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診療日記ブルー


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役に立つもの 2004年07月18日(sun)

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はじめまして。九州在住 小学4年の野度珍子(仮名)です。国語の勉強で、体のしくみについて調べているんですが、おへその役割とのどちんこ(口蓋垂)についてがよくわかりません。おへそは、お母さんとつながっていた大事なものですよね。 のどちんこは、かぜのウイルスが体の中に入っていかないようにするものですか?教えてください。 よろしくお願いします。

 質問はお父さんに助けられて作ったものですか?説明が大人のようなのでびっくりしました。さて、おへその役割の説明はもう必要ないようですね。お母さんのおなかの中で、胎盤(たいばん)というあなた自身の臓器(ぞうき:胃や心臓などのなかま)と、へその緒(お)と繋(つな)がっていた部分です。生まれてから後は全く意味がないものです。おへそは体の表面の記念碑(きねんひ)のようなものですね。
 さて、問題の「こどちんこ」です。「のどちんこ」は「口蓋垂(こうがいすい)」と言います。口の中の上の蓋(ふた)にぶら下がったものという意味です。のどちんこは、筋肉からなりたっているので、伸び縮(ちじ)みします。食べ物を飲み込むときと、言葉を話すとき(歌うときも!)です。のどちんこが、縮む時には、鼻の中にある空洞が閉じて話すときに音を響(ひび)きやすくします。ただし、のどちんこがないと、上手に発声できないわけではありません。のどちんこの先が2つに分かれている人もいますが、それ以外の部分が正常なら発音には問題がありません。つまり、人間が言葉を話すようになったときに、のど・くち・はなの部分が、上手に進化(しんか)してできた結果だと考えられています。のどちんこも、人間の進化の記念碑のようなものですが、生まれてからは、意味があるものになるので、おへそとは対照的(たいしょうてき)ですね。


さて問題↑、上記問題のある口の人は?
 口の奥のノドに、小さな突起物正式名称は「口蓋垂」「懸雍垂」と言う。盲腸の虫垂と同じく、無用のもので、一見何の役にも立たないようにみえます。人間の口蓋は胎児のときは二つに分かれているが、出産までにくっついて一体となります。そのとき、はみ出すようにしてできるのが、のどちんこなのです。
 のどちんこがなければ、とても嚥下が大変です。
物を飲み込むときに、気管に誤飲してしまうからです。物の流れを制御しているのです、あんな小さなものです。いびきをかくからレーザーでのどちんこ除去してしまったあるDr.がいました。所がいびきはいっこうに収まりません。今度は最先端の技術で周りを寄せて「のどちんこ」のように再建する手術があるそうです、さすがに前回でこりてそれはお断りしたそうです。その Dr.は歯科のいびき専門になりました。ひたすら道一筋なんですね。

 顎が閉塞するのは、歯は原因です。シカ治療でついうっかり、バック止めをはずしてしまったのでしょう。「眠れなくなることから始まる」のです。

噛み合わせの悪さは見た目でわかる部分があります。
それは口を大きく開けたときに「のどちんこ」がみえるかどうかです。舌に隠れて奥までしっかりとみえなければ、問題です。口蓋がうまく形成されていない疑いがあります。器となる空間に着目していないシカがおおすぎます。だから誤ってどんな人にもシカのスプリントを入れてしまうようです。
どうですかアーンとしてみてください、みえましたか?
 歯を取り巻いている環境は大変です。シカのスプリントは役に立たないものです。


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