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骨粗鬆症2 2004年12月16日(thu)

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 噛み合わせを標榜して熱心に診療し研究していけば、やがて誰にでも行き着く先は同じなようです。それは、全身をみれば歯がわかりますし、歯をみてば全身がわかるようになります。組織や細胞レベルにおいてまで、複雑多様である反面、基本的なことがすべてにおいて同じ仕組みだからです。ここで最初に目指し必要とされる診断能力を養うために、歯科医師は全身をくまなくスキャンして相手を透過してまで「歯」を正しく見ることからなのです。

 骨粗鬆症は、全身くまなくでると思います、口のなかも例外ではありません。顎の骨がスカスカなのは、運動しないすなわち「噛まない」ことが最大の理由であり、その原因の多くはシカのホテツ物だからです。治療と引き換えに失う代償が大きいのです。
なぜなら、噛み合わせの重要性をしっていても「実践」できる人が少ないからです。
そして、実際にしている人は数少ないと思います。

 歯科医師はさまざな規約や規則で全身を見て治すことができません。今後も制度上期待できないと思います。しかし歯を正しく治すことは、つねに見る目をもって修練さえすればやがて自分のなかで昇華され、いつの間にか自然に可能になるのです。正しい治療で治す歯からくる恩恵を、自由に身体が受けることは、なんら規則上問題はないはずです。これらのことは、経験しなければ何のことか皆目検討がつかず、頭で考えてもけっしてわからないことばかりです。体験してみればすぐわかります。
 しかし、体験していないことを伝えることは大変です。今それをしているのです。
 
「骨の中同様に見た目ではわかりません」

 医学の高尚な文献では、歯と身体は関係ないこと断定して書いてあります。論文で区切られても、実際に治る体験上の事実から身体は区切られていません。上から下までどっぷりと関与してつながっているのです。何故治るかの解析は、後から最新の科学で時間を掛けて追求すればよいことでしょう。それが、今後の大学での研究テーマだと思っています。でも、現実は大学では一切の関与を認めていません。これが研究を硬直させる最大の難関です。そんな関与を認めていない大学病院へ、みなさん期待して治療へ通っているようですが、、、。

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