▲戻る / タイトル一覧 / ログ検索 / 過去ログ / 管理者用
診療日記ブルー


<< 2024年 11月 >>
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
- - - - - - -

<< 前の月 / 次の月 >>

更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

スプリントによる三軸修正法の間違い 2004年07月01日(thu)

81,438 byte

 一般的に良い姿勢とは、まっ直ぐだとか、両肩の高さが同じとか、背筋を伸ばして座っている等の姿形を言うようです。一方悪い姿勢とは、猫背、傾いている、ねじれている、背中が丸い等ということを言うようです。しかし、これらの姿勢は社会通念上の知識により良いとか、悪いとか判断されるです。もちろん、悪いといわれる姿勢を続けることで歪みが大きくなり、異常事態になる事は、理の当然であります。

「ここで伝えたい大事なことは、”その時の姿勢というのは本人にとって、動きやすく楽な状況である”ということです」。
このことを把握していないで調整を行った場合、
往々にして状況の悪化、不満足な結果を招くのです。
不快感があるのは歪みを感じる能力がある証拠。

 私たちは子供の頃から見せかけ上の良い姿勢をすると、 勉強や仕事の時の集中力が向上し、健康の増進にも役立つのだと言う常識をうえつけられています。しかし実際は、 肩が凝る、腰が痛いといった不快感がある時は、 不快感が軽減するように腰をかがめたりして、楽な姿勢を取るものなのです。見せかけ上の良い姿勢よりも、本人が一番楽な姿勢を取ることによって、カラダの内部の自由度が高くなるためなのです。
 一般的には、姿勢が悪いからカラダに歪みが生ずるのだという事実とは全く反対の常識があるため、無意識に良いといわれる姿勢をつくり、自分で歪みをつくってしまっているのです。
 私たちが日頃感じる痛みや不快感は、カラダの中に生ずる歪みを感じ取る大切な能力です。肩凝りや腰痛などは不快なので、その痛みを取り除くことを考えがちですが、痛みはカラダの歪みを感じる能力が発揮されている証拠ですので、痛みそのものを取り除くと言うのは、必要な能力を取り除くことと同じなのです。


噛み合わせがみかけ上悪いのは身体同様楽な位置にある。歯の姿勢が悪いわけだ、これを成長時期をすぎて、姿勢をよくしろといっているわけだ。
 身長が伸びなかったように、歯も伸びず低位に見える。しかし伸びないのは、理由がある。
理由を無視して
身体に合わせて、歯へスプリントを当てて身体を改造する三軸修正法では、とても無理があるのです。そして3軸あわせようとする位置すなわち前後、左右、上下とあわせる方法の最大の致命的な間違いは、歯の位置です。
「1軸」が完全に違っています。それはスプリントでの間違いは、装置を歯の間に介在し噛めなくするように、離開させるすなわち、

    歯を離した瞬間に起きます。

そのような装置で顎をあげれば、一気に調和をとっていた歯との関係がずたずたに切れてしまうのです。これは長い間築き上げていた関係を崩すことです。
そして歯の関係だけでなく、身体の関係まで巻き込む結果になるのです。
 最後にしがみついていたくもの糸のように繊細な神経を切ることになるのです。
まだまだ歯と身体は別なものだと思っているようですね、とても甘い考えです。
 いつもいっているようにどこまでも歯の形が顎の動きといっしょなのです、装置では、歯のようには正しく動きません。万が一技術が豊富で正しく動かせるのなら、最初から装置など使いません。正しく歯を治せるからです。
 さらにこのシカのスプリント装置で骨の関係まで狂わせていくのです。人為的な力がシカのホテツ以上に倍加されて、その圧倒的な力はシカのホテツ以上です。歯を通して身体をみるが、身体を見て歯を治してはいけない理由です。まぜならかならずそれ以上の問題を抱えて返ってくるからです。悪いなりに身体の反応が一番つじつまがあっているからなのです。

 以上にように、通常歯は歯でかえすのが簡単だが、スプリントで壊したとなるとまた話がややこしくなる、今度は歯同士の関係の問題だけではなくなってくるからだ。自ら底なし沼に入り込み、行き先を失いかけていく装置である、足を踏み入れれば2度ともとにはかえれないのです。

見えない大事なところを次々に破壊していくのです。


Web Diary Professional ver 2.17