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診療日記ブルー


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「目は口ほどに恐怖を語る」
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Tron

↓以前の日記

狭い世界 2004年10月14日(thu)

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 狭い世界という現象は、心理学者のスタンリー・ミルグラムが1960年代後半に提唱した「6次の隔たり(Six Degrees of Separations)」という概念から発展している。この概念は、社会において人間同士がどのように結ばれているのかを明らかにする概念で、6人の共通の知人の連鎖を介せば、世界中のすべての人間と間接的な知人関係を結べる、という考え方である。例えば、自分に10人の知人がいるとして、その知人にも10人の知人がいるとする。これを6回繰り返すと、自分には1000万人の間接的な知人がいることになる。ここで知人関係をそれぞれ20人だとすると、間接的に20の7乗つまり12億8000万人の知人が存在することになる。こうしたことから、昔から、少ない知り合い関係の連鎖で(つまり少ないホップで)世界中の人間すべてと間接的な友人関係を結べるのではないかといわれてきた。これを実際に実験で試したのがミルグラムである。こうした狭い世界の現象で特徴的なのは、個々人はそれほど広範囲で多岐にわたる交友関係を持っているわけではないということである。個々人はごく限られた範囲内でローカルな交友関係を持っているだけなのに、地球の裏側で生活している見ず知らずの人と間接的なリンクを少ないホップ数で張ることができるのである。別のいい方をすれば、ローカルには密接していて、グローバルにはまばらなネットワークができているといえる。なお、ミルグラムが提唱した「Six Degrees of Separation」は舞台劇から映画化もされており、『私に近い6人の他人』という邦題が付けられている。


 いまだ、ホームページ(HP)を新たな広告媒体と思い違いする古典的な考え方の方がいます。ネット創設期の物珍しかったHPの特色は、確かにそうであったかもしれません。しかし、広告としての役割であったならば、そのHPはすでに無くなっているでしょう(検索すると、みつかりませんとでるはずです。)。いまではHPは、はっきりと役割があるのです。広告看板や電柱広告はシカ医院名と電話番号など代表的な項目しか書いてありません。看板はまわりの住民に認知させる、医院の存在を知らせることのみです。広告には、はっきりした目的があります。NTTの電話帳での広告も同じです。眼につくように一面に大きく掲載して、認知してもらいたいことです。HPの目的は、さらに別な所に目的があります。一般のネットの方が、アクセスする理由としては、看板程度の記載内容を知りたいのではなく、知り得たい情報は、医院の全体の概要や得意科目など具体的かつ詳細なことばかりなのです。このようにHPにおける正しい活用のしかたとしては、
 
 情報の発信源とさらなる情報管理の一環として双方向によるデータ共有性にあると捉えています。

 HPはカウンターがあり、サイト管理者の更新の回数に比例し、サイト来訪の訪問数を確実に増します。HP上に常に新鮮な情報を的確にリアルタイムに発信していくことができるのです。またみるものは、つねに欲しい情報を居ながらにして容易に手に入れることが可能なのです。仮に看板が何かを主張したくても、熱く訴えることはできません。ただ黙って立っているだけにすぎません。ネットを通じての新たな試みは、すでに行われています。例としては、kr.の質問に対して、メイルといっしょに写真つきデータを添付し送信します、相手はそれを受け取り疑問点を質問します。といったように治療経過状況を互いにやりとりできるのが特徴です。。双方向でのコミュニケーションは、一方向での一方的な広告という媒体ではけっして行えることができません。ですからHPの担う役割はけっして広告だけではないはずなのです。テレビやラジオなど同時に公共性のあるものは、いやおうなしに眼や耳に入ってきます。しかしHPのサイトは自分で意識してPCを立ち上げ、マウスでポッチとそのURLに向かわないかぎりみることができないのです。よくテレビ番組の内容がくだらないと投書をする人へ向かって、くだらないならテレビを消して見ることはない!チャンネルを変えればよいこと!という人がいます。媒体を考慮すれば、テレビ、ラジオなどとのメディアは、HPとは大きくかけ離れた存在であるということがわかります。あくまで自分の意思がないとHPにはけっして到達しないのです。そこに垂れ流しでみえる番組広告との大きな相違があります。

 温かな声援のおかげで、いまも発信し続けることが出来きます。ちょうど「蝶が来なければ」と同じように人との繋がりができるのです。狭い世界とは、HPにより時間や距離が縮じまることだけでなく、同じように感じ同じように考えることができる共有空間に思いを寄せれば、本来の希望を叶えることのできる現実空間が現れることを意味します、歯の治療で新たな展開が始められるのです。現実的空間の世界は、こころの広さぶんだけ遥かにそして確かにシカより広いはずなのです。

宇宙のリズム 2004年10月13日(wed)

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 上図は、ラットの歯の断面を顕微鏡でみた状態、構築されていく歯の輪は、昼夜のリズム、週のリズム、月や年のリズムをあらわしているのです。歯は、人間の感知できない、いわば宇宙のリズムで構成されていくのです。

 歯は私たちの予想をはるかに越えて、実に短いサイクルで活動しています、自律神経系の影響を受けて、体液の流動が、歯の外側から内部へ、あるいは歯の内部から外側へとまったく逆方向へ流れるということがまず一つあげられます。
 次に、ネズミの実験でわかったことですが、歯の形成にはホルモンの影響があり、ホルモンの分泌は、昼や夜、あるいは、季節の変動で、刻々と変化しているというものです。唾液のなかには、パロチンといって寿命と関係の深いホルモンが分泌されていますが、このホルモンが体液にのって象牙質に達し、象牙質の成長に影響を与えています。歯の成長をみると、昼にできた部分と夜にできた部分とが明確に区分されるのです。
 さらに詳しく調べた所、歯には一週間ごとのリズムが刻まれているのです。いわば歯の生活歴です。歯にも、木の年輪のような周期があり、見つかったのです。
医者に虫歯は治せるか」  より 志村則夫著 



 メインに予防歯科で研究されたかたです。彼いわく、歯にも自然治癒力があるために、食後30分は歯を「磨かないで!」ということです。脱灰している時間に磨くから、エナメルが壊れていくのです。さらに虫歯の原因は、細菌の起こす反乱ではなく、心の作用と密接な関係を指摘しています。

 度々、宇宙の話は、唐突で難解であると貴重なご意見をいただきます。よってできるだけ簡単に説明させていただきます。例えば、すっぽり宇宙のなかで地球だけあるいは、太陽系だけでは、なりたちません。銀河系があり、小宇宙がなりたち、大宇宙があります。時折来院される、この歯だけ治してください、という急患の要望は、すべてにおいて配慮しなければ、1本の歯すらを治せないことを意味しているのです。

 宇宙や自然というものを、学問というわかっているだけの内容で作り上げた人間の解釈でまとめようとすると、例外だらけのものになってしまうのです。例として、保険の事務員が歯科レセプトほど、適応に書けば何でも通ってしまうのですと、もちろん実態通りですが、じつに理路整然と流れにのることは、ないものであるかという事実を意味しています。

 科学的な根拠とは、例外を許さないもっとも一番狭い 世界なのです。引力を発見したニュートンは、やがてさらなる発見でアインシュタインに否定されることになるのです。仮説は無数に存在します、発見ができたかどうかなのですから。それが、わずかなですが、大きな違いです。計算式をつかって難解な方程式をとかなければなりません。

 すべてのものが、すべての人に同じように証明できると考えている発想自体が、まだ科学から抜け出していないのです。科学は、世の中の現象のほんのごく一部を証明しただけにすぎないものです。論文などわかっていることが、すべてではなく。わからないことが大多数という前提を忘れています。論文にないことがある意味当たり前なのです。わからないことすら、わかっていません。その代表である「シカ」が大まじめに取り組んで「顎位」の位置は不明であるということが、噛み合わせの研究の結果、わかったという話には笑ってしまいます。義歯もうまく作れない理由がよくわかりますね。上記の発表は、シカ医師に噛み合わせが取れないということの証明ですから。はずかしいかぎりですね。
 シカでわからなくても、歯は逐次、宇宙から干渉、影響を受けています、歯と宇宙との関係、取り上げている理由がわかりましたか?

 

天才バカボン 2004年10月12日(tue)

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天才バカボン 主題歌のせいで、西から太陽が昇るって間違って憶えたものです。写真は歯科で少数派の地動説を称えている先生。

天動説と思っている子供が4割


「太陽は地球の周りを回っている」と思う子供が4割、月の満ち欠けが起きるのは「月が地球の影に入るから」と、月食と混同している子供も4割−

かなりショッキングな・・・天動説ですか・・・
自分は小さい頃にガリレオ・ガリレイやアインシュタイン、エジソン、キュリー夫人、ニュートンなどの伝記の漫画をよく読んでいたのでそれなりに知っていましたが・・・まあ、親に買い与えられた物なので、やはり学校だけでなく親の教育もあるような、その子供の親にも聞いてみたい物ですな。
ちなみにその影響か今はかなりの漫画好きになりました(笑)


 ガッツ石松伝説で、太陽がどちらに沈むと聞いたら、右と答えたのいうのは、有名な話だ。自分の場所からみてきちんと答えたことであり、生活上での配置を基準にしてものごとを判断することは、大変なものだ。誰でも西とわかる事柄だから、今の子の4割には、ガッツのギャグも通じないのものなのか?ゆとり教育では、大変だ。

 人は、平面な板のような地面で生活をしているとでも思っているのだろうか。自分達が球状の物体で、ものすごいスピードで回っているのに気がついていないのだ。これは、実際に本物をみてみないと分からないシカと同じである。余計な知識があっても、なんら治療に有効に使えないのが、現状でのシカ治療である。
 歯の治療をする際に、型をとった時点は、すでにもう過去なのである。1本の歯のホテツを入れようとしている間に、左右どちらでもかまわないが、すでに治療側と非治療側では、微妙な差を生じてくる。ホテツしている間に歯の無い治療側が低くなり、他の歯が一緒になって低くなるかもしれないと仮説でも立ててみたくなる。実際、1本でも歯が無ければ、無い側に傾くのは当然だ。
 正しい治療では、全員が体験していることであるが、新しく入れたホテツ物はけっして削らない。極端に言えば、入れた1本だけ噛んで、反対側が高くなるからだ。模型上で精密にあっていることが、基本条件であるのは言うまでもない。

 感覚は、当たり前の話だが、ちょっと前とで比較している。つまり、装着前と感覚を比較してもきちんと当たれば、誰でも高く感じるものである。そして、そのKR.の感覚通りに言われたまま、新製作したホテツを削れば、もとの木阿弥になる。
何故なら、型を採った段階での模型上より実際に低くなる。つまり、削ったことで、他の低い歯と同じレベルの高さに口腔内をしてしまうのである。よって新製作したホテツを削ることが、悪い低い治療中の状態に位置ずけしてしまうことになる。ホテツを削れば、確実に偏位させる、何故なら、この診断が一番できないからである。
 調整は治療中のイメージではなく、治療前のイメージである。

 時間の経過で、すでに頭蓋は印象時に身体ではないことに、シカは気がついていない。実際に歯は流動的でつねに動いているのだが、シカは動かないことを前提に物事を進めている、このことが大変なことだ。すべてのものは、ものすごいスピードで変化している。天動説のように何も動いていないとで思っているのだろうか?歯は硬い石で何も変化がないものとシカは思っている。歯自身最適化のため、明確な意思を持って、歯は動いている。

 天動説と思っているシカは、4割どころではないでしょう。だから私のHPを読んでもシカで理解されない?のが実態でしょう。
  「天動説を信じているシカは何割?」それでいいのか?シカの反対なのだ、だから正解なのだ。

歯根病巣 2004年10月11日(mon)

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 小臼歯の神経をとられてしまった方のお話を続けたいと思います。右下の小臼歯の神経をとられ、おまけに大きな銀歯が入っていました。そもそもは、前回の方と同じように、「歯が少ししみるから」という理由で歯科医院に行ったそうです。見た目には異常はないので、レントゲンをとって調べましょう、ということになったそうです。そして、レントゲンをとった結果、その歯の根の先に病変の黒い影が・・・。

 そのレントゲンを見せながら、「病気があるんだから神経をとるしかないでしょう」と説明をし、麻酔をして神経をとったそうです。

 ここまでで、明らかにおかしいところがあります。それは、『神経が生きているのに、根の先に病変ができることはない』という事実に反している部分です。
根の先に病変ができるのは、神経が死んでいる歯に限ります。例外として神経が急性のひどい炎症を起こしているときに、根の先の歯根膜が拡大し、やや陰影を帯びることも稀にありますが、、。この方の場合、歯がしみていたのですから、「神経は生きていた」ということになります。

 これは「麻酔をした」ことからも明らかです。通常、根の先の病変を治療する場合、もう死んだ歯ですから、削っても痛みは出ないので、麻酔をする必要はありません。
 では、当初この歯科医師が根の病変と間違えたのは何だったのでしょう??

 『オトガイ孔(おとがいこう)』というものがあります。これは、下アゴの骨にあって、神経と血管の出入りする穴です。位置的には、ちょうど小臼歯の根の先の周辺にあります。
 レントゲンの撮影時の角度によっては、根の先と重なって写ることもあります。もちろん、まったく正常な構造物です今回の歯科医師のように、正常な状態を病的な状態と間違えるなんていうのは、あまりにも酷すぎると思います。ましてや『オトガイ孔』は、ランドマークのなかでも『基本中の基本』です。


私の解釈は少し、違います。
 シカ開業医ですから、歯にかんしては、右も左もわからないまったくの新人ではありません。少なくても開業前に十分研鑽(失敗?)を積んでいるのです。そうでなけれは、銀行もお金を貸してくれません。お店を構えるということは、少なくてもある程度自信があり、世間から耐えられるレベルに違いありません。そのような基本の基本を毎回間違えるわけにはいきません。

まず、神経が凍みるということに着目します。

そして大学で習う一般的な解釈は確かに教えられた通りであるとすると、「生きている神経には黒い影ができない」と習います。死んでいる歯(失活歯)には、膿みがたまり、骨が吸収され丸く黒い影ができると教科書的に、教わりそれはそれでもちろんあっています。

 しかし、臨床で経験を積めば、ムシ歯がなくても凍みる歯は多数存在します。そして、生きている歯(生活歯)でなくでも、黒い影が存在します、もちろん『オトガイ孔』ではありません。常識に囚(とら)われているため、肝心な主訴を生かす治療を行えません。もちろん神経を抜く抜髄の処置では、ありません。そしてその凍みる健全歯が原因ではないのです。

 大きな視野でみえれば、あきらかです。反対側が原因なのです。左右は繋がっているからです。身体にみえる症状を起こす所は、必要「最小限」にあえて押さえこんでいます。つまり、もっと大きな問題が隠されていても、生体が無意識に起こしている防御反応のおかげで、常に小さな症状にとどめているのです。
 
 Kr.の主訴の治療をするわけですが、その凍みる歯を治療してはいけないのです。先にしておかないければならない所があるのです。凍みる歯を触ったとたんに、さらに偏位していくのです。黒い影は、生活歯にもできます。そして、凍みる歯は出来る限りの力で耐えているのです。揺らされている歯根相当における歯槽骨部分は、骨を吸収させられます。つまり、歯冠から歯根にかけて回転するモーメントが働いています。このローリングを改善させることなのです。症状はここから来ています。
 
 神経を抜かれたかたは、お気の毒ですが、凍みるからと言って健全な歯の正しい神経を抜いてはいけません。「おまけに大きな銀歯」が現在の診断学のないシカによる治療を代表しています。それが、また新たな歪みを呼ぶのです、だから、永遠に終わりません。シカにかかれば、一生をかけて歯が無くなるか、もしくは、歯は壊れてくれなければ、身体が辛いままなのか、どちらか選ばせる究極の2者選択をするしかないのです。

歯根断面 2004年10月10日(sun)

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マイクロCTによる歯根断面です。

 本当に適しているのなら、身体にあっているのなら、「後戻り」などしません。いったん矯正してしまった歯は、もとに戻ろうとしますが、戻る場所(スペース)がなければ、動きが取れません。やがて歯周病で骨がなくなり抜けたり、歯の隣接面同士がこすれたように壊れたりすることは、矯正開始前にはわからなかったでしょう。
 歯は動かしてはいけないのです、歯の移動がそのまま顎位の移動ですから。歯が一山越えてしまったなら歯は戻りません。移動させられた後、もし後戻りできるのであれば、大変幸せです。そして戻った位置は、唖然とします。何てことない「最初の移動前」の位置に戻っただけなのですから。
 くしくも矯正後、歯科矯正医は、Kr.の歯が後戻りしないように、マウスピースを渡し装着を義務づけるのです。人為的に吸収添加された骨は、再度溶けやすいことを知っているのです。ある老矯正医が、自分の身内である甥っ子の矯正を強く反対していました、若い芽をつぶしてしまってはいけない危惧からです。けれど反対の理由が理解できない甥は、矯正治療を自ら始めたのです、、、、。 青年の運命はどうなるでしょう。

 歯は、あらゆる感知する能力を持ちます。形状は、代々遺伝子により引き継がれて、すなわち情報の収集は、その場所で行われるように最適化されている状態なのです。発生学的に位置という根本が最初から違っているのであれば、けっして有用な正しい情報は、入ってきません。
 「意味をもって、歯がねじれているのです」
曲がってたり、真っ直ぐだったりしているあらゆる歯の根元をみれば、すべて同じように均等な場所からスタートし発生しているのです。
 正しく成長していないから、歯が曲がっているのですが、曲がっているから、顎は正しいのです。
歯をまっすぐにとか、顎の位置を変えたりするような
 シカ的「顎の治療をするから、顎と歯両方狂うのです」
 いままでは、シカの通常治療だけだめだっただけですから。

歯槽 2004年10月09日(sat)

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 歯槽をみれば、わかります。顎骨における最適な方向、位置を教えてくれます。

 矯正は、その基準を変えるものです。顎骨中に埋まり生えてくる芽の基準を変えるのです。骨における絶対値や比率として生まれる前から決っているのです。人の考えで並べる基準で変えてしまうことは、誠に勝手な遺伝子操作です。少ないスペースを有効に使う、方法はもうすでに身体で考え、お口に中で起こしています。歯が大きくて並びきれない場合はきれいに歯をがたがたにします。すなわち「叢生」は自然の生み出す知恵なのです。2ロックがそうです。そしてこの歯はムシ歯にならず、頑強です。叢生になって重なっているから、ムシ歯になるのではないのです。何2ロックを矯正で外してしまった?2ロック外してはいけないのです。そしてホテツで前に出してもいけないのです。シカで触るから2番がホテツになってしまったのです。そしてその先は、、、。発生学的にみて芽が狂っている人は、いません。それが前提です。ですからもし狂っているのならば、その方は生きて産まれてこないのです。

 人為的に起こす歪みは、歯の位置方向を間違って変える恐れが大です。装置による歯槽骨を吸収させ、無限に動かすブラケットは、本来自然の起こす移動の許容量を遥かに超えています。身体からは考えられなく異常な量なのです、ですから無理にでも最後は並ぶのですが、、、。身体への症状の存在は、その見返りからくる身体からの正論です。他の人が大丈夫だから、問題ないという論理は、問題のすり替えです。単に傾斜を修正する歯軸の修正の場合でも、移動量はあまりありませんが、それでも「他の歯」までも動いているでしょう。ぎりぎりで、そして偶然許容範囲にある状態をとりあげて、何ら問題がない、と断定するリロンでは全く的はずれてあり、とても当てになりません。もともと審美的な要素を考慮し矯正するかたに、病的な人は一人もいません、若く健康体であるから無理を、一旦は受けつけるだけです。やがて「顎位」問題が露呈しますが、、、。

顎位置における矯正の違いを、ホテツでおぎなうつもりでも、歯はいったんは収まっても、また顎のズレで、歯は噛まなくなってしまいます。
 合わせても合わせても、歯同士開いていってしまうのです。歯の位置が違うこと、すなわち顎位の違いは、顎位の後戻りにより、また再度リセットされてしまうのです。顎の位置を変えてはいけない理由です。歯が振り回わされてしまい、決着がつかなくなってしまうのです。

 

歯科用CT 2004年10月08日(fri)

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 インプラントは、画像から得られる情報は有用です、どこに骨量があり、解剖学的に打てる場所を探し出せるからです。最近は、骨を人工的に増やし、さらに打つ場所を増やす手術をしたりします、画像診断によりさらに可能になりました。しかしインプラントには、咬合学がありません。人為的な骨癒着したインプラントは、歯ではありません骨結合では、上下で咬合しないのです。歯は移動して最適化をはかり、経年変化に対応し自分で模索し、もっとも良い条件を生み出す努力をします。

 インプラントがもたないのは、そのためです。インプラントが持つと主張するDr.は、打つことに夢中で、他の天然歯がだめになっていることに気がつかないだけです。あるいは、知っています。わかっているのに、やるのです。怖いことです。必要があって、体や顔が歪むのですが、その自由をすべて奪ってしまうものなのです。

解剖的な所見をもとに、直接的に噛み合わせにいかす診断をすることはシカでは残念ながらできません。顎のMRIやCTを撮った顎関節の像は、画像撮影時の状態を正確にあらわしています。しかし単に診断と別に処置方針は分けて決められてしまうのです。もしダイレクトにみたままで決めてしまうのであれば、恐らく鮮明に撮られた像を元に、マニュアル通りに勧められ科学的な根拠の「顎関節症」の治療方法、すなわち観血的に切除する外科療法を第一選択とし施されてしまいます。手術直後の経過のはもうおわかりだと思いますが、さらに術後はより重篤な結果を招くかたもいます、必要性を間違えると大変なことを起こすのですです。なにしろ「完璧に」手術は成功します、しかしこれではだめなのです。

ではホテツ的な処置ではどうでしょうか?シカのホテツ的な処置で、安定した顎位を目指そうと、「画像上で顎頭が関節窩の中心にあればよい」という根拠のもとに、顎の位置を変えようと考えています。これも歯を抜かし考えている大きな間違いです。確かに顎位がよいことにこしたことはありません。しかし歯の機能を理解していません、噛むこと歪みを解消し、骨を造り出すということを、専門家はどこかに置いて来て忘れています。歯をどこかに忘れてさまざまに症状を解消しようとする勘違いDr.は、いまだ多いようです。顎位においても、議論する余地があります。はっきりいって真ん中でよいか、そして真ん中がどこか示す科学的根拠は一切ありません、コンピュータの像で3次元的な形状を再現することは可能でも、正しい位置を表示することはできないのです。結論として間違いがないのは、噛む位置を基準にするのです。

 成長とともにある固有のズレを機械の判断基準で解消してはいけないのです。

ABBEY ROAD 2004年10月07日(thu)

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 発売は『レット・イット・ビー』より先だが、レコーディングされた時期はこちらのほうが遅いため、実質的にはビートルズ最後のアルバムと言える。 

 ビートルズはCTスキャンの生みの親だった!英国EMI社は小規模な電器会社だったが、そのレコード部門に所属するビートルズによって莫大な利益を得た。その一部を社会還元するために開発費を投じて生まれたのが、CTスキャンである。
1975年には日本最初のCTスキャンが東京女子医大に設置された。輸入は東芝が行い、当初はエミ(EMI)スキャンと呼ばれた。しかし、英国EMI社は販路と継続開発が軌道に乗らず、1979年にCTスキャンから撤退した。その年の暮れ、CTスキャン発明者のSir Godfrey N. Hounsfield と Dr. Allan M.Cormackはノーベル医学生理学賞を受賞している。


 ここまで見ているかたには、再三同じ繰り返しですから不必要かもしれません。でも大事なことですからよく理解されてみてください。これから見ている方に言いますが、より問題が重篤で検査を必要とするかたは、すでに十分自覚症状があり、器質的変化を自分だけでなく他覚的に「誰でも」わかるようになってきているわけですよね。ですから診断はもういらないのです。そしてその状態で何かをすれば、さらに悪化するのです。
 症状に波及により起こす変化は、顎頭だけではありません、上顎骨へ波及し、さらに歪みは全身のあらゆる所へ至っています。つまり、狂った状況下において、一般的に正常?と思われる位置すなわち関節窩の「真ん中」へ持っていってもまったく意味がないのです。さらに円盤をのせても可動させれば、すぐに滑落します。これは当たり前のことです。問題箇所の原因が関節ではないからです。ちょっとよく考えればわかることですが、シカの診断のシステムの欠落がそうさせているのです。よくあるわかりやすい例としては、仮歯のままの人は簡単に落ちています。理由はおわかりですよね、体に対して意図されていない仮歯だからです。正しく設計された仮歯でも同じことです。仮歯では機能を果たせません。体のなかで、一番硬くなければ、一切の機能を果たすことができないのです。シカ医は、歯のエナメルが一番硬いことを知っているのに、柔らかいレジン(プラスティック)を使用し続けるのです。これが、さらに悪くする原因です。
 悪くなったものを局所的に見る口腔外科で処置されても、外科医が気の毒です。シカ医がムシ歯をみれば、何も考えずに条件反射で削りたがるように、外科医は、悪い顎をみれば切りたがるだけです。診断は、治療と一体化され的確に反映され結果が伴っていることが必須です。単に「悪い」ものをみて嘆いてもだめなのです。じゃ一体どうするって?しいて言うなれば、珠玉混合している中でよい基準をみてあわせるのです。すべてに辻褄があってくるのです。画像診断をしなくても、歯をみれば状況はわかります。
 遠い理想的な目標を目指す時、「悪い画像」がどうしても自分を見失ってしまいがちです。はるか彼方にかすかに見える、あるいはまだ夢見ることすらできない理想とを今の状態とで照らし合わせても、あきらめてしまいたくなりがちです。正しい治療で目標は、日々の努力にて、確実に理想に近づけていきます。
 遠い先の理想を常に頭に掲げながら、理想とかけ離れた自分でも決して自信を失わないでほしいのです。大切なのは、今自分が理想に近づこうとしているかどうかです。頑張ってる自分がいれば、そのことだけで100点をあげましょう。たとえ”100%の自分”ではなくても、”今の自分の100%”でいられるのであれば。
 現実をすべて受け入れて「肯定」するのです。やがてどなたにでも必ず通ることのできる明るい道は開かれます、後は気がついたその時に、正しく進めるかどうかです。

再生 2004年10月06日(wed)

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 口の粘膜から角膜再生、視力回復に成功
 口の粘膜の細胞を培養して作った角膜を移植し、角膜が損傷した患者の視力を回復させることに、大阪大病院眼科の西田幸二講師らのグループが成功した。患者自身の細胞を使うので拒絶反応はなく、角膜移植に代わる治療法として、実用化に一歩近づいたと言えそうだ。16日発行の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した。
 臨床研究には、抗生物質の副作用などで角膜が損傷して両目の視力が低下した患者ら4人が参加した。口の粘膜細胞には、角膜の上皮組織のもとになる幹細胞が多く含まれている。西田講師らは、患者の口から2―3ミリ角の粘膜を取り出し、ガラス皿で2週間培養してシート状の角膜上皮を再生させた。
 それぞれ片方の目だけに移植して1年後、ほとんど視力のなかった患者2人は、移植した目の視力が0・2と0・07に回復。0・01だった2人も、0・8と0・4に回復した。片方の目だけが損傷している患者は、健康な目の角膜から幹細胞を採取できるが、今回の方法なら、両目が損傷していても治療できる。
 西田講師は「3年以上経過を見て、移植した角膜上皮が根付くかどうか確かめたい」と話している。
 ◆幹細胞=臓器や皮膚など特定組織の細胞に成長するおおもとの細胞。血液の幹細胞が筋肉に変わるなど、ほかの臓器や組織に変わる能力を持つことも最近判明し、再生医療などの分野で盛んに研究が進められている。


 模型をみれば、ほぼどのような顎運動をしているか印がついていますから直接みていなくても、わかります。そしてDr.がわかっても、作り手がわからなければ、作ることはできません。
 形状がそのまま機能を表しています。いうなれば形がそのかたの、心を表現しているのです。薬を飲んでいる人は、その苦しみがにじみでているわけです。シカの世界からみてもわからないだけです。
 
「講演者(私)」「みれば、薬を服用しているかすぐわかります」

「シカの先生」「では、もっとやさしくわからない人に、わかるように説明ろって!」
「講演者」「はーい、このお言葉は痛いほどよくわかります。説明しましょう。」
(でも自分的にはわかりやすく再三繰り返しています。)

「シカの先生」「ここで質問?...」
「講演者」「途中の質問があるのですね、聞いていると質問がとてもよい質問ですね。」(でも退屈かも)
「シカの先生」「で科学的な根拠は...?」(飲み込みの悪いかたもいますから、わかるかたにはちょっとうざいかも。失礼!)

 だってある意味そこは、まだどうでもよい段階の場所なのです。先に進みたーい。(でも時間が!  なーいよ。)

「講演者」「みなさんとても熱心ですね。」(でも ストップさせられています。)
「司会」「そろそろ時間です。」

 診断して正しい治療で治す、聞いてもらいたいところがこの先です。限られた時間内での強調したい所は、最後に治癒すること以外ありませんから、途中の質問で止まってしまえば、かんじんの話が進行しません。混乱でかんじんな話が脱線してしまいます。その先がもっとあるからです。もっともそこでわからないければ、先には一切進めません。でも先を見せなければ、見ようともしません。頭のよい人はこう言います、「質問されないように、発言するんだよ。」って。
 例えば突っ込まれる所こそさらっというんだということだね、例えばオーリングを用いてなどさらっと。説明したら割終わらないからですね。

 シカのスプリントでの噛み合わせの治療が、いつまでたっても治らず「あやしい」と思うのは、身体から正しく直感を働かしているのです。間違った機能を果たした結果外せば見事に、最後臼歯しかあたらなくなるのです。スプリントが間違った肉体改造に終止し、いつまでも治らないのです。シカは、論文にあるような難しい言葉の定義の解釈に明け暮れているから、現実に引き起こす真実の答えを見つけられません。難しい言葉を使う先生ほど、逆に何も見えずわかっていない証拠なのです。
         シカDR. 「噛み合わせはよくなっていますよ。」
 いくら言葉で安心しても、なぜか納得ないのは、脳がスプリントで騙されていることと同様に、今度は言葉で騙されているのです。

正解は、粘膜が歯の形状をみて正しく動くだけですから。シカでの歯の再生には、まだまだ時間がかかりそうですね。

澄江化石 2004年10月05日(tue)

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澄江(チェンジャン)化石とは、、

澄江化石(中国語の発音でチェンジャンと言います)とは中国雲南省の澄江地区から採集される約5億3千万年前のカンブリア紀の化石です。
この時代の化石はエディァカラやバージェスと並んで生命の誕生と言う意味ではたいへん貴重な資料とされています、中でもハルキゲニアやアノマロカリスはたいへん有名で。その他、まだ名前も分からない奇妙な生き物の化石が今も時々出ています。

★云南頭虫Yunnanocephalus
★中間型古菜得利基虫Eoredlichia
★延長撫仙湖虫Fuxianhuia protensa
★帚虫 phoronids
★長足羅哩山虫Luolishania longicruris
★凶猛爪網虫 Onychodictyon ferox
★奇妙高足杯虫 dinomischus 
★剌状納羅虫Naraoia spinosa
★双剌昆明蝦kunmingocaris
★雲南鰓蝦虫branchiocaris
★華美梨頭虫apiocephalus
★微網虫 Microdictyon sinicum
★宏大孫氏虫sunella grandis
★古虫 vetulicoia
★眼鏡海怪虫 xiandarella
★尖峰虫jianfengia
★紡錘形海口虫Haikouella lauceolata
★短棒形虫Corynetis brevis
★鏈状心網虫Cardiodictyon catenulu
★双刺昆明蝦kunmingocaris
★刺状娜羅虫Naraoia spinosa
★寛跨馬虫kuamaia
★貧腿虫Pucipodia
★寛尾叶奥代雷虫odaraia
★王氏昆明蝦kunmingocaris wang hou
★新月形中華謎蟲sinoburius
★瘤状杯形虫cotyledion
★小古鰓虫palaeopriapulites
★具柄扇形虫rhipitrus clavifer
★普宇珠飾蠕虫Cricocosmia
★純真真東貝Diandongia pista
★新月形中華謎虫sinoburius
★等称尾頭虫urokodia
★約克那斯藻 yuknessia
★跨馬虫kuamaia
★開腔骨類chancelariids
★叉尾尖山虫Jianshania furcatus
★海扎海綿hazelia walcott
★真形伊尓東体Eldonia eumorpha
★双肢抱怪虫Amplectobelua symbrachiata
★中華微網虫 Microdictyon sinicum
★丘疹咲揚虫Kuanyangia pustulosa
★次圓柱形細幾海綿Leptomitus teretiusculus
★周小姐虫 misszhouia chen
★雲南以背脱蝦 Parapeytoia yunnanensis
★馬龍鱗舌形貝 Lingulepis malongensis


 新たな発見は、見つけただけ、わかっただけ出てきます。新たな「情報」を見つけ収集することはよいでしょう。しかし役に立たない情報も多く、正しい判断を狂わせるものを数多くあります。そして自分の好みのものばかり偏って集めがちです。治らないかたの多くは、自分の考えているものを中心に据えて、欲しいものしか眼にいかないのです。幅広く何でも受け入れる柔軟な考えや姿勢で、すべてを見てから遅くありません、広い視野で物事をどうか早く判断してみてください。やがて真実に至る道を見つけ自分から追求し始めるはずです。

 いましきりに唱えている正しい治療の神髄は、すべてのかたにまさしく「真実」です。後世においても正しいことは、容易に変わることがありません。永く伝承されていくことでしょう。何万年前でも歯の形は、永遠に形、姿を変貌することがありません。今もなお長い時を経て現在に至っているの歯は、遺伝子通りにほとんど変わっていないことが特徴です。原人から人の姿になったように、人間であれば、持っている歯の機能が変わらないためです。治療でうっかり歯の形を変えられたから、本来の機能が伴わず混乱しているのです。
 さらにシカでは、歯の機能的な美しさを知らないのです。わからないということは、知らないといっしょです。知らないから、わからないのです。さらに知るということは、知識ではないのです。

 でも情報を提供することだけが、歯科の仕事ではありません。失われた歯を正しく提供するのが、我々歯科医師本来の役目です。いかに、本物の歯を作れる仕事であるかか勝負なのです。シカの世界は、形を知らないイミテーションの世界になっています。シカの歯は、あなた本来の形ではなく、シカの考え通りの形になり、そのまま身体を作られているのです。

 けっしてたくさんの情報など、必要ないんです。自分のあった、たった一つ正しい治療があれば、それでいいんです。 せっかく自分のとっても有益な情報でも、使われかたが違えば効果ありません。自分の眼の正しさの選択が試されるのです。せっかくの有益な情報が、解凍できないまま「化石」になってしまっているのです。

 誰も溶かしてくれません、勇気を持って自分で溶かしてみることからなのです。

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