▲戻る / タイトル一覧 / ログ検索 / 過去ログ / 管理者用
診療日記ブルー


<< 2024年 11月 >>
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
- - - - - - -

<< 前の月 / 次の月 >>

更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

前方移動 2004年11月24日(wed)

114,626 byte

 前回は、陰陽の法則について書きました。この世にあるものは全て2つに分けることが出来ますと言いました。時間も分けることができるんです。
 「過去」と「未来」です。 
 「過去」と「未来」に分けることができるということは、元は一つですね。では元の一つって何でしょう?「今」、言い換えれば「現在」ですね。 時間って「今」しか存在しないのです。「過去」と「未来」は、人間の頭の中で作られた虚構です。
 
 先程、「今」は永遠に流れる時間を切り取った一瞬、一瞬と書きました。ということは、金太郎飴のように時間のどこを切っても「今」なんです。このことは未来は「今」のコピーという事を現しています。「今」何かに気付いたり、何かを決めた瞬間に同時に未来は変わっています。ということは同時に過去も変わっているということです。


 前方移動時での変化です。両側性のバックであれば、前に戻します。(移動図は、イメージです。)
歯軸の移動など、次から次へと可能です。これは、下顎の前方への移動で、上顎の歯の歯軸の変化を表現しています。けっして大掛かりな治療ではなく、たった1本ですべてが動くのです。筋肉や関節をいじらない理由?歯がずれているだけですから、そして戻し方を正しく戻せばすべて戻ることを、すでに熟知しているからです。だから安易に他を弄れば歯を戻せず、慌てて戻しても2度と同じ状況にはけっして戻れないのです。

 顎の動きも2つに分けられます、前方に戻るか、後方へ引き戻されるか。さらに口腔内の空間を上下2つにわけることができます。よって
 「下顎は顎が動きます、上顎は歯が動くのです。」
そして、もちろん治療も2つあるのです。正しい治療と、、。さらに、理解できる人とそうでない人と。

 金太郎飴のように、無限にあるように見える時間軸のなかで、現実に現在という「今」はいつあるのでしょう。明確な定義でいえば、現在というのは、一瞬であり通りすぎてしまいます、よって「無」なのです。現在という概念は、実際は定義できず実態はとめられませんから、シカで再現しようとしている現実は、そのまま実体のない虚像をみてるわけであり、まるで影(ゴースト)をつかんでいるようです。また、シカの治療のように連続している時間を瞬間、瞬間止める治療では、寸分違わず高いレベルを要求される身体にとって目標に達することができません。ここで要求したいのは、いちいちストップアンドゴーと寸断された治療ではなく、一連の歯の治療が、方向性をもって連続性を持ち繋がっていることが、流れの中で最後まで構築できる大切な要素なのです。もちろん、ここでいう「無」というのは、からっぽということではありません。今この時という大事な時間を、最大限に有効に活用することです。それでなくても、有用な人の時間は限られているのですから。
 噛み合わせの修正には、まず確実に「時空間を揃える」のですが、それだけではまだまだ不十分であり、実際に即して構築していく上で加える大切な不可欠な要素がさらにまだあるのです。
 筋肉で加圧される要素で、骨変化が起こり平面の自己修正とともに、咬合の高さと平面の角度が最終決定されていきます。ここで筋肉まで気がついた人は、実に惜しい!もう少しです。さて問題です、最終的に筋肉を制御している所は、一体どこでしょう。それが、あなたの求める答えです。
 
 私には知りたくなくても、自然にあなたの運命というべき未来の像が、必然的にみえてきてしまうのです。幸か不幸か。運命を決め、そして切り開くのは、あなた自身なのです。


Web Diary Professional ver 2.17