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診療日記ブルー


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論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
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一体化 2004年10月31日(sun)

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 ヨガの先生に言わせると潜ることは、すなわち「瞑想と悟り」なんだそうです。潜っている時に得られる「幸福感」は、とても素晴らしいものです。何よりもすばらしいのは、潜っていくうちに、体全体が地球や海と一体になっていく喜びに満たされることです。深い海の中に1人ぼっちで入っていくので、一見孤独なイメージがありますが、とんでもない・・・
自分がどんどん「無」になっていき、地球や宇宙と一体化していることを細胞の1つ1つで感じることができる。この気持ちよさは、なににも勝ると思います・・・
─────高樹沙耶(女優、元アプネア日本記録保持者)

   瞑想する高樹沙耶さん


 調子がよいと外すことは、海中で泡より先に自分が浮かびあがる治療が、シカのスプリントなのです。  身体とせっかく一体化したものを、どうして外すのでしょうか?せっかく時間をかけて熟成してきたものをわざわざ外したりするのでしょうか?。入れた状態が、適合した最良な環境であれば、外してしまえば、今度は逆に最悪の環境に変わってしまうからなのです。

 わからない人には何度詳しく説明しても理解が不可能なことですし、そしてわかる人は、最初から説明などいらないことなのです。身体というもっとも確実に反応するパーツを用いて実感されるのです。だから最初は感性に訴えるわけです。

 シカのスプリントとメタルスプリントくらい違うものはありません。いっしょに思えるヒトは、まだわからないヒトです。
 例えば最初に異常な温度のあるものを触れた時に、冷たくても、熱くても痛みを感じるのは、いっしょに見えるかもしれません。でも熱さ冷たさは、まったく別物です。ここで、注意が必要なことは、シカでやるメタルスプリントは最悪です。正確に正しい部分を無くしていくのです、まったくこのように無意味なものはありません。天然歯を削り、高さを上げる、このような必要などまったくないのです。すべて行われた予後をみていけば、治した全ての歯ごと一気に崩壊していくわけです。シカのホテツで1本の歯を作り得ないのに、見よう見まねでできるわけなどありません。まずは、1本の治療をきちんと正しく初めてみてください。やがてスプリントの必要性など感じなくなり、実績から確信へと変わるはずです。正しい治療を行なえば、1本の歯ですべてを動かせるのですから。

 シカのまま下へ沈んでいけば、やがてわかります。潜っているのではなく、自分は沈んでいるということを、溺れてから気がつくのは遅いのです。シカのスプリントのように、上にはめたり、下にはめたり関係ないのです。一体化には、もはや上も下もない位置関係のはずなのです。

 無となり、一体化して至福のときを得られるか?
一時の快楽に溺れ、すべてを無にするか?
正しい治療では、細胞一つ一つが全体と共有される感覚を確認しながら至福の時を体感できることでしょう。不思議なことは、何ごとも経験しなければわからないことばかりです。


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