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診療日記ブルー


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論より証拠
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口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
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勝負に勝つ条件 2004年08月10日(tue)

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 勝つ = 素質 + 実力 + 運
勝負に勝つには3つ条件がある。
1. 素質 : 生まれ持った遺伝的なもの → どうにもならない。
2. 実力 : 練習等で積み上げたもの → 本人の心がけ次第で人それぞれ自由。努力
3. 運 : 人間の力ではコントロールが難しいもの → 努力しても手に入らない。引き寄せるもの
 この3つがそろうと、競技レベルも高くなるし、1勝負だけをみれば、勝てる。実力差の大きい場合はどれかかけても勝てるが、上を極めるほど3つのどれかひとつでも欠けると勝てない。特に3番目の運は欠け易い。


 いま入っているのは、身体の妥協の産物であり、歪みはいままだ温存している。後は誰かが、どこかでシカが何もわからずあなたの歯をいじるだけで、すべてが崩れさるだけの状況だ。得てして悪いなり、偏位させていてバランスをかろうじて保っている小康状態だったものを、シカ治療で大幅に崩し始めるのである。若い時に行った治療のときと既に違い、自分の適応性や順応性は失われている。若い時と同じ治療でも、今度はシカ歪みも容認できないくらいの身体である。少々のことは納得ができないくらい許容性は狭められている。

 シカ治療歴が長いほど、身体や心の許容性がなく、耐えうる口腔内ではないのです。


 オーリングのシカで歯の形をしたようなものを入れても、それは補綴の形であり、歯の形のものではない。よって入れられたように身体が変わる。だからシカで補綴をしてはいけないんだね。もっとも大事なスタンダードの部分の「機能の標準化」ができていないのだからね。

 より安定しない新しい基準をシカが作り出しても、容認すればより大切な天然歯が揺り動かされる。逆に身体は到底耐えられないだろう。ようやく貼付けたものは外れてくれる。皮肉なことに外れてくれれば、歪みが解放される。だからこの場合の許される選択は、貼付けたものが取れてきたほうがよいのです。

 シカの歯は取れたほうがよいのです、干渉し邪魔な所は自分でそうさせるのです。
しかし逆に技術で逆に取れにくくします、それが大きな身体への偏位をさせるのです。
逆に適切に製作してあげれば、自分の歯と同等に道具として認識し使い始めるのです。 
これが正しい治療の所以です。知ってもらいたいことは、とてもシンプルです。
「悪く入れば、身体が悪く変わる。良く入れば、良く身体が変わる。」
ただそれだけの話である。
 顎偏位(顎関節症状)は毎日の臨床で試されています、そして日々研鑽です。
なんら治療に変化はありません、症状で変えることなのないのです。
正しい歯科治療はトレーニングと同じで「心、技、体」を用いるものなのです。


最高の泳ぎは、「チョー気持ちいい」正しい治療で初めて可能なのです。そうすれば人生で「一番ハッピー」なのですから。


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