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診療日記ブルー


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更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
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最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

私がオバさんになっても 2004年06月16日(wed)

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 森高ファンであるあなたは,この曲名を正確に書けますか? たいていは,「私が オバサンになっても」「私がおばさんになっても」などと書いてしまうんですよね。 正解は「私がオバさんになっても」ですよ。


 技工指示書には、かならず「年齢」を書きます、ええもちろん模型をみれば年齢は推測できます、そして確実に間違いなくあっています。

 例えば60歳で総入れ歯の人がいると思います、しかし80歳の総入れ歯の人とは違います。他人だからですか、いいえ違います。自分の60歳とそして自分の80歳ではまったく違います。
 総入れ歯の場合、歯がまったくありませんね。しかし顎関節はあります。いままで過去噛んでいる歴史が正しくあるのと歴史がないのではまた違います。
 顎が学んでいるかどうかです、そして入れていたものが正しいかどうかで、正しく学べていたか勝負がわかれるのです。大事なポイントは、

 「今噛んでいない人は、未来でも噛めません」

 1年がかりで総入れ歯をつくる先生がいます。なるほど人生のおける歳月を1年に凝縮して造りだすわけですね。しかし正しい治療では、1年の年月という貴重な時間をかけてまで、再現性を持たせることを重視していません。なぜなら経過分、年齢分時間が経っているからです。
 加齢現象は誰でも起こるものです、ある老人ホームで周りが老人ばかりと嘆く方がいました、自分が老人であることを忘れているのです。
 過去に遡るのは診断であり、治療は現時点から最終ゴールを目指します。ゴールはどこって?多分あなたは歯がすべて問題なく入り、噛み合わせが治ることをイメージすると思います。しかし私にとってゴールとは歯を入れてからむしろスタートするイメージです。未来への終着点をみています、、、。歯は治した後から永久的にすべからず影響を与えていくのです。治した後のことをつねに考えているのです。やがて人生90年になるのも夢ではありませんね、そのときに「生かされている」医療で寿命を延ばしているのか、自分の歯で生きているのか違いが最後になってわかるのです。正しい治療とはそうゆう治療です。
 ファンであるあなたであれば、「歯科」と「シカ」との区別がついていますよね。


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