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診療日記ブルー


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脳の仕組み(やる気) 2004年09月13日(mon)

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 だるさを感じると、その原因は何だろうと考えて、やる気はどこからやってくるのかということが気になったりします。人間のコントロールタワーは脳なので、脳の中でどうやってやる気を引き起こしているのか気になるところです。
 やる気という場合、感情と理性がぶつかり合って、その勝者によって行動が決まるのかと思ったりもするのですが、どうも脳の中では本能(視床下部)と快不快(扁桃核)とが帯状回でぶつかり、その結果が大脳皮質に伝わり判断されて最終的な行動が決まると説明されているようです。
 それぞれの箇所(脳の部位)の名前がややこしいだけで、意外に単純な原理でやる気が起きていることが分かります。


























視床下部(本能) 扁桃核(感情)
帯状回
大脳皮質(理性)
行動

 脳のしくみから導かれる結論は”本能と感情と理性の向かう方向が一致すればやる気が一番出る”ということです。この結論は日常感じていることそのままとも言えます。
 こう考えてくると、素直であるということは、自分の本能と感情を信じられる人で、それらが向かう方向に逆らわずに進める人のことと考えることができます。時には単純だと揶揄(やゆ)される素直な人が勢いを持って突進できるのはこのためなのかも知れません。


 ところてん式に歯科医になったかたは、噛み合わせを教科書的に追求しようとしても一生わかりません、しかしいくら噛み合わせが難しいから逃げようとしても逃げることができないこともまた事実です。歯を削って、補綴物を入れる歯科治療イコール運命を決めてしまう噛み合わせのことだからです。やがて歯科医は真実がわかってしまえば、タービンで安易に歯を削ることが出来なくなってしまうでしょう、しかし幸い?なことに歯の役割についてシカは深くは知らないようですから、今でも歯をどんどん削っているのです。そして歯の無い所に植えています。もとあった再現性を重視して、役割まで言及し実行しているかたは、実際の数は大変少ないでしょう。
 技術を維持するためのスタンスとして、念頭に置かなければいけないことは、つねに切磋琢磨していないと、能力の切れ味がなくなりやがて衰えてしまうものではないでしょうか。つねに前向きです。そして同時に最前線で突き進むことは、苦労があり大変です。しかし足を止め現状で満足してしまい、止まってしまうことのほうが怖いと思います、停滞によって通用しないことくらい辛いものはないと思っています。 

 繰り返しになりますが、基本的な歯科治療のスタンスは守りでいいのです。積極的に喚起はしません。KR.が気がつかなければ、それでいいと思っています。しかし一旦気がついた優秀な?KR.には、しっかりと正しく治療で構築して上げたいですね。そこには需要を喚起するような余計な攻めは、要りません。これらは自らのペースを崩していくことにもなります。また焦りは東洋的な力の収束を崩すことに繋がります。心を清らかに良導子であり続けるのです。
 
 大事なことは、肝心な「技術」の前に「やる気」です。本能と感情と理性の向かう方向が一致すればやる気が一番出るはずですから、正しい治療で歯を治さないと、やる気が起きないのです。いかなる展開も歯を治さないかぎり、次に進めないのです。
   治療はどんどん進んでいきます。
自己を冷静にどれだけ客観的に見つめられますか?自分で正しい判断できますか?
 ええ、、。あなたに求められているのは、難しい専門的なことではないのです。
 今後は、KR自身が前向きで完璧を求めることと、小康状態での満足との間で揺れ、どこで満足するかの心の置き所が焦点となります。そのために自分で現状を把握する必要があるのです。説明だけでなく、動画や写真がわかりやすいのです。
 写真は、あなたのためにとるのです。そしてさらなるやる気をださせるグッズなのです。

 歯の治療は、大変ですがやりがいがあります。難しいのは、やる気のない人をスタートラインに向かわせることです。歯が悪く、やる気を失わせたのは、シカの「不快な」治療が原因です。そのような人は、シカを頭ではなく、身体ですでにわかっているのです。無意識下での働きを察知しているのです。


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