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診療日記ブルー


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口腔内ストレスの恐怖
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偽札
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咬合圧の変化が痛みに及ぼす影
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「目は口ほどに恐怖を語る」
2005/01/13
Tron

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頭でわからない理由 2004年04月18日(sun)

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 これまでとことん歯について突き詰めていくと、いかに噛み合わせは「脳」となんらかの大事な関係があることに気がついてきたと思う。歯という脳からの触覚を触るこの唯一な歯科の職業は、一般の人が考える程容易いではないことがわかるだろう。本来ミクロン単位での治療が必要なものにもかかわらず、其の精度の要求をシカではほとんどKR.からの要求を受けずに現時点では済んでいるし、また人を感動するだけの技術は持ち合わせていない。また相手が通院できるほどの健康?な身体の許容性を利用し、問題を表面化せずに一応済んでいる。
そうでなければこの職業自体なりたたない。
 シカ治療は特にそうだろう。自称エリート意識の高い頭でビジョンを思い描き、さまざま計画を立てていく。そして、計画にのっとって実行していく。
 これはまだいいほうだ、実際には、指摘された所を診断となり修復する。しかし実際は結果をみてそう判断しているだけで、診断ではない。この治療の繰り返しは、自分達の生活に便利さ、快適さをもたらす一方で、自然のバランスを壊し、新たな争いを生み出し……、ある意味、解決の見通しのつかない、さまざまなデメリットももたらしてきた。これが噛み合わせである、もともと自然な身体には「人工物」を入れるように作られてはいなかった。心は受け入れたものは許容できるが、身体はそうはいかない。別な問題が発生する。そしてそれをどうすればいいか考える。それを試してみる。一見するともっともなプロセスだが、そのことによって、かえって混乱が生じる。あるいはべつの綻びがあらわれる。そこでまた、それを解決しようと知恵を絞る。べつの対策が思い浮かぶ。それを実行する。しかしまた、問題が発生する、、、。繰り返し、、、。

 口だけでなく身体全体に目を向けてみることにしよう。たとえば脳も身体の一部ではあるにもかかわらず、脳を意識と言うように身体とは別なのものとして捉えている。つまり、意識と身体は、本来対立している。頭ではわかっていても行動にうつれない、歯が悪いのに治さないといけないのに、歯科医院へいけない。このように身体の一部であるはずの脳が、いつの間にか身体を使役する主人のようになっている。100歩譲って仮に主人だとしても、身体から分離してしまっていることは事実だろう。脳も身体の一部にかかわらず、脳は自分を身体であるとは認識していない。身体を支配する側だと思っている。
    こうした間違いが、何を意味しているか。 
 人の身体は、視野を広げていくと、自然の一部であることがわかる。自然は世界と言い換えてもいい。そして、この世界に存在するものは、みな同じ成分によってできている。地球と身体はまったく組成がいっしょであるのはブルーで述べた。有機的な一体感を身体は感じている。しかし、脳にはそれがわからない場合がある。脳が意識の中心と言われているのに対し、重心は身体(肉体)の中心であり、人の動作は、すべてこの重心を起点にして展開されている。人は中心をふたつ持っている、そしてあなたは削られている所は本来必要とされる無意識すなわち身体の重心ではないほうだ。本人がカチカチ噛んで高く感じるのはその身体ではなく脳の意識のほうである。身体へのよい影響を及ぼす歯の治療が正しい治療なのである。
 正しい治療では頭でいくら考えてもわからない理由が身体ではすぐに理解できるのはそのためである。


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