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平面から立体への思考 2004年12月14日(tue)

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 人間には、他の動物達と同じように太古から身体に有する自然治癒能力が潜んでいます。現代人では、科学の発展とその恩恵のため発揮する機会がなく、また能力が上手く機能させる前に、 投薬などで大いなる依存を起こしてしまうのです。現代人の自然治癒能力がきちんと作動しない原因の大きな要素は、思考と感情とからくる混沌です。歯科でいえば、噛み合わせが造り出す歯の当たりからくる強弱であり、歯からの脳への歯根膜からの刺激感覚に対して、 身体では歯の当たりに対して感情的な好き嫌いの判別が始まっていて極めて同時に起こるものなのです。
 つまり、一時的なバランスを崩してでも、強烈にここで噛みたいということの反面、絶対にここでは噛まないという相容れない欲求があるのです。歯の動きや顎の動きが身体の記憶回路との連想で複雑に絡み合いながら始まり、 さらに思考回路と、肉体や感情が、歯の形というイメージを通して 互いに増幅し合ったり、抑圧したりしながら 混沌の度合いをさらに深めていくものなのです。結果的に、肉体の持つ動物的な自然治癒能力が動くのに 、シカ治療で正しい思考が妨害してしまう結果になるのです。まさしく科学的根拠(EBM)にのっとり「常識」と思われてる間違った概念を真に受けて、「こうすると治る」とつい信じ込んでしまい、自分の身体の状況が欲する形とは異なる治療を受けてしまうのです。 だから心身ともに大混乱するのです。噛み合わせという身体機能の一部をシカが邪魔をしてしまうことで身体のすみずみの機能を発揮できません。その原因が歯というものであるという、基本前提に立てるかたは数少ないと思います。人間の思考というのは、とてもいい加減なところがあります、例えば、どれだけ噛めていないかなど、指摘されても 全くわかっていない人がほとんどです。

 歯という立体的構造物の形状の問題のことを言っているのです。そのため機能が発揮されないのです。

 逆に口腔外に入れる前のホテツ物は、まだ構造体がストレスとは関係ない形で待つ機能構造物であるのです。機能を発揮させれば一番本人がよくわかります。
よく噛み合わせが低位とか、歯列が不正だからとか、シカで作られた既成概念の間違いでかえって機能を妨げる形が多いようです。シカの思いこみをそのままに自分に当てはめて、あれこれシカのスプリントなどをして 自らの健康を損なっていることもあるのです。
 では一体どうすればよいのかということですが、身体が何を欲しがっているか?という点において、 敏感になるのも、良い方法だと思います。
 噛み合わせからくる様々な他の問題に対しても、 何か解決したいことがある時には、 やたらと色々な手段を混ぜこぜにして行なうのではなく、 可能な手段を見回して、適当と思われる最小限の手法を 使用して、その効果を確認すると、 どんな状況で、何が本当に有効なのか?が一番わかりやすいと思います。まず何が効くのか見届けることなのです。

 一番効くのは、歯が悪ければまず歯を治すことです。まだ、噛み合わせは、上下の当たりのある2次元だと思っているのですね。当たり前のことが、当たり前ではないということなのです。

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