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診療日記ブルー


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無理な姿勢 2004年12月30日(thu)

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自分のゆがみをチェックしてみよう!
自分では気づかないようなゆがみもあるのでチェックしてみて下さい



■首を左右に振り向いた時、向きやすい方と向きにくい方がある
■カバンを肩にかける時、いつも同じ肩にかけてしまう
■靴のかかとの減り方が左右で違っている
■正座をした時に背骨を触れることができる
■足を組む時、組みやすい方と組みにくい方がある
■立っている時、決まった方の足に重心をかけてしまう


 姿勢の悪さで間違えやすいのは、姿勢が悪いから健康を害するのではなく、「正しい姿勢をとれないほど筋肉のバランスが崩れ健康を害してる」と考える。よって、正しい姿勢がとれない壊れた体を無理やり正しくとろうとすれば身体への負担となり、症状を悪化させることもある。「姿勢が悪いから正しくしろ」というのは大きな間違いなのです。体内のバランスを調整することにより、無意識に《本来の姿勢》をとれるような身体になって初めて体内の様々な器官を正しく機能させることができ、症状の改善につながっていくのです。


 無理な姿勢を取り続けると、姿勢のとおりに歯が並ぶ。
    それが長い間に渡る新たな生活習慣をつくりだす。

 見た目でのゆがみのある身体は、いわゆる顎関節症状を含めさまざま全身への波及を及ぼしやすいことはなんとなくわかるだろう。例えば、肩こり、腰痛、生理痛など様々な症状を起こしやすい身体であることは間違いない。整った正常な理想姿勢は、仮に崩れることが起こっても、崩れた状態から元に自分に戻しやすい身体なのである。だから、症状の出にくい理想姿勢が要求される。同様に、噛み合わせの悪さで間違えやすいことがある。噛み合わせが悪いから健康を害するのではなく、「自分の歯で正しく噛むことができないため、筋肉のバランスが崩れ健康を害してる」と考える。よって、正しい噛み合わせがとれない壊れた顎をシカで無理やり正しくとろうとさせれば歯や顎への負担となり、症状を悪化させることもある。左右のバランスのとれた理想的な位置に持ち上げて持っていこうとする旧タイプのシカ治療である。ご存知の通りこれでは、うまくいきません。けっして顎の位置ではないからです。シカではああーだ、こーだとリロンが展開されますが、間違いなものは間違いです。何度も繰り返すが、意図的に上げたり下げたりと顎の位置を根拠もなく設定を変えてはいけないのです。

 歯の設定が身体の設定と違うためです、最初に歯を正しく治すのです。できるだけ初期の環境は弄らないことなのです。

 ある野球部員がバスに揺られ遠征していると、窮屈な椅子で無理な姿勢をしていたために、身体が痛くなりました。たまたま、シカの歯のホテツがあると顎も痛くなるでしょう。しかし、ストレッチで身体をほぐしているといつの間にか痛く無くなりました。さらに天然歯の場合は、保持できる記憶能力が高いため一瞬にして戻れます、だから天然歯どおしでは症状はでないのです。(既存矯正治療での履歴をのぞく)
 結局は、ホテツの品質と身体の許容性の駆け引きです。最小限で最大限はここを重視し診断します。

 それでも、もし天然歯だけの関与があるとすれば、「親知らず」の影響が唯一考えられます、でもその時は歯周炎で痛みを持って揺れて腫れているか、もしくは、すでに大きく内部でカリエスのため穴が開いているはずです。ある理由により、以上のいずれかができないとき、初めて顎が痛くなります。その理由とは、ブリッジの支台にされてしまったなど「シカの関与がもっとも大きな原因」です。

 シカにいけば、ホテツをしなくてもよい歯にホテツされてしまいますし、治さなければいけないホテツがそのままで、無駄に運動させたりします。いまだシカで診断が確定しないことには、理由があります。Dr.自身のなかに確立したものがしっかり出来ていないからです。歯は入れられたホテツ通りに配列され、姿勢に関与し影響します。無理な姿勢は、シカの歯の通りなのです。偶然治してはいけません、次からはわからなくても適用したがるからです。
 
 本来の違いがわからないから、シカでは治せないのです。だから、正しい治療との違いを認識できないのです。


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