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診療日記ブルー


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歯科用CT 2004年10月08日(fri)

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 インプラントは、画像から得られる情報は有用です、どこに骨量があり、解剖学的に打てる場所を探し出せるからです。最近は、骨を人工的に増やし、さらに打つ場所を増やす手術をしたりします、画像診断によりさらに可能になりました。しかしインプラントには、咬合学がありません。人為的な骨癒着したインプラントは、歯ではありません骨結合では、上下で咬合しないのです。歯は移動して最適化をはかり、経年変化に対応し自分で模索し、もっとも良い条件を生み出す努力をします。

 インプラントがもたないのは、そのためです。インプラントが持つと主張するDr.は、打つことに夢中で、他の天然歯がだめになっていることに気がつかないだけです。あるいは、知っています。わかっているのに、やるのです。怖いことです。必要があって、体や顔が歪むのですが、その自由をすべて奪ってしまうものなのです。

解剖的な所見をもとに、直接的に噛み合わせにいかす診断をすることはシカでは残念ながらできません。顎のMRIやCTを撮った顎関節の像は、画像撮影時の状態を正確にあらわしています。しかし単に診断と別に処置方針は分けて決められてしまうのです。もしダイレクトにみたままで決めてしまうのであれば、恐らく鮮明に撮られた像を元に、マニュアル通りに勧められ科学的な根拠の「顎関節症」の治療方法、すなわち観血的に切除する外科療法を第一選択とし施されてしまいます。手術直後の経過のはもうおわかりだと思いますが、さらに術後はより重篤な結果を招くかたもいます、必要性を間違えると大変なことを起こすのですです。なにしろ「完璧に」手術は成功します、しかしこれではだめなのです。

ではホテツ的な処置ではどうでしょうか?シカのホテツ的な処置で、安定した顎位を目指そうと、「画像上で顎頭が関節窩の中心にあればよい」という根拠のもとに、顎の位置を変えようと考えています。これも歯を抜かし考えている大きな間違いです。確かに顎位がよいことにこしたことはありません。しかし歯の機能を理解していません、噛むこと歪みを解消し、骨を造り出すということを、専門家はどこかに置いて来て忘れています。歯をどこかに忘れてさまざまに症状を解消しようとする勘違いDr.は、いまだ多いようです。顎位においても、議論する余地があります。はっきりいって真ん中でよいか、そして真ん中がどこか示す科学的根拠は一切ありません、コンピュータの像で3次元的な形状を再現することは可能でも、正しい位置を表示することはできないのです。結論として間違いがないのは、噛む位置を基準にするのです。

 成長とともにある固有のズレを機械の判断基準で解消してはいけないのです。


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