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診療日記ブルー


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粘膜干渉
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論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
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不安 2004年12月09日(thu)

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 噛み合わせの悩みため、おもいっきり不満を相手に向かい言うことがあります。でも、はっきりいってそれは間違いです。そして、その狭い自分本位の考えであるから、盲目となり同じ所をさまようのです。その努力をもう少し違うところへ向けるのです。

 例えば、自分の考えが相手にうまく伝わらないとか、返ったきた言葉で「ドクハラ」されたりということは、この疾患の場合、日常茶飯事です。本当に意味で世間に認知されていない病気といってよいでしょう。若い人であれば、なんでさぼっているのとか、怠けものなのではとか、ずいぶん偏見や誤解が多いようです。だってシカでは、たんに顎(アゴ)が痛いだけといまだ思われているからです。
  
 裏切られたり、傷つけられたことがどうしても忘れられず苦しんでいる、という方がいます。でもそんな人の多くは、怒りを直接その相手に向けるのではなく、何とか忘れよう、相手を許そうと努力をされています。自分にも非があったのだから仕方がない、と自分に言い聞かせようとしたり、犬にかまれたようなものだと思って忘れようと努力したり。すべてを忘れようとしてみたり。あるいは、何とか相手のことを許してあげようとするかたがいました。でも、いくらがんばっても、自分が受けた心の痛みが和らぐことはなく、相手を許すこともできないのです。だから、さらに怨みが募り、苦しみが増すことになってしまいます。
 ここで、大事なことは、今後の展開もさらに今の心境が変わらないかぎり、シカで入れられた歯の状態がさらに、感情通りに噛み合わせになるのです。考えてみてください。
……それは、ある意味当然のことで、できもしないことに一生懸命になっていたり、努力の方向を間違っているからのようです。症状がでても、なんら自分の心に変化を感じなければ、何ら行動や身体に変化がでるわけがありません。

 自分が過去に出会った辛い出来事は、いくら忘れようとしても本当にあったことなのだし、実際に自分が感じた苦しみだって確かなものだったのです。それを忘れようとするたびに、違ったように理解しようとするたびに、イヤでもその出来事を思い出すことになってしまうのです。だから、何度も何度も、苦しみを再体験することになってしまうのです。努力しても好きでもない相手を好きになることなどできるはずがないし、できるとしたら、自分らしさの一部を失ってしまうことにもなってしまいます。そんな無理をするから、余計に苦しくなってしまうようです。いいものも、そうでないものも「噛むことは、毎日です、噛むことで記憶をしっかり定着させていきます」、だから一番の早道はできるだけ早く正しく歯を治すことなのです。


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