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診療日記ブルー


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2005/01/13
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ハウルの動く城 2004年12月01日(wed)

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 魔法と科学が混在するどこかの世界。父が遺した帽子店で働く18歳の少女ソフィーは、ある日、悪名高き魔法使いのハウルに出会う。ハウルの正体はハンサムで心優しい青年だった。だがその晩ソフィーは、ハウルを目の敵にする荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆の姿にされてしまう。家を出たソフィーは、荒地を歩くうちに一軒の家に迷い込む。実はそこは、人々が恐れる“ハウルの動く城”だったのだ。


 あなたが、逃げ込んだ先は安心すべきところではなかった。そのシカは人々が恐れる動かされる歯、すなわちシカのスプリントだからだ。お口全体で動き、逆に個々の歯を封じてしまう。歯との連帯を斬り、ここの歯の連動性を失わせ、ポジションをより不安定にさせる。一見確かに効果があるようにみえる、しかし、まがい物であるがゆえ、一ヶ月もせず身体に見抜かれる。しかも、後戻りで身体も傷つきボロボロだ。シカでは、いまだ歯は動かないものと誤解している。
 シカのスプリントでは、 顎を動かしているうちに、歯が動く。だから、歯をあわせると今度は顎がズレる。そんな簡単な図式も理解していない。身体はシカより早く修正している、つまり顎はあわせる必要などないし、顎の位置は変えてはいけないのです。

 歯との不調を身体が拾い、安定がとれない。歯の不安定をとれば、身体も安定する。

歯売る(ハウル)の動く城のように、空中に浮かぶ治療をしてはいけない。ふらふらと偶然接地する場所が噛み合わせになってしまう、そして着地失敗で歯をくじく。だから、いつまでも決められないのだ。早く降りてきて、きちんと着地すべきだ。そのためには、接地できる場所をまず確保してあげることなのです。

シカのスプリントを外した姿は、まるで90歳の老婆の姿なのです。


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