骨粗鬆症の早期発見、あごのエックス線写真で
歯の治療の際に歯と下顎を撮影するパノラマX線写真を使えば、骨がスカスカになり骨折しやすくなる骨粗鬆症を9割近い確率で早期発見できることを、広島大学病院の講師が突き止めた。骨粗鬆症の早期発見が可能となり、寝たきり予防にもつながると期待される。成果は、米レントゲン学会誌最新号に掲載された。
腰つい、大たい骨などの骨密度を測定するのが通常の骨粗鬆症の確定診断の手順。ただ、自覚症状がないのに診断を受けることは少ないという。講師は、歯科治療の際に歯とともに顎骨全体を撮影するパノラマX線写真に着目。閉経後の女性159人を対象に調べたところ、腰つい検査で骨粗鬆症と診断された患者38人のうち33人(87%)で、歯槽骨の基底にある下顎皮質骨がスカスカになったり、断裂したりする形態変化が見られた。骨粗鬆症の早期発見には、骨密度測定のほかに、体重の変化などから骨粗鬆症の可能性を割り出す予備検査があるが、それを上回る発見の精度である。
X線写真を使えば、歯科医が歯の治療の際に画像を見て、客観的に骨粗鬆症の可能性を患者に伝え、専門医での受診をアドバイスできるメリットがある。歯科医が骨粗鬆症の可能性を指摘することに議論があるかも知れないが、患者予備軍が早期に生活習慣を見直す契機になる。
骨粗鬆症とは、身体中の骨の中のカルシウムが減少することによって骨がスカスカになり、もろくなってしまった状態をいいます。強さを失った骨は、骨折や変形、疼痛を引き起こしやすくなり、寝たきりになってしまうケースも少なくありません。
ここで改めて「噛む」という日常における動作の一つの基本がことさらクローズアップされてきます。噛むという運動は、毎日止まる事なく常時続けています。噛むことにより歯からくる頭蓋骨に適度な圧力が加わり、頭蓋骨が強くなります。脳に対する適度な刺激は快感です。しかし、いったん虫歯になり治療行為で新たに入れたホテツの歯の機能が天然歯と比較して良くなければ、成人になるまでの正しい成長のスピードや成長期後の骨細胞レベルでの入れ替わる新陳代謝が当然のごとく悪くなります。
逆に正しく歯を治すと、正しく噛む運動を続け血液の流れが良くなるので、骨を作る細胞の働きが活発になるのです。また筋肉もきたえられ、身のこなしがよくなり身体のバランスがとれてくるのです。残念ですが、シカでは正しい治療の区別がつきません、ですから同じようにアプローチしても結果は同じようにはならないのです。
結論としては歯を失うことは、歩けなくなる事に等しいのですが、単純にいつも間にかに歯が無くなるかたはまだよいのです。逆にもっとも恐れることでシカが気がつかないことは、壊れないようにホテツされている歯が残っていること自体、もっとも「最悪」なことだということなのです。歯が歩く杖になると思うのは、もう少しお年寄りなるとわかることだろう。そして、自分の歯が、まがい物でなく、本物であるかどうかの真価の問われる時である。