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診療日記ブルー


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SYNCHRONICITY 2004年09月11日(sat)

53,873 byte

1983年、ポリース最後のアルバムとなったSYNCHRONICITYは、ポリースの集大成とも言える完成度を持って発表された。Synchronicity(シンクロニシティ)とは日本語で「共時性」という言葉に訳される。しかしスイスの心理学者カール・グスタフ・ユング(1875年〜1961年)が定義したシンクロニシティとは:
 ・同じ意味を持つ、因果的には無関係な複数の出来事の同時生起である
 ・創造的行為である
 ・非因果的な複数の事象の並行的生起(パラレリズム)である

たまたま偶然が重なったというだけではなく、そこには何らかの意識が働いているものとされる。

THE POLICE / SYNCHRONICITY I
LYRICS & MUSIC by StingA connecting principle / Linked to the invisible
Almost imperceptible / Something inexpressible
Science insusceptible / Logic so inflexible
Causally connectible / Yet nothing is invincible

本質を結合させ、見えない事実に連結させる / 滅多には起こりえない
言葉では言い表せない / 科学では感知できない
柔軟な論理 / 一般的にありえても / 説明をつける事はできない

If we share this nightmare / Then we can dream
Spiritus mundi / If you act as you think
The missing link / Synchronicity

もし我々がこの悪夢を共有するなら / 精神の宇宙を夢見る事ができるだろう
もし君の思う通り行動するなら
ミッシング・リンク / それはシンクロニシティ

We know you, they know me / Extrasensory
Synchronicity / A star fall, a phone call
It joins all / Synchronicity

我々は君を知っている、彼らは私を知っている / 超感覚シンクロニシティ
星が流れ、電話が鳴る / それは全てシンクロニシティの中で起こっている
www.sting.com 


 一見、自分の口に中で起こっている不可解なことが、すべて連動しているとしたらどうかな。まずあなたは自分では治すすべを知らない、そのような方法を見たこと、聞いたことがないからだ。そう誰も知らない。正しい治療は誰も知らない方法を用いる。

 1本の歯の修復で治すことができる、逆に1本がきっかけで大きく崩れていくことがある。それが歯の治療なのだ。現象を結果に囚われるだけでなく、因果律のなかで見いだすのだ。正しい治療を受ければ、良い結果がでる。それが事実なのだ。悪いものを、ただ悪いというのではなく、どうすれば治るのか解決できる手段を知っているから指摘できる。そして見た目の悪い所ほど、逆にそれは一番問題のないことが多い。

 「主訴を先に治すほど」本質的な原因から遠ざかっていく。だから歯を治せば治すほど、どんどん加速度がつくように壊れていく。これは、主訴がズレを止めているからだ、残念ながら歯科はKr.の言うまま気になる(意識下)の部分を集中する。しかし本質的な問題は無意識下での歯だ。
 大きな根本原因のほとんどは、まずこれに現れる。最初にすべきことを怠り、したいことだけする。そのツケは必ず他に回る。いまやっておくこと、解決すべきことを明確にし、怠たらなければ、何も起こらないはずだからだ。病状へのカウントダウンが始まっている状態をよくみる、わからないのは自分だけだ。
 何故なら歯は悪ければ、悪いほど、適切な心身の状態をはかるセンサーとしての歯の能力を問われるからだ、歯が悪いから、健康感に気がつかない。無意識下の間違って取りつかれてしまった歯が、気がつくまでにけっこうタイムラグとして時間がかかるのである。そうして確実にテロリストのように実行するのは間違いない。時間ではけっして解決しないことを覚えておいて欲しい。

 歯と顎と身体はすべて、まさしくSYNCHRONICITYだ。医学的に無関係とされる複数の出来事の同時生起、さらに事象の並行的生起(パラレリズム)なのである。
ですから、生物学的現象を「医学」という科学のエリアでひとまとめにすることが、できないのです。


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