上図は、ラットの歯の断面を顕微鏡でみた状態、構築されていく歯の輪は、昼夜のリズム、週のリズム、月や年のリズムをあらわしているのです。歯は、人間の感知できない、いわば宇宙のリズムで構成されていくのです。
歯は私たちの予想をはるかに越えて、実に短いサイクルで活動しています、自律神経系の影響を受けて、体液の流動が、歯の外側から内部へ、あるいは歯の内部から外側へとまったく逆方向へ流れるということがまず一つあげられます。
次に、ネズミの実験でわかったことですが、歯の形成にはホルモンの影響があり、ホルモンの分泌は、昼や夜、あるいは、季節の変動で、刻々と変化しているというものです。唾液のなかには、パロチンといって寿命と関係の深いホルモンが分泌されていますが、このホルモンが体液にのって象牙質に達し、象牙質の成長に影響を与えています。歯の成長をみると、昼にできた部分と夜にできた部分とが明確に区分されるのです。
さらに詳しく調べた所、歯には一週間ごとのリズムが刻まれているのです。いわば歯の生活歴です。歯にも、木の年輪のような周期があり、見つかったのです。
「歯医者に虫歯は治せるか」 より 志村則夫著
メインに予防歯科で研究されたかたです。彼いわく、歯にも自然治癒力があるために、食後30分は歯を「磨かないで!」ということです。脱灰している時間に磨くから、エナメルが壊れていくのです。さらに虫歯の原因は、細菌の起こす反乱ではなく、心の作用と密接な関係を指摘しています。
度々、宇宙の話は、唐突で難解であると貴重なご意見をいただきます。よってできるだけ簡単に説明させていただきます。例えば、すっぽり宇宙のなかで地球だけあるいは、太陽系だけでは、なりたちません。銀河系があり、小宇宙がなりたち、大宇宙があります。時折来院される、この歯だけ治してください、という急患の要望は、すべてにおいて配慮しなければ、1本の歯すらを治せないことを意味しているのです。
宇宙や自然というものを、学問というわかっているだけの内容で作り上げた人間の解釈でまとめようとすると、例外だらけのものになってしまうのです。例として、保険の事務員が歯科レセプトほど、適応に書けば何でも通ってしまうのですと、もちろん実態通りですが、じつに理路整然と流れにのることは、ないものであるかという事実を意味しています。
科学的な根拠とは、例外を許さないもっとも一番狭い 世界なのです。引力を発見したニュートンは、やがてさらなる発見でアインシュタインに否定されることになるのです。仮説は無数に存在します、発見ができたかどうかなのですから。それが、わずかなですが、大きな違いです。計算式をつかって難解な方程式をとかなければなりません。
すべてのものが、すべての人に同じように証明できると考えている発想自体が、まだ科学から抜け出していないのです。科学は、世の中の現象のほんのごく一部を証明しただけにすぎないものです。論文などわかっていることが、すべてではなく。わからないことが大多数という前提を忘れています。論文にないことがある意味当たり前なのです。わからないことすら、わかっていません。その代表である「シカ」が大まじめに取り組んで「顎位」の位置は不明であるということが、噛み合わせの研究の結果、わかったという話には笑ってしまいます。義歯もうまく作れない理由がよくわかりますね。上記の発表は、シカ医師に噛み合わせが取れないということの証明ですから。はずかしいかぎりですね。
シカでわからなくても、歯は逐次、宇宙から干渉、影響を受けています、歯と宇宙との関係、取り上げている理由がわかりましたか?