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診療日記ブルー


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ストックホルム症候群 2004年06月22日(tue)

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犯人と被害者の心的相互依存症

「ストックホルム症候群」とは、「被害者が犯人に、必要以上の同情や連帯感、好意などをもってしまうこと」を言います。これは、誘拐や監禁などで犯人と接触する時間が長い場合に起こります。警察関係者や周りに、一番誤解されてしまうことが多い症状なので、周りの考慮や配慮が重要になってきます。
 ストックホルム症候群は、1973年に初めて「症候群」として認められました。ですから、研究史の浅い病気ということにもなってしまい、いまだに謎の部分がたくさんあります。


 いったんシカでなにげなしに入れられた歯で、実際に困ることが同時多発しています。いますぐにあなたがこうしたい、という思いに反してテロリストの歯はアンチテーゼとしてテロの活動を開始します。例えばシカのインレーほど困ったものはありません。冠のように大幅に違えばすぐ誰でも気がつくでしょう。しかし小幅の場合、自分の身に何が起こったのかということを、自分自身で動きの変化に対応してしまい、うまく認識できません。身近にいる第三者が噛み合わせへの深い造詣や鋭い眼で注意してみていないと、全く変化には気がつくことができないのです。
 シカにおけるストックホルム症候群は、自己判断に狂いを生じさせます。そして命令系統の混乱がやがて形として定着してしまうのです。偏位によりいったん歯の移動が始まれば、シカでは元の状態には戻れません。まずシカでは動く認識自体ありません。

「歯は動かない」不動のものという固定概念があるからです。

 そのまま間違って付与された機能が口腔内に定着していきます。ほんのわずかの接触が変わったために、全体の歯が動き、骨を変化させすべてが入れ替わって変革してしまうのです。テロ補綴のせいで、次々と仲間たちは、犯人のいいなりにならざるを得ません、しぶしぶ従うのです。特に筋力の弱い女性や子供にとっては、顎や身体にあしかせをつけられたように強い負荷のかけられた状態のままです、逆にがっちりとした筋肉の強い男性の場合は、歯に負荷をかけ続けます、よって今度は歯を長く維持することが困難です。
 犯人が逮捕されても、しばらくは残された人質は放心状態です。むしろ相手を擁護するかもしれません。完全に犯人のおもむくままに、心までも一旦は支配されてしまったからです。もしここで犯人の要求を飲まずにいたとすれば、それは歯や身体にとって恐ろしい結果を選択することに等しいことなのです。でも恐ろしいのはこの後です、仮に早期に気がついて犯人を即逮捕しても、その後今度は人質であった側が今度は全員相互依存症の「犯人」へ変貌しているからなのです。
 
 間違った犯人への制圧方法として、圧倒的な軍事力を保持する、すなわち多国籍軍に参加することなのです。代表的なシカのスプリントは、大きな犠牲を払って装着するわりには、恵みがありません。失なう代償があまりに大きすぎるのです。
 1本のインレーを歯に正しく入れることができないのに、ブリッジなどできるわけがありません。もっと難しいかみ合わせを喪失している総義歯をどうするつもりなのでしょうか?自らの足元の臨床からまず、手をつけていくことです。そして全体の治療も1本の治療も何一つ変わることのない衝撃的な真実を発見することでしょう。
 無駄な犠牲を払わずに、簡単に説得できる術があるのです。最小限で最短でこれが使命です。


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