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診療日記ブルー


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粘膜干渉
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論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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絶対音感
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

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宇宙、世界、人類は螺旋状に 2004年08月18日(wed)

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 歯を治す時は、最初スケルトン状態にします。螺旋は周回を重ねて少しずつちょうど螺旋状に階段を登るように治していきます。まるで骨格状のフレームから肉づけしていくかのようにです。しっかりと咬ませる前段階すなわち仮想の点線のような状態ですから歯を上げたり、そして下げたりと自由に動かし実線にすることができます。ですから本治療に入る前の前準備がとても大事です。そして一旦本治療に入れば、様子を見たりせずにただひたすら歯を治し始めます。ゴールはすでに最初に提示したように、模型をみていただくとわかります。後は時間の軸との戦いです。最後から逆算して経路を決めてきます。
 シカのような物理的な歯の接触的な高さやシカの顎の位置など、ある意味どうでもいいんです。もう一つの空間軸に対して意識しているかどうかなのです。例えばシカの接触といっても物理に歯同士が当たっているだけで、絶対安定的にはけっして咬んでいません。またシカで顎の位置を均等に揃えてもいつまでも仮想状態のままなのです。これは歯という実体が整わずスプリントで合わせているだけにすぎません。歯が追随していなければまったく意味がありません。さらに
「天井が歪んでいるのに、シカのように柱(歯)で合わせても意味がないのです。」形態がある一定の方向と合っていれば、自然に高さが生まれ、心から望んで上下の歯を使いなさいと、脳が噛んでくれる指令を出してくれます。やがて天井が揃ってくるまで、後は若干待つだけなのです。通常上下の歯は偏位時でも当たっています、それを移動させ戻しにかかれば、空いてくる歯がでてきます。それがシカの補綴物です。
「偏位を戻せば、すべて当てている必要などありません。」
 当然そのときに、嫌なあたりで症状がでます、でもそれでいいんです。すべてがありのままに肯定する、それが大切なんですから。そして診断の材料にまたできるのです。痛みがなければ、あなたは今の状況がみえません、よって未来はありません。
「症状をみて、治してはいけません」
 横やりで路地に入り込み、本道を走れず目的地につけないからです。顎を中心に添えて歯を追随させるのであれば、ついてこれない補綴物を修正しさらに正しい治療で入れ替える手順が必要になります。何をしても中心はズレません、生きている以上大きな軸は変わらないのです。変わっているのは、あくまで周辺部分です。計画時に、周辺の歯の軌道と補綴の軌道を一致させます、ですからファイナル時には十分天然歯の軌道が修正させてあり、最後の目標と一致できるのです。

 宇宙の渦巻きように、朝顔のつるのように、さらのDNAの構造式のように、エネルギーのあるものは、すべて取り巻いています。求心性をもつ「命(いのち)」は普遍的な規則性があります。そしてこれは歯の回復へのひとつの応用です。目的地についてこれない人は、スタートに立つ最初からうまくいかないものです。だからあなたが既存の心から変わったかどうか、心のパスワードを読み取るのです。そして正しく解析し、ようやく本当のスタートラインに今初めて立てるのです。治せる望みは、あなたの思い通りなのです。

 宇宙、世界、人類は螺旋状に平和がくるのです。


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