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診療日記ブルー


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論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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絶対音感
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

あやや 2004年03月11日(thu)

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 彼女の骨盤を中心に、まっすぐな線を引きます。上半身の重心が右寄りで頭を左に傾けて全身のバランスをとっています。通常両目で違う映像をみて微調整しています。左目が体の中心に近いので、歩くなど活動した時に、左目の映像の方がブレが少なく、右目のほうが映像がブレてしまいやすいのです。よって左目で見るほうが映像が安定して脳にとって非常に楽ということです。そのことで、どんどん左目だけを使うクセがついていきます。右手が利き手なら、右手ばかり使うのと同じです要領です。骨盤の上方の中心から線を引くと、もっと両肩、鎖骨の高さの違いがわかります。下半身に引きずられて、顔も右に寄っています。彼女の得意眼は左目である可能性が高く、左目を水平にしている状態が長いので、ますます右目を使わなくなってしまいます。左目のほうが体の軸に近いことから、まず左目優位はまちがいないと思いますが、これは眼球によってかわります。単純に右目の方が視力がよければ、右目を軸に近づけて見る習慣ができてしまうかもしれません。そうなると、視力から、姿勢を作ることも考えられます。得意眼は体の軸から考えて、左目で見るポーズが多いでしょう。特にアップでキメる時の写真、それよりもテレビや動画などで動いているときの顔の振りを見ているとわかります。そして問題が発生するとすれば、顎関節症です。顎の向きがポイントなのです。顎はバランスのセンサー。つまり真下を向いて水平になろうとします。写真では顎は右向きです。この時に摩擦熱が大きいほうに顎関節症の症状が出ます。右の顎関節が牽引されてしまい危険です。関節は引っ張られないように、筋肉も緊張してしまうからです。つまり、話す、歌う、食べる時にこの状態では危険、といっても顎だけ見ても、結果でしかないので全身のバランスが重要です。


通常のシカではまずやらないと思いますが、利き目というものがあり必ずこれを利用します。
 わたしも左目が利き目ということが、「模型の読み込み」時に初めてわかりました。
 読み込むには、非常に高い診断能力を要求されます、いまでこそ比較的早くできるようになりましたが、当時は時間、技術、忍耐力を駆使し見えないものを見る努力が必要となります、経験と勘を含めた洞察力で培われた歯科技術の結晶は、正しい歯科で初めて昇華されるのです。
 個々の模型は生体の断片をとらえたものですが、これだけでそのかたの身体変化や思想におけるまですべての時間軸の緩やかな流れとともに、一瞬にして感じとるのことができるのです。

かみ癖も同じで、脳を使い楽な方に向かいます、
 シカで治療されると一瞬に左右咬む癖がチェンジしたりします。とにかく身体にとって不必要な邪魔を作らないようにすることだと思います。さらに遠回りさせる顎運動をさせないことです。いまだ遠回りさせられているから気が付かないのです。だから
  「当たっていない所」が悪いんですから。
脳は歯の地図を記憶し既にどこに何があるのか、配置を覚えているのです、さらに寝ている間に記憶を定着させます、不適切な部分があれば歯ぎしりで教えてくれるのです。ハードディスクでいえば、毎晩最適化しているのに、止まさせることを目的にシカはもくろみます、シカで作ってシカで止めさせる。身体のことをあまりに知らなすぎます。さらになんて身勝手なのでしょう。

 左右均等に使えないから、癖ができるのに、シカの指導でどちら側で咬むようにという指導は意味がなくナンセンスなことがわかります。身体は指示される前にすでに判断しているからです。顎のストレッチや運動は「正しく噛む」ことですべてが決定されてしまうのです。
 正しく噛むには、正しく歯を修復されていることなのです。もしかして、ズバットと言ってしまえば(
フリつけて、みなさんいっしょに)、
 一般の方やシカの先生にはこれが一番難しいことなのかもしれません。いままでしたことがないからです、専門科がこれですからどうしても問題を隠蔽複雑化し簡単に治らせない最大の理由ですからね。通常のシカでやっていないことを、正しくやってもらえれば、初めて医学として恩恵を享受できる歯科になれる第一歩だと思うのですがいかがでしょうか?


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