▲戻る / タイトル一覧 / ログ検索 / 過去ログ / 管理者用
診療日記ブルー


<< 2024年 11月 >>
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
- - - - - - -

<< 前の月 / 次の月 >>

更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

風水 2004年04月10日(sat)

60,446 byte

「風水」って何のこと?
 「風」すなわち空気と「水」は、私たちにとって欠くことのできない基本的なエネルギーです。空気がなければ数秒で死んでしまうし、水を飲まないと数日しか生きられないでしょう。風や水のように、私たちの環境を取り巻くさまざまなエネルギーが、どのように動き、私たちにどう影響しているのか?このように、風水学は自然に対する深い洞察と観察から生まれた、と伝えられています。実際、風と水は私たちに豊かさを運んでくれると同時に、厳しさをももたらすもの。そもそも、私たちが家に住むのは、雨や風の害から逃れるためでもあるのです。つまり、風水術とは自然界のエネルギー(天の気、地の気、人の気)のバランスを整えて、「暮らしやすさ」を追求していく環境づくりの処方箋なのです。現代風に言いかえると、「天文学」「気象学」「地理学」「物理学」「心理学」「東洋医学」・・など、あらゆるジャンルの学術が総動員された知恵の結晶――それが「風水」なのです。
 


 歯は身体の一器官であります、よって口腔内外において本来快適かつ良好な作用をもたらすように我々の頭で考えてもできないようなことが、日夜オートマチックに身体上で見事に行われているのです。一番よくあなたのことを理解した上で上手に働いてくれているのです。つねの状況を的確に判断しこれから起こるあるいは、既存に起こった過去のことを含めて大きな流れを先読みして、身体能力を発揮できるよう「良い向き」に自ら動くように設定されています。時間における流れを汲み、空間の歪みを見事に解決してくれるのです。歯を見ればわかります、使わない部分は全体において一つもありません、360度見渡してみても歯の形が無言に物語っているのです。シカではそのように理解して作られていません、直線的で四角い箱のような形ですから自然に動くことができません。硬い形のする不揃いなシカの補綴物を機能的運動を担うよう調整すれば、術者はとても大変ですが、必ず可動可能な歯の形に仕上がるのです。通常歯は1本1本が単独であり各自バラバラです。繰り返しになりますが、理由はすでに御存じのように、各自それぞれの歯1本単位での動きがどの方向へどうゆう風に、そしてさらに自由にフレキシブルな動きを3次元的形状で見事にさばけるのです。どの方向へも形状にあったように動かせてあげるわけで、理想的に湾曲した歯のカーブ形状が身体の形を生み出します。ですから歯の形が機能を生み出し、よって身体を作りあげるているわけなのです。
 寝ていても起きていても顎の位置は替わります、いいかえれば身体自体日々毎日体調が替わります。
コンディションが替わるため、位置を動かしやすくしてあげ対応させるべきなのです。顎と歯の調和のために自由に入れ替わりが頻繁に交互に移動できなければ、トラブルを引き起こすのです。仕事の分配できちんとした約束ごとがあるからです。また運動と休息を考えればよくわかることで、シカでは休ませることしか考えていません。機能不全はシカのスプリントのような装置で終わってしまい、治療の本質まで、けっして踏み込めません。
 ほんのわずかな身体や顎の通常である歪(ゆが)みに対して、最小限に呼応し歪みの応力を緩和させるため歯を適正かつ自由に動かせる形にしてあげるのです。身体に対応できる天然歯のすばらしい理由を真似をしてここにシカの補綴との大きな違いを見つけ、長期間安定し持続できるパワーを持つアドバンテージなのです。そしてそのような歯はいつまでも高いレベルで保てるのです。
 生まれてからこのかた細胞レベルにおいても一定なことは一時もありません、成長を経て老化する。この流れにおいてシカだけが取り残されています、ですから10年は黙ってもシカで補綴されたブリッジは持つでしょう、しかし身体の丈夫な若い時に利息を食いつぶし、年をとってこれからと言う時に、ブリッジが壊れれば、すでに元本までもどっぷりと食いつぶしていることに気が着いていません。壊れるまで多数歯が一同に、そして恒常的に身体に襲い掛かるわけです、20年後壊れるときは今度は一気に崩れるのです。どちらにしても急激なことは身体が受け付けません。
 補綴物を装着すなわち歯科の治療は終了したときこそが、「始まり」なのです。なぜなら
 歯の咬合面の溝に「風水」があるからなのです。


Web Diary Professional ver 2.17