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診療日記ブルー


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歯槽 2004年10月09日(sat)

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 歯槽をみれば、わかります。顎骨における最適な方向、位置を教えてくれます。

 矯正は、その基準を変えるものです。顎骨中に埋まり生えてくる芽の基準を変えるのです。骨における絶対値や比率として生まれる前から決っているのです。人の考えで並べる基準で変えてしまうことは、誠に勝手な遺伝子操作です。少ないスペースを有効に使う、方法はもうすでに身体で考え、お口に中で起こしています。歯が大きくて並びきれない場合はきれいに歯をがたがたにします。すなわち「叢生」は自然の生み出す知恵なのです。2ロックがそうです。そしてこの歯はムシ歯にならず、頑強です。叢生になって重なっているから、ムシ歯になるのではないのです。何2ロックを矯正で外してしまった?2ロック外してはいけないのです。そしてホテツで前に出してもいけないのです。シカで触るから2番がホテツになってしまったのです。そしてその先は、、、。発生学的にみて芽が狂っている人は、いません。それが前提です。ですからもし狂っているのならば、その方は生きて産まれてこないのです。

 人為的に起こす歪みは、歯の位置方向を間違って変える恐れが大です。装置による歯槽骨を吸収させ、無限に動かすブラケットは、本来自然の起こす移動の許容量を遥かに超えています。身体からは考えられなく異常な量なのです、ですから無理にでも最後は並ぶのですが、、、。身体への症状の存在は、その見返りからくる身体からの正論です。他の人が大丈夫だから、問題ないという論理は、問題のすり替えです。単に傾斜を修正する歯軸の修正の場合でも、移動量はあまりありませんが、それでも「他の歯」までも動いているでしょう。ぎりぎりで、そして偶然許容範囲にある状態をとりあげて、何ら問題がない、と断定するリロンでは全く的はずれてあり、とても当てになりません。もともと審美的な要素を考慮し矯正するかたに、病的な人は一人もいません、若く健康体であるから無理を、一旦は受けつけるだけです。やがて「顎位」問題が露呈しますが、、、。

顎位置における矯正の違いを、ホテツでおぎなうつもりでも、歯はいったんは収まっても、また顎のズレで、歯は噛まなくなってしまいます。
 合わせても合わせても、歯同士開いていってしまうのです。歯の位置が違うこと、すなわち顎位の違いは、顎位の後戻りにより、また再度リセットされてしまうのです。顎の位置を変えてはいけない理由です。歯が振り回わされてしまい、決着がつかなくなってしまうのです。

 


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