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診療日記ブルー


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口腔内ストレスの恐怖
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
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向うべき時空間 2004年05月22日(sat)

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列車の進路:   既存のシカでは、Oーリングで順番に開くところから金属を順次変えていくわけなのですが、交換後の補綴の精度を求める者として、それが本当に適している治療かどうか判断してみましょう。確かにOーリング診断しただけあり、1本1本の補綴物のシカ的クオリティはあります。貴金属で製作された高価な自費の補綴物ですから、じっくりと時間や手間を費やすことが可能です。歯との隙間がなく、伸びのある柔らかいメタルで適合は完璧です。また大きくずらさないように1本ずつて治したり、最初に当たっていない歯を触るのは、セオリー通りで大原則です。
 しかしここであえて提言したいのですが、1本1本の歯の修復を行うことで、かえって最終的に向かうべき方向がよくわかりません。そのため1本1本の見ている視点が治療の度ごとそれぞれ変わり、全体として大きな一つの大切な機能を果たしていないのです。個々の持っている歯の役割分担をもっと明確にしてを個々を丁寧に揃えるべきなのです。築き上げてきた個々の歯が最終的に、すべてにおける全体に繋がるからです。
 Oーリング治療の結果、シカで既存のパラ金属から貴金属入れ替えると、再び収束せずバラバラに後戻りです。これは長い間かけて築いていた大事な思いでを、若い時からのパラ金属に自分を托していたのです。それを崩してまでもやるレベル水準を見るにつけ、高価な自費治療で意味がなくアドバンテージを感じないことが多々あります。逆に何もせずにそのままのほうがよかったのではと疑問にさえ思います。交換したかたで、身体の余力があるかたは治るかたもいます
 
 体力的に余力のあるかたは、はっきり言えば黙っていても元の程度に戻ります。戻るのは、きっかけだけなのですから、最初から何をしても戻れる程度の容易レベルなのです。でも其のやり方では、偶然に近く本当の意味では治していません、すべてを網羅している正しい方法ではないからです。ですからすべての人をけっして治すことができないのです。
 金属の入れ替え交換後、治療が終了すると最悪な「オープンバイト」になってしまう方も、相談時実際拝見しました。求める歯の設定が違っていれば治療がかえって致命傷になることもあります。失敗して意図としない方向へ流されるのは、創造性の高いイメージングの欠落であり、到着すべぎ最終型を構築できていないからなのです。こうあるべきと最初から答えを用意し変わるべき形を具現化し、互いのイメージを明確に共有しておかなければならないのです。金属はすばらしくきれいに移し替えられていますが、歯車のギヤが身体を始動するように噛みだしていません。ニュートラルのままで、ぐるぐる同じ所を回っています。そしてその後Oーリングで調整してもだめなものはだめです。補綴理論的に言えば、技工時に作られるインレーなどのを作る際の模型装着方向が毎回違っています、口腔内にある不動の北極星をみつけ、目指すべき空間を構築するための技術が提供されていません。やがて補綴を見れば、最初はきちんと適合していた伸びのある貴金属の辺縁のマージンがいつの間にか「開いて」いってしまうのです。
   
 ポイントを切り替え目指してるものは、正しい進路の遥かまだ「先に」あるのです。
 


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