Engineers brought the two central ends of the Millau road viaduct in southwest France together, completing the span of the highest bridge in the world.(AFP/File/Eric Cabanis)
世界一高い橋がつながったそうです。路面の高さは270m。フランスのパリから地中海沿岸までを結ぶ高速道路のための橋で、この12月には開通予定だとか。東京タワーよりだいぶ低いとはいえ、そんな高さをクルマで走るというのはかなり恐そう(でも、一度はやってみたい)です。
世界で一番高いブリッジ、それはシカのスプリント。世界で一番高く、割のあわないお買い物です。
高価なのに、効果なし。いえ、効果があってはいけないのです。
どこまでいっても辿りつきません、ゴールがどんどん遠ざかりしかも周りの世界がどんどん変わってしまうしろものなのです。橋をかければどこまでいっても道がつながりません。はめているあなたは、どこまで行ってもけっして自分の歯で噛むことができない陳腐なものなのです。だからゴールがないのです。
渡ってみるかい、その橋に。
上ってみるかい、その橋に。
託してみるかい、その橋に。
しかし結果が残念なことだと言っておこう。
高いコストをかけ、壊れる不安を抱えて、その橋でいいんですね。
でも遥か下をみてご覧らんなさい。けっして早くはないけれど、下の道路で山をしっかり越えられるのですよ。咬頭という山をね。
溝という道が塞がれているから、渡れないだけだったんだね。それを頭の上を超えていこうというなんて、やがて橋は崩れ、足下に落ちて、初めて安定することに気がつくと思う。気がついて正解なんです、他をみてみよう、まだ渡ろうと登ろうとしているだろう。あくまでも自分の足で越えるのです、けっして超えてはいけないのです。そして歯は互いに繋いではいけないのです。
最後に説得します、貴重な時間を費やして人生を無駄にする無謀なチャレンジはおよしなさい。