▲戻る / タイトル一覧 / ログ検索 / 過去ログ / 管理者用
診療日記ブルー


<< 2024年 11月 >>
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
- - - - - - -

<< 前の月 / 次の月 >>

更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

誰かに見られている感じ 2004年08月02日(mon)

60,940 byte

ときどき、だれかに見られているような気がすることがないだろうか。このほど、実際に、人は、だれかに見つめられていると、その視線を感じることがあるという実験結果が発表された。
 実験を行ったのは、独・フレイバーグ大(Freiberg University)のステファン・シュミット(Stefan Schmidt)博士である。
博士は、2種類の実験を1000回行なった。ひとつめの実験は、「遠隔凝視」と呼ばれる実験。ボランティア1を部屋に入れ、ボランティア2を別の部屋に入れる。ボランティア1の部屋には、監視カメラがついており、ボランティア2は、それをモニターで見る
ことができるようになっている。ここで、ボランティア2に、モニター内のボランティア1をじっと見つめてもらう。なお、ボランティア1の体には、電極がつながれていて、体内の電気的活動が計測できるようになっている。これで、ボランティア1がボランティア2の視線を感じたかどうかを観察するのだ。
ふたつめの実験は、「直接の精神相互作用」と呼ばれる実験。ひとつめの実験のように、ボランティア2人を別々の部屋に入れる。そして、ボランティア2は、モニターの中のボランティア1を、不快感を込めて見つめるか、あるいは、リラックスした気持ちで見つめてもらう。これをボランティアはどう感じたか観察する。
細かい実験データはわからないのだが、この2つの実験で、人間は、他人の視線を感じる能力をもつことが証明された、とシュミット博士は述べている。


 時々耳にして心配することは、「よく治れば、なんでもいいから」っていう人がいます。お気持ちはよくわかります。しかし結論から言うと、こういう方は、散々手を尽くしてもまったく効果がありません。この人は残念ながら治ることができないのです。それはいつまでたっても自分の姿を客観的に捉えることができないからです。自分で自分を心の底から知ろうとしなくては、何も見えません。見えなければ、何も変わりません。ここで問題になるのことは、

「自分の咬合は自分ではよくわからない」ということです。これがネックになります。
 唯一の判断は咬めるようになったという結果くらいです。そのために少々工夫をします、まず自分が病気であることを「公表」するのです、ちょうど癌治療と同じで立ち向かうには、けっして眼をそらさないで事実を事実と謙虚に受け止めることです。

 写真をみて自分を取り戻せない、自信がないので引き返してしまうのは、ちっとも先に進めません。治療とは、ちょっと違った観点から物事を見つめてください。医院側はけっして受け入れないわけではありません。時間とともに冷静になれば、不快なあなたは、自分からその邪悪な電波を流していたことに気がつくはずです。自分自身が発生源であり、共鳴後、反射しているのですから。我々は、正直にその姿をあなたに返しているだけです。自分の影におののき、帰ってしまうようでは、当然その先に大きな怪物が待っています、その退治ができません。ここが最初の試練で、試されているのです。

 本人がいままでのお任せではなく、自ら方向を定めていくことでです。いつも言うようですが、本人が治す気持ちが本当に無ければ、歯を治してもなんら変わりません。変わっていく姿勢が、自分から治すという結果になるのです。「自分を知ることがそんなに怖いですか?」でも事実なんです。意識の変化が、すべてを変えるのです。

 いまのあなたの口の中は、あなたの心の反映そのものです。私は正しくあなたを見つめることができるのです。


Web Diary Professional ver 2.17