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診療日記ブルー


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更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

タチコマ 2004年11月17日(wed)

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 人工Aiを搭載したこのロボットは、各自の行動をつねに一定に保つため「並列化」処理をする。同じ情報を共有し、認識するためである。幸か不幸か、考えるという思考ロボットゆえに現場(戦闘)から外されてしまうわけである。詳細は、こちら。攻殻機動隊

 歯もつねに、情報をもとに最適化と並列化をはかっている、脳はモニター通りに歯というセンサーが感知し、実態通りに筋肉を使い骨に伝達し挙動を制御する。顎の挙動がおかしいのは、2つある。ひとつは、歯の形状がその動きを制約し干渉していること、やがて、挙動不振な動きは、脳が敏感に察知し自己を否定し始める。

 もう一つは、脳が損傷された時である、すなわち外傷、手術、奇形変形である。同じように「鬱病」の薬を服用しているときも、まるで損傷した脳のように同じまとまりのない不審な動きをし始める。薬の作用が、噛むリズムを壊している。

 精神分裂症という言葉は、名称が変わり最近用いられなくなったが、歯と身体が分裂していることは、日常的に拝見する。溝が1本インレーにないだけで、それは簡単に発現するからである。身体にフィットし受け入れるものか、それとも反発し、身体から滑ってはじいてしまうものなのか。入れる前にみておこう、形状が機能をそのまま物語る。しかも、並列化の影響で、次々とシカのホテツに右習い、壊れていく。そして、また同じ手順を繰り返す。症状が出て、慌ててなにかしないといけないと初めて気がつく。

 でも幸か不幸か歯が壊れてくれれば、まだいいんです。一番の問題は壊れてくれないから、さまざまに始まるのです。特に歯列のよいかたほど、むずかしいのはそのためです、そして遅効性ウイルスにかかったように、タイムラグがでてさらに発覚が遅れるんです。


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