる講義を聞いても「誰もすべてが咬合と教えてはくれない」。いつでもすべてが独立しているものと「仮定」した話だ。ゆえに悲しいことに実態とはかけ離れ永遠にはマッチしない。

 1本1本の歯という関節がすべて連動している、もちろん身体(顎)へも波及する。歯の表面に陰陽があり、痛みの胆経が存在する。天然歯が悪さをするわけがありません、すべてシカホテツが身体の動きの制限をする最初の元凶なのです。

「筋肉の問題は、歯のホテツ形態の問題、だから顎位を変えずに歯を治すだけのこと」

新撰組 2004年11月27日(sat)

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 士道一息   〜近藤 勇〜

 意味:天然理心流伝書によると、剣道本来の発声は相手に対するものでもなく、自分の気持ちを高揚させるものでもない。自然に同化して一つになろうとするものである。その結果が自分を奮い立たせて、相手を萎縮させるものである、ということ。


 口が開かなくなる、理由は簡単だ。身体が、開けることを拒否しているのだ。開かなくなるには、当然ながらわけがある。ここで発想の転換として、歯を修正すると身体が柔らかくなり、前屈をしやすくなる事実を知らなければ、次のステップには進めない。シカは残念だが、ここで自由発想を選ばず、固定概念で終えてしまう。むろん大学では一言も習うはずもない。科学的根拠とは、いかにも現実と乖離しているかだ。逆に言えば、歯と身体の位置関係がわからなければ、シカ医師は「歯の治療」をしてはいけない。つまり、身体との関係を理解せずに歯の通常治療を行なうことは、身体の関与を認知せず行なうだけに非常に危険な行為である。危険を認識できないくらい怖いものはない。
 ただシカを出ただけで、免許(ライセンス)がある。しかし歯を削ったことのない初心者でも、練習なら「木刀」で大丈夫だ。しかし、高度なテクニックを要する顎関節症治療は、「真剣」の世界である。うっかり間違えれば、自分の手までも切れてしまう。
 
 市波氏は、つねにこう言う「無理があたっているから」と。これは、香取くんの右のブリッジのせいで、上顎前歯の11のカリエスになっていることと整合性の取れた関係性がある。シカのホテツに無理があるから、動きやすい前歯がカリエスになって自己調整する、これが身体からできる解放の流れである。よってこのようにシカの無理な当たりが無くなれば、身体の拒絶から解放されて、やんわりとしかも気持ちのよいくらい大きく開いてくれるのです。

 たまに気が向いてトピカルなシカの講習を受けにいくことがある大学や民間の講習会において、確かにどこでも真剣になって講師が話をする。しかし、どこを見てもすべての話に「偏位」という概念がない。つまり、最初から治療の前提がすでに偏位世界からスタートしている。だから、頭の中で最初に偏位を戻す修正作業が必要になる。これが通常のシカから歯科へ脱出する手がかりであり、実践を伴いながらの本格的な翻訳作業が必要になる。そんなことをイメージしながら考えているとマンネリ化した頭がとても不思議に「新鮮」なることだ。

 個人的にまこと勝手に、術者のスライドをイメージで急激に変換作業をさせてもらっている。やがてそうすると、スライドをめくる前に、次に起こす展開がみえてくるわけなのです。

チェンジ・ブラインドネス 2004年11月26日(fri)

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 本日(25日)、午後7時57分より、フジテレビ系列の「アンビリバボー」において、ロン・レンシンク博士が登場します。

 「マインドサイト」仮説2004年1月20日、ブリティッシュ・コロンビア大学の心理学者ロン・レンシンク (Ron Rensink)博士は、ある仮説を発表した。博士によれば、シックスセンス(第六感)は本当にあるというのだ。人間には、ふつうの視覚以外に、もう一つの「視覚」があるのだという。そのもう一つの「視覚」こそ、シックスセンスなのだと。もう一つの「視覚」。名付けて「マインドサイト(mindsight)=精神の視覚?」。
 レンシンク博士は、シックスセンスの正体を探るため、ある実験を行った。実験にあたっては、1枚の「オリジナル写真」と、その写真の一個所を修正した「間違い写真」、そして無地の「グレーの写真」、あわせて3枚の写真が用意された。実験の参加者は、この3枚の写真を交互に見せられる。
 「オリジナル写真」 → 「グレーの写真」 → 「間違い写真」 → 「グレー
の写真」 → 「オリジナル写真」……。
 という順番である。

 ちょうど、2枚の同じような絵のなかのどこに間違いがあるか探す「間違い探しクイズ」のようなものだ。ところが、このように3枚の写真を交互に見せられると、誰も間違いに気づかないのである。「オリジナル写真」と「間違い写真」には、はっきりした違いがあるにもかかわらず。この現象を「チェンジ・ブラインドネス(Change Blindness)」という。

下記のサイトに行って、自分の目で確認してみて下さい。 
http://www.usd.edu/psyc301/Rensink.htm 
 さあ、わかりましたか?


 左右のサンタの違いは? 持っている歯が違うだけだ。あなたは、サンタの違いを探しているだけだ。
よく考えてみたほうがいい、いままでされたことは、歯の治療だけだろう。そして、サンタに出て来たことを、綿密に調べて対処しようとしている。歯の形が違うのに、持っているサンタ自身が気がつかないだけだ。そして原因の歯を持たせるシカが気がつかないからだ。
 虫歯になるのは、歯ブラシのせいばかりではないのだ。

 どのような根拠で、歯科医は歯にホテツをしているのだろうか。よく解釈すれば、できるだけ違和感のないもの、適合のよいものを目指すだろう。
そして、高いと言われれば、すぐに削る。これが普通である。
 そして以上の事が、もっともKR.にわからずに密かに進行していく「いわゆる顎関節症」を目指していく。
 早期の治療により、歪みを与えられても、若い時の許容性が、わざわいする。骨や靭帯、神経、血管は実に新鮮で柔軟性に富む、しかもかんじんな顎関節ができていない。そのタイミングに治療をされてしまうことは、溝1本間違えても許容してない本来の身体から、あっという間に逸脱する。しかし、若さゆえに体力は持続し気がつかないまま悪戯に時間が経過していく。後は、いつものように起こすタイミングとなり、経過時間の問題にある。
 
 歯の高さなど、入れた時本当には「自分自身」では考えてもわからないのが普通だ。しかし、身体で体感できることは、既存のいままでとはどこかしら何か違うと感じる。やがて身体は、懐かしい郷愁に甘美することだろう。シカでのChange Blindnessは、1本や2本では気がつかない。3本連結のブリッジなら違和感をやっと感じとる。身体はやさしい、つねにどんなものでも最善と認識させる。もともと身体に歯以外の異物が歯に混入することを、有史以前から計算されていない。それがシカの治療である。

 私の仮説であれば、ブラインドに隠された位置で作られた場所ではないことに、間違いはない。

マインドサイト  無意識のうちに見えているもの 2004年11月25日(thu)

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 第六感、虫の知らせ、何かの気配……。この世には、映画『シックスセンス』のハーレイ少年のように、ほかの人には見えないものを見てしまう人々がいる……?。

 どこかおかしいと感じる感覚さて、実験の結果、参加者のうち数人が、写真の間違い個所を「目」で見つける前に、「どこかおかしい」とピンときていたことがわかった。

 ロン・レンシンク博士
ケンブリッジ・ベーシック・リサーチ、マサチューセッツ工科大学、日産自動車などで、視覚の研究を6年間行ってきた。そこで、「チェンジ・ブラインドネス(change blindness)」の実験を通して、今回の発見をした。
「約3分の1の人は、違いを目で確認する前に、何か変だと感じとっていたことがわかりました。それは、まさしく第六感だと思います。彼らは、その感覚を日常でも使用しているのは間違いありません」少し、わかりにくいと思いますが、レンシンク博士は次のように考えているようで
す目に入った光の情報は、脳の視覚野で処理されて、私たちに視覚で「見えた」という感覚を与える。しかし、レンシンク博士によれば、目に入った光の情報はすべてが視覚野で処理されるわけではなく、どこか別のルートで処理されている情報もあるのではないかというのだ。その別のルートで処理された情報が、「無意識のうちに見えている」ものとして感じられる。これが、何か「おかしい」とピンとくる第六感の正体ではないか。この「無意識のうちに見えているもの」は、車の運転をしているとき、とっさの勘で、危険を回避したときなどに働いているものと考えられる。レーサーなどは、この感覚が発達しているのかもしれませんね。
 
 このような「無意識のうちに見えているもの」のことを、レンシンク博士は、「マインドサイト」と名付けた。しかし、「マインドサイト」のしくみがわかり、誰でも訓練することができるようになれば、第六感が働き、自動車事故を防ぐことなどに利用できるかもしれない。まだ、詳しい研究はこれからだが、レンシンク博士は、「マインドサイト」が訓練によって誰にでも得られるのではないかと話している。


前方移動 2004年11月24日(wed)

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 前回は、陰陽の法則について書きました。この世にあるものは全て2つに分けることが出来ますと言いました。時間も分けることができるんです。
 「過去」と「未来」です。 
 「過去」と「未来」に分けることができるということは、元は一つですね。では元の一つって何でしょう?「今」、言い換えれば「現在」ですね。 時間って「今」しか存在しないのです。「過去」と「未来」は、人間の頭の中で作られた虚構です。
 
 先程、「今」は永遠に流れる時間を切り取った一瞬、一瞬と書きました。ということは、金太郎飴のように時間のどこを切っても「今」なんです。このことは未来は「今」のコピーという事を現しています。「今」何かに気付いたり、何かを決めた瞬間に同時に未来は変わっています。ということは同時に過去も変わっているということです。


 前方移動時での変化です。両側性のバックであれば、前に戻します。(移動図は、イメージです。)
歯軸の移動など、次から次へと可能です。これは、下顎の前方への移動で、上顎の歯の歯軸の変化を表現しています。けっして大掛かりな治療ではなく、たった1本ですべてが動くのです。筋肉や関節をいじらない理由?歯がずれているだけですから、そして戻し方を正しく戻せばすべて戻ることを、すでに熟知しているからです。だから安易に他を弄れば歯を戻せず、慌てて戻しても2度と同じ状況にはけっして戻れないのです。

 顎の動きも2つに分けられます、前方に戻るか、後方へ引き戻されるか。さらに口腔内の空間を上下2つにわけることができます。よって
 「下顎は顎が動きます、上顎は歯が動くのです。」
そして、もちろん治療も2つあるのです。正しい治療と、、。さらに、理解できる人とそうでない人と。

 金太郎飴のように、無限にあるように見える時間軸のなかで、現実に現在という「今」はいつあるのでしょう。明確な定義でいえば、現在というのは、一瞬であり通りすぎてしまいます、よって「無」なのです。現在という概念は、実際は定義できず実態はとめられませんから、シカで再現しようとしている現実は、そのまま実体のない虚像をみてるわけであり、まるで影(ゴースト)をつかんでいるようです。また、シカの治療のように連続している時間を瞬間、瞬間止める治療では、寸分違わず高いレベルを要求される身体にとって目標に達することができません。ここで要求したいのは、いちいちストップアンドゴーと寸断された治療ではなく、一連の歯の治療が、方向性をもって連続性を持ち繋がっていることが、流れの中で最後まで構築できる大切な要素なのです。もちろん、ここでいう「無」というのは、からっぽということではありません。今この時という大事な時間を、最大限に有効に活用することです。それでなくても、有用な人の時間は限られているのですから。
 噛み合わせの修正には、まず確実に「時空間を揃える」のですが、それだけではまだまだ不十分であり、実際に即して構築していく上で加える大切な不可欠な要素がさらにまだあるのです。
 筋肉で加圧される要素で、骨変化が起こり平面の自己修正とともに、咬合の高さと平面の角度が最終決定されていきます。ここで筋肉まで気がついた人は、実に惜しい!もう少しです。さて問題です、最終的に筋肉を制御している所は、一体どこでしょう。それが、あなたの求める答えです。
 
 私には知りたくなくても、自然にあなたの運命というべき未来の像が、必然的にみえてきてしまうのです。幸か不幸か。運命を決め、そして切り開くのは、あなた自身なのです。

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