▲戻る / タイトル一覧 / ログ検索 / 過去ログ / 管理者用
診療日記ブルー


<< 2024年 11月 >>
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
- - - - - - -

<< 前の月 / 次の月 >>

更新履歴
2005/01/22
粘膜干渉
2005/01/21
論より証拠
2005/01/20
口腔内ストレスの恐怖
2005/01/19
偽札
2005/01/18
咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
2005/01/17
遅らせる声
2005/01/16
最善をつくす。
2005/01/15
絶対音感
2005/01/14
「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

↓以前の日記

練習用鉄の顔 2004年06月14日(mon)

59,757 byte

 やあ、ひさしぶり元気かーい?ええ僕も元気ですよ。暇に見えるって、えー忙しいよ。僕はみてわかるでしょう、毎日臨床練習用で働いていたダミー人形ですよ。

 シカなら初めての時緊張して時には失敗もするでしょう。この仕事大変難しいですからね、それを知っているから、私はけっして怒りませんし、つらくても耐えます。失敗専用ですから、インターンの人とてもやさしいです。
 ええシカ大学の教育のシステムは完璧なのです。マニュアルはありますからね。

 でも長くみてくるとわかってくるのです。ああー先生、ちょっと待ってください。何か違い感じませんか?私は固い金属の皮膚ですし、アゴがありません。あっても使うことがないアゴです。これでは、臨床に役立ちません。単にモケイでの趣味レーションです。

  実際の人の皮膚は柔らかくて、呼吸したり筋肉で頭は変形するし、顎は歯を削れば簡単にズレるものなのです。立ったり、座ったり、寝たりしてだけで、歯の当たりかたが簡単に変わるんです。座っていても、背骨を椅子の背に当てているときと離したときでは違うのです。もちろん型を取り模型を作るときもそうです。寝ている状態では、顎は下がっていますからね、下がった状態で歯が当たる模型なのです。

 「私はいつも寝ているだけです。」そして
「顎はネジで止まっていません。」
   ここに問題点があります。そしていったんズレと今度は誰も対処できません。このように間違った臨床では、答えがマニュアルにはけっして載っていません。だから「原因不明」の疼痛に対処できないのです。それらの人は心の問題や不明のため投薬処置です。だからけっして治りません。
 シカでトレーニングすれば、するほど観点が違ってくる治療の始まりなのです。ドクターの体が最初から「噛み合わせ」を間違ってインプットされてしまう鉄の顔なのです。
 投薬する先生は論文ばっかりで、歯を見ようとしません、いや見ようとしても見えません。きっと私より頭が硬いようですね。所でなんでここにいるの、えーさらわれて来た、それは大変だね。ペコちゃん。ところでどうしていつもベロが出ているの?
(某倉庫にての人形の会話)


Web Diary Professional ver 2.17