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診療日記ブルー


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粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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遅らせる声
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最善をつくす。
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絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

宮本武蔵 2004年05月17日(mon)

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宮本武蔵が、生前洞窟の中にこもって、禅を組みながら、書かれたのが、五輪書だ。

<水になれ>
自分の剣は、水を手本としてきた。
水は器に従い、色形をなし、ひとしずくから、大海原にも成る。
 心も体も自在に流れる、水に習うのが肝要である。

 ───────宮本武蔵(五輪書『水の巻』)

 かっこいいところばかりを書いてきたが、実は、そのようにかっこいい歯科医になるまでには、遠くて長い道のりがある。宮本武蔵はいった。「千日の稽古を持って鍛とし、万日の稽古をもって錬とする」と。
 歯科医師にもこの長い鍛錬の期間が必要である。
例えば総義歯で咬合を鍛えるのはどうだろう、「調整」に失敗したらまた作ればよい。削ることのやり治せる他の処置でもいいかもしれない。現在の歯の治療は残念ながらだめになった歯を修復で入れていく補綴治療が中心である、だから日々1本のインレーからでよい、確実に正しい咬合で歯や身体に歪みを与えず偏位させない治療をきちんとおこなってみよう。繰り返し繰り替えし、やがて積み重なれば自然と何千、何万と経験ができあがる多数の症例となる。意識していなければすべて通り抜けてしまう。どのような症例でも治療後毎回確実に合っていることを確認してから帰宅させるのが条件である。やがておのずと相手の欲しかった咬合が読みとれるだろう。
 総義歯つまり無歯顎は最初のうちはとても難しい、粘膜は歯根膜程動かなく、そして歯以上敏感にすべてを察知できるからである。歯を喪失したことで、歯がなくてもできるようになるのだろう。察知をあなた自身、自己内部に取り込めるようになり、相手の心を読めるように訓練してみよう。時間はかかるかもしれないが、今後一旦できるようになれば、歯のない無歯顎より歯のある有歯顎のほうが、遥かに簡単なこととわかるはずである。

 処置する歯は動くから本人は気がつかない、だからこそ歯科医が正しく修正して戻してあげる必要がある。
 「眼に見えない動きをみよ、歯の動きを最後まで読み取れ!」
 
 長い間鍛練し自分なりに技術をマスターしたすえに、歯の治療を行う歯科医は、自分が最良の技術を発揮できるという「自己確信」をもって、臨むべきである。どんな顎でも噛み合わせが安定させて誘導できることが可能であると。歯科医の唯一の目的は「患者の幸福」である。目的の達成が至福の喜びにしよう。
 最後に最も難しいことを歯科医のあなたに教えよう。それは、正しく実践し確信を持って実行することだ。そうすれば確実に構築できる。勘違いしてしまうことは、講議を聞いて知っていることと、実際に実践することの間には大変な距離があることである。今までの私の言ってきたことを「頭でなく」理解し本当に実践することができれば、間違いなくすばらしい歯科医師である。

チバレイ 2004年05月16日(sun)

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 人それぞれ身長や体重が異なるように、筋肉や腱の可動域や筋力、バランス能力は一人一人違います。周りの人と同じポーズができなくてもいいのです。自分の体と相談しながら、無理のないポーズをとることです。無理をしていないかをチェックするポイントは、「自然な呼吸ができているか」です。ポーズをとったとき、息をこらえてしまうようでしたら頑張りすぎている証拠。自然に呼吸ができ、少し余裕の持てるポーズに修正することです。また、「痛い」「怖い」「ぐらぐらする」と感じたら、体を緩めるかそのポーズは止めること、逆に筋肉や腱を痛めたり転倒して怪我を招いたりとします。
 ヨガは、自分と向き合うプログラムです。鏡を見ながらポーズをとることで、まず自分の姿勢の善し悪しに気づきます。そして様々なポーズをとることで、「右は簡単にできるけど左はつらい」「今日は体が傾いてバランスがとりづらい」といった自分の体のその日の状態を客観視し、弱点に気づくことができます。そういった気づきを大切にしてください。そのうえで弱いところや行いづらいところを自分で改善していこうとすることで、身体の諸機能を高めることができます。姿勢を良くすると運動可動域が広がり 、横隔膜の緊張をほぐし、呼吸がスムーズになり、ホルモンバランスや自律神経の流れを良くします。また血行や新陳代謝が促進され筋肉のバランス がよくなります。


 どこまで伸ばしていいのか、身体に聞いてみよう、気持ちいい所まで伸ばせばいいのです。ところが例の装置での引き伸ばし治療はとても困ってしまうのです、繊細で脆弱な部分ほど安易に引っ張れば伸びてしまうわけなのです。伸びきった所で装置の外した後の処置を引き受けることがあります、確かに著名な所をまわってもまともな咬合治療がないことは、異常な装置を見てすぐわかります。あなたがここに来ている以上、問題点はよく理解しています。最初から大きなダメージを抱えて、引き継ぐわけですから、正しい治療が始まると言っても度重なる失敗でのマイナスダメージをすべて引き継ぎ、現実の認識と大きなリスクを抱えて開始するという大いなる覚悟が必要なのです。
 顎はけっして歯と同様リセットは絶対にありません。既存にされて来たすべてが、すなわちよいことも、悪いことも折り重なっているのです。非現実的な装置で無理矢理ですから、自分の力以上に伸ばしてはいけないのは常識で考えて当たり前のはずなのです、、。シカには一般常識が通用しない世界のようです。
 顎を伸ばしてしまうわけですから、余計な装置の負担のため実際にかかる治療期間も同様に引き伸ばしになってしまうのです。歯科の治療はヨガと同じで、けっして伸ばすことにがんばりすぎてはいけないのです。どんなものでも自然が一番です。正しく治療すれば、以前のあなたと同じ身体に戻るように快適にリラックスでき、顎や身体が楽なるのことを目指します。リラックスできているかどうかは、形状を判断する脳が決めることなのです。だから回復できるかは、最終的にはあなたが決めることにもなります。そしてその答えをいっしょに探すことが私の使命なのです。
 ここでしっかりと新たな常識として憶えておいてください、症状の初期に入れることで、血流が行かなくなり壊疽し簡単に破壊されてしまう繊細な組織なのです。さらに一旦伸びきったものは容易に折り畳めません。だから最初から症状がとれると言われてもけっして、勧められるままに
 「スプリント」を入れてはいけないのです。

自動車の「原型」 2004年05月15日(sat)

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イタリアのフィレンツェ科学史博物館はこのほど、レオナルド・ダビンチのデッサンに描かれていた現在の自動車の「原型」にあたる車を実際に製作し、公開した。
 原画に説明書きがなく、謎のデッサンとされていたが、米国のダビンチ研究家のカルロ・ペドレッティ教授の発案で、ロボット工学の専門家が協力、同博物館のスタッフやミラノとフィレンツェの研究所がコンピューターを使いながら、車の「原型」組み立てに成功した。
 ダビンチの原画によると、車輪は三つで鉄のばねで動き、時計と似たメカニズム。カシやブナの堅い材質を使用、5カ月かけて完成、路上実験で数メートル動いた。
 イタリアが15世紀に生んだルネサンスの巨匠ダビンチは天才的な芸術家で、科学者でもあった。ヘリコプターや戦車、潜水艦の原型とみられるデッサンも見つかっている。


 ハブが壊れる、タイヤが外れる。構造上欠陥車であることが明らかであった。
 身体でも同じことのようだ。しかし身体の構造上の欠陥であるといってリコールはできない。
身体は返して修理することはできないからだ。
ここまで身体を作ったのは、さまざまな過程を経ている一概に歯が作りあげただけではない。しかし明らかにシカが原因のこともある。止まる、曲がるができず、タイヤが滑る、引っ掛かる。これではとても困る。

 あなたはとても幸せだ、自分の弱点をすべて見い出して、冷静に自分を見つめ真実が明らかになったからだ。今後私注意する留意すべき事柄(アドバイス)をしっかり守っていけば、身体の構造上の欠陥でも十分走っていけるからだ。
 逆にできた所以上に、歯の構築で身体を治そうとしてはいけない。確実に歯に負担が来て身体通りの歯に逆戻りになる。身体の健康を構築していくのは生活習慣を改めるチャンスで長丁場に築いていく。
短絡的な発想ではなく、健康を創造していくことに全力をあげることである。

 歯の治療は最小限で最短距離がよい。早く戻せば戻すほど、損傷は少ないからだ。
なんの不満を持たず「感謝」が持てれば、やがて病状はあなたから距離を起き始めやがて逃げてくれる。

母から子へミュータンス菌が感染する 2004年05月14日(fri)

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 齲蝕の原因菌であるミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内にはまだいません、ミュータンス菌は堅い組織にしか住めないので、歯が無ければ宿無しになってしまうのです。乳歯が生え始める生後6ヶ月頃からミュータンス菌は見つかるようになりますが、いったいどこから口腔内へやってくるのでしょうか?
 実は、赤ちゃんと触れあう機会の多い母親などから、食事中のスプーンの共有などによって、だ液を介してミュータンス菌はうつるのです。おもに母親からの感染が多いため、母子感染と呼びます。当然、母親の口腔内にミュータンス菌が多い程、より感染しやすくなります。また場合によっては、お父さん、おばあちゃんなど。母親以外の保育者から感染することもあり得ます。
 乳歯が生えてくる時期で特に感染の危険が高まるのが、生後19ヶ月から31ヶ月の1年間です。この時期を「感染の窓」と呼びもっとも注意が必要です。この時期、しっかりと感染予防ができれば、その後は、ミュータンス菌が感染しにくくなります。そうはいっても食事のときにかわいい赤ちゃんとのスキンシップをひかえるようにお願いするのは、母親に対しても酷なことです。


 ここで既存の頭の中の一般常識を変えましょう。結論からまず言います。
 「ミュータンス菌はけっして悪くありません。」
 いままでムシバを作ると言われるミュータンス菌がとても身体に大事な仕事をしてくれているのです。
ミュータンス菌が感染するには、意味があるのです。これは歯がある限り存在する常在菌なのです。そしてこれは確実に必要なものなのです。
 管理統括に置かれた予防システムは身体を正しく機能させません。だ液で細菌の数を調べ、リスク診断を調べ、口腔内を機械的に刷掃するシカの予防システムは、確かにムシバの少ない子ができてきます。しかし大切なものを同時に失うのです。管理下におかれた子供達は、人間関係が殺伐とし、情緒を養い、人間らしさを失っていくからです。歯の表面の作用は、不快なときは、不快と正しく感じることで体液循環システムを用い、歯の表層が脱灰するのです。もちろん眼にみえないミクロの単位の顕微鏡でみえるかみえないかのレベルの話しです。脱灰させなければ、不快な当りが歯の表層に残ります。だからいつの間にか「切れる子」を作りあげてしまうのです。毎食後酸にさらされてエナメル質は常に歯面が酸で鍛えられます、つまり強いエナメルを作りあげるのです。よって「食後30分は歯を磨いてはいけません」何故なら再石灰化は其の時間帯に唯一行われるのです。せっかく徐々にPHが酸からアルカリに変わりCa+が戻り始めた時に、歯をしっかり磨いてしまっては、穴の開いてる空洞の時間帯に大切なエナメル質を歯刷子で傷つけることになります。
 ミュータンス菌の出す酸で口腔内は、多種の雑菌を一気に殺菌するのです。予防歯科学の権威のある先生とツースフレンドリー協会とのバトルはとても外からみても見応えがあり、大変おもしろいです。もちろん歯ブラシは1日1回で充分と主張する予防の先生のひとり勝ちです。自然のシステムは菌が悪であるという単純な論理ではけっして解決できないものなのです。ある大手の歯刷子メーカーは意図的に情報を流しています、ミュータンス菌が悪と決めつけているのです。そしてまた同時に頭の中に間違った固定概念を予防の常識として植え付けられてしまっているのです。
 虫歯は本来歯の内部から出来るのですが、歯刷子をしすぎると、外からムシバになるのです。
 本質的な予防を考えて、先の先のことまで指摘しています。母から子へ本格的に継承するものは菌ではありません。

全ての生物に地球の自転のリズム 2004年05月13日(thu)

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 進化論的に身体の機能を考えれば、現在の環境に適応していく過程で有利であった機能、もしくは不利にならなかった機能が残ってきたと考えられます。たとえば良く「汗をかくのは、体温を一定に保つためだ」というような言い方をしますが、それは、あたかも体温を一定に保つために、発汗の機能が出来た」ことを暗示しているように聞こえます。でもこれは、「発汗という機能が体温を一定に保つ為に有利に働いたために「淘汰されなかった」」方が正しいと思います。「汗をかくのは、体温を一定に保つためだ」のほうが、進化論的な考え方を導入する必要がなく、分かりやすいので一般的に言われているです。 「なぜ眠るのか」ですが、ヒトと同じような「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」から構成される「睡眠」は、鳥類以上(鳥類、哺乳類(霊長類))にしか認められませんが、爬虫類以下(両生類、魚類、軟体動物、昆虫)でも、「動かない」「刺激に反応しない」「特定の寝?場所にいる」「特有の姿勢をとる」などの特徴をもつ、鳥類以上の睡眠と共通する「睡眠様」の状態があって、一日のうち一回、この状態を一定時間保っています。全ての動物に広い意味での睡眠があるのです。また、植物にも24時間のリズムが認められますし、単細胞生物にも活動と不活動の周期が認められます。全ての生物に何等かの形で活動と不活動の周期が認められるのです。 全ての生物に24時間の地球の自転のリズムと同周期の活動周期があるということは、生物の24時間周期が、地球環境の24時間周期の変化を取り込んだ、もしくは適応した結果であることを示唆しています。つまり、我々が睡眠と呼んでいるのは、地球の自転周期に生物が適応した結果、生じたリズムのうちの、ある一定の状態を保っている一部分を指しているということになります。  


下の図のエナメル部分の拡大写真です。
 細菌学上、少しでも勉強していればわかります、ムシバは昔から存在する普遍的な日和見感染なのです。
つまり普段はおたがいになかよく共存している菌は迷惑をかけないのです。とろこが口腔内のバランスを崩す心身の状態であれば、共存関係が崩壊し感染症になるのです。これは宿主側に問題があるためです。
 菌がいるからムシバになるのではないのです、反省すべき行い自体が自らへ問題を引き起こし招くのです。痛みは生理的な適応能力を落さないように知らせてくれます。自らの過ちや歪むを其のときに、悔い改めるのです。ここが分岐的であり、さまざまに自分を客観的に見れるかどうかで、のちのち変わっていくのです。きちんと日常生活を振り返り反省し、人間らしい情緒溢れる生活に戻れるかどうかです。病気の存在理由の一旦がそこにあります。よって反省しないパンツをはいている猿(人)は永遠に同じことを繰り返すのです。
 それは本人が「気がつくまでです」。
 現代のシカは夜間寝ているときに、歯軋りがあれば、シカでは歯と歯の間にマウスピースを入れて噛まないよう指示します、そして歯同士すりあわないように指導します。しかしこれは根本治療ではありません、心身のサインを何をすべき手立てなのか、正しい表現として捉えていません。シカと本人は肝心なことを見落としているのです。
 だから「音」をたてて教えてくれているのです。生体にある必要なリズムを壊しているからです。気づきを与えられて本人が覚醒したとき、次に気がつくことは、元に戻してくれる正しい治療をしてくれるシカの存在が少ないことでしょう。日本至る所周りにシカ医院が溢れているのにもかかわらずね。
 歯のエナメル質をほとんど削られている人を見ます、シカで削られてしまった所以外が正解です。正解の少ない人は大変です。逆にスプリントで歯の表面を覆ってしまう治療も間違いです、すべて不正解を作るだけです。自然の歯のエナメル質の形状よりシカの形状が正しいわけがありません。このような間違いが起こるのは当然です。あなたが気づいても、シカが気づいていないのです。
「シカ学問は体系的にすべてを網羅していません」
 確かにシカでマニュアル通りに歯は治っても、あなたの自然のリズムを壊され、記憶を喪失させられることが、そもそもの始まりなのです。

エナメル質のしま模様 2004年05月12日(wed)

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 ネアンデルタール人は現代人より成長が早かったことが、仏国立科学研究センターなどの研究で明らかになった。29日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。歯の化石の成長速度を調べた結果、20歳前後に骨などの成長が止まる現代人より早く、ネアンデルタール人は15歳で大人になっていたと考えられるという。研究チームは、ネアンデルタール人と現代人、ネアンデルタール人の直接の祖先に当たるホモ・ハイデルベルゲンシスなどの歯の化石計360本を調べた。歯のエナメル質は9日周期で成長するため、年輪のようにしま模様ができる。現代人やホモ・ハイデルベルゲンシスは成長速度が徐々に遅くなるため、しま模様が成長に従って狭くなっていたが、ネアンデルタール人は幼いころからほぼ一定の間隔だった。この結果、ネアンデルタール人は15歳ごろには大人の体格になっていたとみられる。ネアンデルタール人は約20万〜3万年前に欧州北部で生活していた。国立科学博物館の馬場悠男・人類研究部長は「ネアンデルタール人のいた時代の欧州北部は極めて寒く、生き延びるために早く大人に成長する必要があったのではないか」と話す。


  シカでも勘違いしていることは、歯は感情があるのです。情緒が安定すれば歯髄から歯冠へ体液が流れ、逆に過度の緊張や不安に襲われれば、体液は歯冠部から歯髄部へとまったく反対に流れるのです。大事なものが逃げ出してしまうのです。
(体液循環システム)
 歯は硬組織ゆえに石のようにただ硬く、死んでいる物質と思われていますが、人間の情緒と感情を機敏に察知しているのです。歯には美しい縞(しま)模様が見られますが、これは自然の移り変わりや人間生活の変化につれて現れてくるものなのです。歯の表面では、だ液中に含まれている抗体S-IGA(分泌型、イムノグロブリンA)という物質が働いています。これは、細菌の感染から身を守ってくれる抗体です。快と不快という差として分泌量の大小に作用します。心のあり方が、だ液の分泌に影響するために、くいのない人生を楽しく生きるこのことが、われわれ生物のもっているあらゆる病気から身を守る役割をする自然治癒能力の働きを強め、高めてくれるのです。部分的にあれこれシカで治療されます、其の部分はみため問題がないことがシカの判断です。しかし身体全体からみれば、シカで施されたみため問題の無い部分こそ取り組むべき問題であることもあります。学問としてよかれとしていることが、現実的なこととして身体を弱体化させ、本来の免疫を発揮させられないこともあるのです。
 どのように文明が進み、科学の発展があっても、身体は永遠に人間は「パンツをはいた猿」なのであります。
 エナメル質のしま模様は、黄色枠の拡大部分で13日の図になります。しま模様は、あなた自身の生き様を表現しています、歯を診ればすべての経験を記憶しているのです。あなたが忘れていることでさえも織り込まれているのです、、、。
  「噛むと記憶が蘇(よむがえ)るのです。」

Esumi 2004年05月11日(tue)

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 払いましたか?まだでーす、払ってません。えーすみ ません。
これはしゃれてる場合ではありません。それとも、えーもう払ったって?、、、。これは年金の話しではありません。歯科の自費診療の回収システムです、そういう場所は失敗してもまんまと請求できるように、入金の催促を急がさせるものです。失敗後は足が自然に遠のくのです。失敗は術者が最初からわかってやっているからです。だから「何でも治る」って断定して物事を自信を持って言えるのです。でもこれは詐欺といっしょです。

 自由診療は個人と医院間での自由な契約ですから、私のような外部の人間はとやかく言うことはできません、しかしとある某所ではアマルガム1本で30万円は、自由経済の法則からしても、尋常ではないし、けっしてまともな治療ではありません。
そしてそれで治るのもまたとても夢のような不思議な話しです。

 また噛み合わせを知るものにとって「インプラント」というものをしっかりと把握しておかねばなりません。シカが経営的に安定するシステムとしてインプラントを推し進めます。そのことが後々噛み合わせにとってもっとも問題のある動き方をすることを知っておかなければなりません。大きな違いはインプラントはご存じのようにけっして動きません。不動です、動いたら負けですから。しかし歯は動きます、当然偏位時歪んでいるときも動いています。ですから偏位を戻せば歯も動き戻りますし、よって歪みも消えます。しかし歯が固定されている不自然な状態で、永遠に動けません。噛むことで動かなければ、歪みは永遠に解消できません。歯は骨に埋まっていても、一生かけて歯と身体が連動して全体として流れるように動いていく生き物なのです。歯を止めてしまえば、今後の一切の身体を止めてしまうものなのです。このように恒常的におこなわれている自然界の流れに乗り遅れ、遺伝子に従い身体を造り上げていくシステムに強力なクラック(傷)を入れてしまうものなのです。
 立ったり座ったするだけで歯の当る所が違います、そしてつねに不快なことを吸収するため歯は動きます。呼吸を吐いたり、吸ったりするときでも歯は動きます、生きていく上で呼吸は止めることはできません。よって生命活動を脅かすものです。やがて上部構造が壊れてくるか、天然歯が壊れてくるかで辻褄を合わせています。これは結論であり起こすことは時間の問題です。反論としてインプラント派を推進する人達はこう言うでしょう、長期に持続して持っているデータがあるとね。

 インプラントが長期的に持ち安全であると言う人は、施された人達があらゆる角度に渡って新たな歪みが見えない形で身体に投影されていることに気がついていません。悪影響がしっかり「長期に持続して」しているのです。入っているかぎりいまでもです。そして一生噛めないものしろものなのです。
 勧められて受け入れてしまう人は、よほどひどい義歯ではめることができなかったのでしょう。

食事の姿勢 2004年05月10日(mon)

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 日常の姿勢からも関係しますが、正しい姿勢で食事をすることが大切です。食事の時の姿勢は、昔からしつけの第一歩でした、最近は孤食(普段から時間がすれ違うためひとりで食事をすることが多くなっています)のための弊害が出ています。ファーストフードの時間と手間ひまかけて作った和食とではおのずと食事時間に差がでます。その時間の差が咀嚼(ソシャク)回数すなわち噛む回数を決定してしまうのです。
また足を組んで食事したり、テレビを見たりして咬合平面を崩して噛むと歪んだ状態で歯が並びます。これは成人になってもでもそうです。歯はつねに安定をはかります、しかし外力が正しい方向へ働かなければ正しい噛み合わせにはなりません。
 頭蓋の位置すなわち上顎の平面を崩さないようにして、足を踏ん張り下顎を当てるのです。噛む筋肉は足のヒラメ筋まで作用しているのです。上顎を支えるのは、全身です。下顎で顎の位置を解析しても意味がありません。
 噛む時は上下顎とも同時に動くからです。
歯の治療をされていれば、いまからでも遅くありません、正しく噛めることができるかどうかチェックをしてみてください、数多く正しく噛むことが大切です。
 噛めないように誤って設定されているから、噛む回数が少ないのです、よって正しい噛み合わせに到達できないのです。
 正しく噛めることができているかのチェックは、簡単です、その人の持っている癖と大変関係があります。

食事の姿勢(クイックタイム必要)

足りない咬頭 2004年05月09日(sun)

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 ムシバのために銀歯のインレーを入れるために、歯を削り窩洞形成をして型を取ってセットする。
うまい早い安い、どこかで聞いたことがある台詞である。この場合シカ的うまいとは、噛む時に高くないすなわち足りない咬頭のことを示す。入れられた当人に聞いてもけっして高いとか当るとは言わない。すなわちうまいインレーは高さの調整が入らないからだ。お気軽なシカインレーは当たり前である、最初から当てて作っていない。そしてその指示は確実にシカDR.からの要望だ。「なるべく低く」作れと指示されている。歯は軸面で高さを認識する。すなわち一旦接触させてから当りの方向で認識作業をする、当る所がなければ、顎が挙動不振になってでも無理やり当てにいく。距離を測りにいくようなものだ、距離感の不明なものはとても不安だからだ。しかし入れられた当人は違和感はほとんど感じない、入れたシカは確実に滑っていることに気がつかない。
 「眼には見えない量だし、感覚に感じさせない量」である。何度も言うように、偏位の量の大きさではなく、偏位の質的レベルの異常性のほうがより問題を引き起こすのである。
 もし当人が気がついた場合注意して欲しい、何故なら一生懸命に滑らないように当てている窩洞の回りをさらにまたシカで削られるからだ。赤くつく点は削ってはいけない、より挙動が大きくなるからだ。しっかり止まるべきストッパーがないから、本来あるべきストッパー其の周りをぐるぐる回る、回った周りに趾がつく、そしてそれをシカがまた落す悪循環だ。
そのようなレベルのインレーを入れる限り、軌道の修正技術は持ち合わせていない、すなわちシカでは調整させてはいけないのだ。

 ほとんど逆の余計なことをしでかし、問題を大きくさせてしまう。入れられたインレーの技術レベルを判断してから、あなたは相手に主張すべきだ。相手の技術判断を間違ってインレーが変だとうっかり言えば、悲惨な結末を待つからだ。歯と顎はつながっている、歯が不審な動きであれば、顎の動きも同等だ。その滑りが次の展開へ行く。よく憶えおいて欲しい、インレーほど恐いものはない、問題に気がつきにくいし、さらなる問題の発覚までにさらなる時間がかかる。気がついても、気がつかなくてもどちらにしてもシカでは大変な結果である。

 インレーを入れる一番多い年代を考えてみて欲しい。c1,c2など比較的軽度な初期ムシバを作る年代は、いわゆる顎関節症状の多い10代と一致することに気がつく。若い健全な顎ほど敏感に反応するから、間違って設定されたインレーは影響力が恐ろしいほど強いのだ。

ゆうか 2004年05月08日(sat)

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目と口の関係
 人の顔の表情は、まず目が基本的な方向をきめ、そして口の開きかたの大小が、きめられた表情の大小を補います。質と量が目と口で分業化されているのです。
  目・・・情感的な質をあらわす
  口・・・情感的な量をあらわす
 以上のことを理解したうえで、表情を伝えるのに目と口(口と歯)では、どちらが優れているか考えてみましょう。
表情を目だけで表現するよりも口と歯でするほうが、動的な分だけ容易です。「目は口ほどに物を言い。」ではなく、「口もとのほうが目より物を言う。」だと思います。
 口の開く大きさに応じて、歯の見える度合いは違います。歯は唇をひきたたせるところに、表情的な価値があります。「人の目を見て話をしろ。」とは言いますが、動いている唇から変化をともなって見える歯に、人の目の注意は向いているものです。その方が持続しやすく、生理的にも自然だからです。


 弾けるような元気さは見てわかる、前歯がニョキと2本出て見える。黙っていられずとても声も大きく積極的で行動する。これはアンテリアが完全しっかりと確立させている。元気さの秘密は歯の駆動できる機能性にある。アンテリアガイダンスとは前方や側方の運動の際、前歯部分の上下の歯の被蓋から動きだす一連の動作運動関係をさす。
 歯の当りは片方ではなく、左右両方必要である。ちょうど線路が1本でなく、2本のレールが必要であるようにね。上顎の前歯の裏側は、薄いシャベル上に形態が作られている。この上の歯の裏の窪みの部分に下の前歯の先が収まる。強く噛めば当てることが可能だが、そっと奥歯で噛むときは、前歯は触れていない。しかし一旦顎が可動し始めれば、確実に前歯は上下触れていなければならない。
 生まれたばかりの赤ちゃんが立ち上がるのにこのアンテリアを利用する、生え初めの歯が歯ぐきに触れたとたん立ち上がる、噛むことで噛む筋肉から背筋や足の筋肉まですべての筋肉が立ち上がる目的のために一つになり、力を入れることができるからである。求心性は人が生きていく上に必要であり、顎の可動領域は身体のあらゆる固有の運動範囲を確実にするもである。

 健康な男性が女子をみるとき、かならず自然に口元つまり歯をみていくことになる。何故なら確実に自分の遺伝子を残すために判断できる最良な判断材料として、健康な母体を発見するにもっともわかりやすいのである。歯をみればすべての健康が溢れているから一目瞭然だ。健康体であれば妊娠する、歯が2本左右均等にでてアンテリアがきちんとついていれば今度は安産を保証しよう。
 メルクマルとして歯を格納している唇の情感に魅力を感じるのは当然なのです。ルージュを塗る行為そのものが、唇の美しさの背景として、歯の重要性を見せているのです。そして赤い唇と対照的に健康的な歯は、視覚的な清潔感を与え、心の清浄な気持ちとともに印象的に結び付けるのです。歯が美しくなければどんな綺麗な色のルージュも役に立ちません。
 歯の色は、あらゆる色を引き立たせます。そして歯の状態は自分の心の象徴として正確に表現しているのです。歯は、あなたが理解している、してないにかかわず一番正確にそして正しく主張しているのです。
 ありふれていますが、お口は健康の入り口です。

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