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診療日記ブルー


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健康骨 2004年12月07日(tue)

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健康骨は、肩甲骨の当て字である。そんな骨はない。肩甲骨は背中の左右に1つずつある扁平な三角状の骨で、鎖骨とともに上肢を体幹に結合する上肢帯を形成している。それは上肢の外内転・屈曲伸展、外内旋などの運動の基盤となる肩関節を形作るものであるから、道具を操って対物作動性を行う人間の大きな特長の基幹構造といえるものである。一般に、骨は人体の支柱となり、関節をつくって運動器としてはたらき、体腔の基盤をつくって内部臓器を保護し、また、造血機能やカルシウム貯蔵機能をもつものである。したがって、肩甲骨を始めとする骨が健康であれば、対外的にも対内的にも人間らしい活動ができるので、この骨を健康骨と呼んでも良いのかもしれない。

 病原筋は、病原菌の当て字である。筋と呼ばれる筋肉は、能動的に収縮することを特長とする動物特有の運動器官である。身体の力を外向きに出すときには、自分の意思で動かすことのできる体性神経支配の随意筋(横紋筋:骨格筋)が使われ、体内活動には自律神経支配の不随意筋が使われている。ただ、生命活動の基本となる心臓だけは、横紋筋(心筋)でありながら自分の意思で支配できない仕組みになっている。

 この筋を使って、エサや仲間を求めるために位置移動をするのが、動物であり、体軸を垂直位にして知的活動をするのが人間である。そこではつねに相当程度の筋肉活動が行われるが、文明の利器を用いて自らの運動機能を使わない生活をしていると運動不足病とよばれる非健康体となってしまう。それは「廃用症候群」ともよばれ、筋力低下・心肺機能低下・骨萎縮・関節拘縮などの病的状態を招くことになる。生まれながらに持っている運動特性が用いられない筋肉は、病気を引き起こす筋であるから、病原菌と呼んでも良いのかもしれない。


 ロボットには笑うことが、できない、表情筋肉がないからだ。そして咀嚼に関与しない、ロボットは物を食べないからだ。咀嚼筋を使う事がない。不要なものは、排除されている。

 人間の場合、左右の低位が問題になるのではなく、左右の「傾き」を脳が嫌うのだ。

 金さん、銀さん達は、歯がない。そして入れ歯を入れていない、だから長生きであった。ええ、もちろん入れ歯を入れたほうがよいのですが、身体に「合わない」入れ歯すなわちシカの入れ歯治療であれば長生きができない。もっともその前に合わない入れ歯なら、直感が無くても、すぐ判断できる。入れ歯は合わなければ、すぐ外せるからだ。そして、自分で決めたことは、合わないシカの入れ歯ではなく、自分の歯茎(土手)を噛むことを決断し使用した。身体は、どこを使ってもいいんだね。入れ歯を使うというシカの法律では、自由な人は束縛されない。そしてそれが、きれいな顎位である。だから歯がないから、単純に筋肉作用と考えること自体早計だ。もちろんいつも笑っていたから、表情筋(金)はつかっていたね。

 シカでは残念ながら、勝手に歯を移動させたり、硬いインプラントを入れたりと、し放題である。悪いことにいったん移動させれば、なかなか歯を乗り越えて元に戻せないし、骨中深く潜らせればなかなか外せないものである。わずかな名誉は、その執行猶予期間中のみのものである。だから、無理に戻ろうとカリエスで後戻りしたり、揺るんで抜けるインプラントが、ある大正解なのである。どちらも、自然には絶対あり得ない。あり得ないものが「正解」なわけがない。輪をかけて不自然なものがある。歯の上に加わるシカのスプリントである。こんなものは自然界にはない。つまり自然に起こりうる病気以上のものを人為的に身体に付与することになる。余計なスプリントの厚み分が間違って追加されただけの顎位に悪く変わるだけだ。その顎位は自分の歯とはなんら関係が一生持てない。

 シカでのわからないとされる永遠の間違いは、自分で新しい問題を新規に開発して、自然にあり得ない苦しい答弁を繰り返している。答えに辻褄が合わないのは、問題に問題がある。

 さらに手術は、新たな左右差を造り出すものだ、ノギスで合わせて左右ぴったりに手術で作ったものは、みえない歪みを戻せば確実に違っていることを意味する。何てことない、最初の元の長さが大正解なのです。シカは冗長で何も考えていない本当にのんきな世界である。

 理由はこうだ、一人でも救おうとする臨床で扱うより、研究論文に高尚なおもむきをおく。机上のシカの大方のDr.の興味あり、勝ち得たいものとは、どうもKR.の真実の顎位というものより、肩書きという学位の名誉のほうが重要らしい。


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