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診療日記ブルー


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更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

特殊撮影 2004年02月06日(fri)

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 マトリックスの哲学:特殊撮影による視覚的な効果ばかりが話題になりがちな映画「マトリックス」だが、その裏側には隠された多くの哲学的な命題が含まれている。「仮想空間に築かれた現実は ...



マトリックスでは驚異だ。戦闘シーンでは弾道の軌跡の避けるシーンが眼に浮かびます。空気を歪ませて弾丸の弾道を見せるのです。火薬の勢いで飛び出した弾丸が空気中の抵抗、すなわち気圧、温度や湿度そして風などの自然現象までも影響される。さらに弾倉にある爆発する火薬の質や量、弾丸の金属素材や硬度、形状に至るまでさらに螺旋状に切ってある銃身の長さや口径を分析する。そして銃撃する人が眼から見て、目標を捉え指先の筋肉に力が入り、引き金を引く、ここまで伝達するまでの入出力までの神経筋機能が脳から身体へ猛スピードで働く。ここで計算式を持ち出して、入出力スピードを計測して的(まと)に当る割合でも機械で計算でもするかい?
  一見根拠にのとった科学的なことが、良さそうに見える。しかしよくよく考えれば、気象や銃など条件がどんな整っていても術者の腕が悪ければ、目標に当てることはできない。
 同一した条件などありえない、身体が一定なことはあり得ないし、造られる歯はすべて人の手作業である。同一にならない所に同一が前提の科学を持ってくること事体がナンセンスであり「科学的」でない。
 非化学的なことを科学的にするならば、
   科学的と思わせしことを止めればよい。
 科学的なこととは、誰がやっても一様な効果が望めるとでも言いたいのだろうか?術者によってまた相手によって条件だけでなく結果もさまざまであり、必ず違うはずである。弾で言えば、どんなに同じ条件を整えても、1発目と撃つ時間と2発目では時間が違うのです。     
    この治療は空間と時間が交差する。
ではどうするのかって、こうイメージに働きかけます、だから、
 私には、歯が止まってみえます。
そしてまた動かします。
そうするとスローモーション表現で歯の軌跡がみえるのです。正しい治療を受ければ、歯の軌跡の空気の波も美しくそして楽しいのです。
 東洋の気の世界は奥が深いものです、真剣に向われているかたも多くいます。ここで大事なことは気だけでは歯の組織は回復しません。
  眼に見える形がないからです。
まずは、正しく咬合を構築できる能力を身に付け
「歯」の治療に全力を投入しましょう。
 眼に見えるものと眼に見えないものが違いに合致してこそ始めて効果が表れるのです。


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