将棋界の伝説の名人、大山康晴氏には、こんな驚くべきエピソードがある。 ある日、将棋会館の前で、若手棋士たちが集まってある難解な詰め将棋をしていた。それは、若手棋士たちが、数人で考えてもなかなか詰まないものだった。 そこへ大山康晴名人が通りがかり、若手棋士たちが、頭悩ませている詰め将棋を 『ほんの数秒の間だけ』見て、一言。 『ああ、それなら、何手目で、何で詰むよ』と言うのだ・・・・いつまで考えても答えの出なかった若手棋士たちは、大山名人の一言に、ドギモを抜かれ、言われた通りに将棋の駒を進めていくと、言うとおりになっていったという・・・・ このことに感服した若手棋士の一人は、後日大山名人に質問した。 『あの時、通りがかる、たった数秒の間に、何百通りもの手を、読んだのですか?』 それに対し、大山名人は、こう答えた。 『いいや、手を読んだのではない。大局観だよ』
将棋の思考には、2通りの思考があるという。 ●『読み』と『大局観』だ。簡単に言ってしまえば、『読み』が論理的思考で、 『大局観』は、論理的思考をせず、直感によって引き出す答えだ。
■ 歯の構築1 構築についてここでお話します。 脳の展開力によりきちんと順序よく整理されて生み出されたイメージ力で構築されたものほど効果が高いような気がします。 最初にお断りしておきますが、イメージングはオーリングとは異なるものあるいは別次元であるとの捉えかたを私自身しています。 具体的な最近までの経緯を順を追って説明していきます。 最初の頃は診断用模型いわゆる○模を見て、単純に診断し計画を立てていました、治療する歯数の少ない1本や2本程度なら診断治療が容易に可能でしょう。それ以上になると実際上説明し入るまでに、多数の工程を要求されます、最後まで納得されるまでの手間暇に、結構な時間が費やされます。時間をかけても理解してもらえれば無論それでよいのですが、表面上うわべだけで判断されると本当の所いままでの説明がわかってもらえたかしらと妙に不安になることもありました。 歯の治療修復後、互いに受けるイメージ自体がDr.とkr.とが違ったりするととたんに、同じように診療しているつもりでも場合によっては満足度や治り方までも違うかのようです。この頃はまだ普通のシカでシカの作り方したから、このときにイメージの不一致現象が何を引き起こすものか意味がわかりませんでした。 今のシカ同様当時は問題点を改善せず単に眼に見えて起こす症状や主訴を中心にしていましたから、全体におけるトータルな効果を考えていません、というより全体像を作り何をもたらすかと言うこと自体自分の枠の範疇にはありませんでしたし、習ったことも見たこともありませんでしたから存在が考えられません。今思えば問題のない所に多数の問題があったりしていたわけですが、問題にない所に原因があることすらわかなかったわけであり、見落としが少なからず出てしまい、既存のシカ認識での治療が、過去の自分のシカ治療の時代でした。そしてそれは世間一般で現在多くのシカ医院で行われている診療体系そのものなのです。それは保険、自費という負担制度の枠だけでなく、噛み合わせを行う際に基準となるシカの咬合理論も今だシカなのです。
やがてさらなる工夫をこらし、「完成模型」すなわちブループリント (青写真)に行き着きました。 資料の採取 カウンセリング 模型提示 見積もり金額、期間提示 お返事後治療計画、診療開始
という流れです。 咬合を考えた最終形態によるワックスアップまでされた模型ですが、ビジュアルに眼に見える形での模型提示をKr.にしてきました。 この頃はすでにオーリングは卒業しひとりオーリング時代を確立し診療に使っていました。 問題点やそうでは無い所を含め、例えば同一金属にこだわったり、審美的な機能改善を主にしたりとさまざまにアプローチしていました。この時もまだ全体像をおおまかに掴んでいたつもりでしたが、今から見えれば稚拙であり本格的にはつかめていなかったわけで、意味のない修復もありました。もちろんシカよりもましですが。
診断と治療が結びつかないのがシカの特徴でしたよね。
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