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診療日記ブルー


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更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

新撰組 2004年11月27日(sat)

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 士道一息   〜近藤 勇〜

 意味:天然理心流伝書によると、剣道本来の発声は相手に対するものでもなく、自分の気持ちを高揚させるものでもない。自然に同化して一つになろうとするものである。その結果が自分を奮い立たせて、相手を萎縮させるものである、ということ。


 口が開かなくなる、理由は簡単だ。身体が、開けることを拒否しているのだ。開かなくなるには、当然ながらわけがある。ここで発想の転換として、歯を修正すると身体が柔らかくなり、前屈をしやすくなる事実を知らなければ、次のステップには進めない。シカは残念だが、ここで自由発想を選ばず、固定概念で終えてしまう。むろん大学では一言も習うはずもない。科学的根拠とは、いかにも現実と乖離しているかだ。逆に言えば、歯と身体の位置関係がわからなければ、シカ医師は「歯の治療」をしてはいけない。つまり、身体との関係を理解せずに歯の通常治療を行なうことは、身体の関与を認知せず行なうだけに非常に危険な行為である。危険を認識できないくらい怖いものはない。
 ただシカを出ただけで、免許(ライセンス)がある。しかし歯を削ったことのない初心者でも、練習なら「木刀」で大丈夫だ。しかし、高度なテクニックを要する顎関節症治療は、「真剣」の世界である。うっかり間違えれば、自分の手までも切れてしまう。
 
 市波氏は、つねにこう言う「無理があたっているから」と。これは、香取くんの右のブリッジのせいで、上顎前歯の11のカリエスになっていることと整合性の取れた関係性がある。シカのホテツに無理があるから、動きやすい前歯がカリエスになって自己調整する、これが身体からできる解放の流れである。よってこのようにシカの無理な当たりが無くなれば、身体の拒絶から解放されて、やんわりとしかも気持ちのよいくらい大きく開いてくれるのです。

 たまに気が向いてトピカルなシカの講習を受けにいくことがある大学や民間の講習会において、確かにどこでも真剣になって講師が話をする。しかし、どこを見てもすべての話に「偏位」という概念がない。つまり、最初から治療の前提がすでに偏位世界からスタートしている。だから、頭の中で最初に偏位を戻す修正作業が必要になる。これが通常のシカから歯科へ脱出する手がかりであり、実践を伴いながらの本格的な翻訳作業が必要になる。そんなことをイメージしながら考えているとマンネリ化した頭がとても不思議に「新鮮」なることだ。

 個人的にまこと勝手に、術者のスライドをイメージで急激に変換作業をさせてもらっている。やがてそうすると、スライドをめくる前に、次に起こす展開がみえてくるわけなのです。


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