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診療日記ブルー


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二重らせん構造 2004年08月27日(fri)

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7/30 遺伝子のらせん構造を発見した英国人科学者フランシス・クリック博士、88歳で逝去

 遺伝子がらせん構造であることを発見し、その後の遺伝子科学の発展に大きく貢献した人物のひとり、英国人科学者フランシス・クリック博士=写真=が、長年患っていたガンにより、88歳で逝去したことを各メディアが伝えた。
 クリック博士は1953年2月、同僚のジェームズ・ワトソン博士とともに、個人の特徴を次世代へと継承していくために必要な物質『DNA(デオキシリボ核酸)』の塩基配列が二重らせん構造であることを発見。遺伝子の存在自体は分かっていても、それが実際にどのような構造をしているのかはそれまで謎とされてきたが、この世紀の大発見を経てDNA関連の新たな科学の道が開かれ、その理論はDNA鑑定や遺伝子組み換え技術などに応用されている。



永久歯の萌出順序の基本型は、
上が6→1→2→4→3→5→7→8
下が1→6→2→3→4→5→7→8   

123・・・は乳歯のABC・・・と同様に
真ん中から数えた歯の呼び方です。

下の一番の生え変わりと、上下の6番の萌出はほぼ同時期です。上下の6番がアンテリアをかつ高径を上げています。いうなれば少々無理をしなくては、成長とはなりません。ですから、この時期にうっかりシカで治療されてしまうと、治療された早期の時期で顎の成長が止まってしまいます。逆に顎の成長をみれば、いつの段階で治されたかおおよそ時期がわかります。放出直後なのか、小学生、中学生、高校生と年代が把握できます。そしてシカの治療の影響が、その後の方放出する歯に影響を及ぼすのです。

 乳歯のDEは、永久歯よりも少し幅が大きくなってます。これは生え変わりの時に十分な永久歯が萌出するためのスペースの確保の役目を果たします。乳歯がきっちり並んでいたとしても永久歯自体が大きすぎるとか、顎の骨の成長がいまいちの場合を除けば、
きちんとした歯並びで生え変ります。それは知っていると思います。では、もし顎骨が成長しない、もしくは永久歯が大きい場合、どうするかって、わかりますか?
もう一度放出の順番を見て欲しい。
 かならず、代用する歯や優先する歯がうまく機能するようになっている。つまり機能が重ならないように、歯を重ねる。これが少ないスペースを最大限いかせる、「秘訣」である。だから少ないスペースに歯を真っ直ぐに並べると大変なことを起こすのです。

並んでいく順序や位置は規則正しく事前に、骨の中で配列されている。
顎骨中の6番の位置を動かすということは、らせん構造のDNAの配列を変えることを意味する。
変えるところは、位置ではないのだ。らせん構造上に、最初から正しく配置されているからだ。
 せっかく天然歯は使える形を駆使し並べている。機能的に必要なものは、代用できる咬合面に秘めている。歯を回転させて当ててやれば、見事に溝の角度を身体の角度に追随できる。そしてこれが後天的に作り上げられた固有の咬合となる。もちろん遺伝子がすべて納得された配列にはみえない。でもらせんが小さくても、大きくても螺旋の構造配列に違いはない。私には同心円上に展開した形に見える。いわゆる相似形なのだ。
 つまり正しく育てられたときの噛み合わせが、「透視」できる。
 しかしシカに見られれば、見事に「不正咬合」にしたて上げられる。後はお決まりのコースだ、顎と歯の不調和を指摘される。でもそんなことは素人でもわかることだ。プロであれば、なぜそうなったか説明できることだ。かならず理由がある。

 すべて形態は意味がある。そして運動は生体において活動を意味する。顎の動きは、求心性に身体の機能を発揮する。シカの考えは、顎の位置を決めたり、上下の歯で当てるような意味ですべて考えが平面的である。いかにも頭デッカチで考えたようなリロンを展開する。しかし間違っている。
 正しい歯の構築は、すべてらせん状態のように緻密な空間を作りあげる。造り上げた美しさは、天然のものと見間違うくらいだ。そしてそれは正しさを身体で実感できるものである。いままでシカの歯のイミテーションで騙されていた思いが、一気に吹っ飛ぶ瞬間でもあるのです。

 らせん上の赤い玉をとって黄色の位置につける、これが今の最先端の歯の治療なんです。もちろんこれは間違いです。もっともボタンの掛け違いにように、最後になってわかることですが、、、、。辻褄があわない治療ですから、将来何を起こすことが、容易に理解されると思います。

 クリックは博士の名前だけでなく、致命的な欠陥を意味し発する顎からの「警告音」なのです。


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