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診療日記ブルー


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骨変化3 2004年08月09日(mon)

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骨に大量の幹細胞、安全に採取 東京医科歯科大グループ海綿骨からの幹細胞の採取

 骨内部の組織「海綿骨」に、様々なタイプの細胞に分化できる幹細胞が大量に存在する。幹細胞は再生医療で中心的役割を担い、骨髄液から採取して治療の試みが始まっているが、海綿骨からは1度でその100倍も採れ、採取に伴う患者のリスクや負担を減らせるという。骨髄液に含まれる幹細胞は、骨や血液、脂肪組織などの細胞に分化する能力を持つため、失われた組織を再生するのに役立つと期待されている。海綿骨は、骨組織のうち、内部にあるスポンジ状の多孔質組織。海綿骨の表面に付いている細胞を調べ、骨をつくり出す骨芽細胞や軟骨細胞、脂肪細胞などに分化できる細胞を発見。骨髄液中の幹細胞とほぼ同じ特徴を備えていた。体内に刺して微量の組織を採取する生検針によって、骨髄液からも、海綿骨からもほぼ同量の細胞が得られる。だが、含まれる幹細胞の数は、海綿骨の方が約100倍も多かった。「骨髄液中の幹細胞は、海綿骨から供給されているのではないか」と話す。骨髄液を得るには、多数の神経が通る背骨の中心近くまで針を刺さねばならない。また、必要量を確保するために採取が数回に及ぶこともあり、再生医療を受けようとする患者にとってリスクと負担になっている。海綿骨からの採取なら骨盤などから安全に、1度で採取できる可能性が高いという。


 どんなにハイテクを利用しても、受け入れるのは「人」である。
 すなわち感情を抜きにして医療は語れない、だからどんなに歯を再生しても同じことである。
 感情が歯を決めるからだ。機械では感情をはかることができるでしょうか?

細胞などミクロに眼がいき、細分化された科学は、大きな盲点を克服したかのように錯覚する。

 いくら骨に歯を埋めても、原因が改善されなければ、また同じこと。気がつかない心の欠陥が、症状を招く、医療は繰り返しの治療になってはいけない。
間違った考え方が、繰り返しの医療を招き、無駄な医療費をつかいこんでいる。やがて貴重な資源は枯渇する。

ちょうど間違ったシカのスプリントのように、再三作る、作るのが目的になってはいけない。

0歳から25歳までが成長、25歳からは緩やかに老いていく。時間の軸は変えることができない。歯科治療はその年齢を考え、先をみて考える。けっして誰一人同じ道を歩めるわけではない。そしていったん踏み出せば、引き返すことができない。同じ時間は2度と存在しないように、同じ咬む位置は2度と存在しない。ちょうど医療に絶対という文字がないようにね。

 元に戻れると主張する人は、未来から来た人です。だってタイムマーシンに乗せてくれるからです。でもせっかくですが、元に戻る必要などないのです、時間は止まっていません。すべてのものが時間とともに進んでいる流れの中で、正しい治療計画とあなたの年齢との放物線を重ね合わせて揃えていくことですから。


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