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診療日記ブルー


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口腔内ストレスの恐怖
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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薬、くすり、クスリ 2004年05月26日(wed)

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 「薬」は喜ばれる恩恵をもたらせてきた反面、また毒の裏返しのものである。表裏一体とすれば、一定の基準を経た厚生労働省より認可の降りたクスリでも服用方法によっては毒にも変わることがあるのです。

 噛み合わせの問題点を増長させ複雑化させる要因の東西の横綱をあげれば、身体を不自由に、そしてもうろうとさせる「スプリント」であることに、もはや説明はいらないと思う。そしてもう一つに「クスリ」があげられる。そう今度は頭を不自由に、そしてもうろうとさせられる。自由が聞かなくなり、現状を忘れさせてしまう。クスリの効果でおとなしくなり、訴えなくなる。DR.はしっかり効いてくれたと納得する。しかしいったん効き目がでれば、効果があるだけに常用が始まり、あらたな依存の始まりになる。恐ろしいことはクスリの作用で大きく噛み合わせがさらにどんどん変化していくことである。
 あなたは幸せものだ、噛み合わせの不備をクスリで回避していく、クスリに対して効果があるのは、ある意味健常であるからだ。心も身体も不自由な人は、強いクスリでも効果がないことを知っている。そしてつねに効果の増大とともに副作用との戦いに悩まされる。処方によりだされたクスリが聞く程度の人の噛み合わせとは、クスリで聞く程度のレベルとでも言っておこう。
 クスリの危ない一番の副作用を教えておこう、これは服用している間中、いっさいにおいて噛み合わせが決まらない。入力と出力に因果関係を歯に失ってしまうからだ。歯に記憶が宿らないないし、過去噛んでいたというきれいな形をどんどん失ってしまう。
 よいものと悪いものとが混在している中で、取捨選択し拾いあげていく努力をしなければ、結果喜ばれることはない。勝手に原因不明もしくはストレスという悪玉を造り上げ、投薬する。劇的に治り栄光のスポットを浴びる影に、陽の当らない悲劇に直面する現実もある。暗い過去は、忘れられそして闇に葬られる。やがて続けていけば、本当に歯があわされず噛めなくなる、実に噛めなくなってからでは遅いのである。噛めないのに症状だけ取ってしまうから元には戻らず本当に恐いことなのである。
 脳を惑わせる効果のあるクスリほど、何をしても永遠に「噛めない」のです。クスリを使っているから、終わりがないのです。脳を使わせることが大事なのです。正しく脳が使えなければ、正しく噛むことができません。「人間やめますか、、。」というフレーズを使いそうです。
 禁断症状とのあらたな戦いになります。しかも究極の原因である噛み合わせはそのままでね。


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