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成因 2004年06月24日(thu)

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 急性疾患の場合、迅速に症状を把握し、様態を的確に理解したうえで治療に取り掛かるのですが、この場合、それぞれの状態に対応した、緊急時に効果を示す治療部位に対し、迅速な対応を行うことが主となります。一方慢性疾患では、特に従来の治療で効果の見られない難治性の疾患や重篤な依頼者に対して従来の治療が使えない場合、QOLを考えた治療法として有効です。慢性疾患に対しては、1)病因、2)所見(あらわれ)、3)全体的徴候、4)体質、5)好転反応、6)生活歴、および7)治療歴について参考にします。 それらをもとに依頼者の症状の中で何が一番重要か、どの症状に対して治療を行うか、そして依頼者の症状を「こころ」「身体」「環境」の3つのレベルで、鍵となる特徴的な症状を理解し、その症状と一番合っているポイントを決定し、個別的な処方を行ってから実際に治療を行います。このポイントを外さないように注意すれば、結果を得ることができます。


 光の3原色は、簡単にいうと、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色を混ぜることでさまざまな色が再現できます。これを見ているディスプレイも3つの色が混ざっているはずです。赤、青、緑がもっとも高い輝度で、しかもおなじ割合で混ざり合った状態が白色です。バランスとは、身体と心と環境を表し、すべてをまぜあわせると白くなります。白は、東洋学的にいうと無の状態すなわち「すべてある」という充足された考えです。
 逆に紙に書くときは、どうなるかわかりますか。小さい頃に、絵の具を混ぜて、なかなか思う色にならず、どんどんと予期せぬ黒い色になってしまったことないですか?そして描けば描くほど、理想的に描きたいものと離れていってしまうのです。
 カウンセリング中は心の免疫があがることで、軽度な問題は解決したようにみえます。しかし一時的な封じ込めであり、根本的解決には至りません。そればかりかやがて軽度なものから重度へとシフトしていくのです。シカで歯が治せないのなら、心のアプローチのみを捉えれば、ある意味正解かもしれません。そしてシカ補綴への原因の除去は、症状の緩和として直接的な即効性のある効果ではありません。
 シカの噛み合わせの治療はブレンドするためのアプローチや混ぜる配分が違っているから、よい結果を求めてもうまくいかないのです。「歯の重度」の人が心の問題にすり替えられ、ストレスを原因にされるのは第三者の私からみて好ましいことではありません。正しく歯を治せば、身体や心の許容性が大きくなり、憂鬱が解決できるのです。実際に問題の人は、問題の歯を抱えています。しかしシカではけっしてそのことに関連性を否定し気がつこうとしません。
 治療を薦めないのは、しっかりした「治せる保証」がないからです。そして正しく治す基準を持っていません。その後怖いことは、なんら「保証」がないのに治そうとするシカです。シカ医自身の利益のためにおこなう処置では、単にホテツの入れ替えに過ぎません。シカからシカで治しても悪い状態を変えずにそのままの悪条件を位置ずけるだけです、噛み合わせを変化させれば、さらに輪をかけて狂わし悪化させることになります。
 いまの位置を変えてはいけないのです。恒常性は生命維持のために保たれていることを忘れてはいけないのです。いつも顎は悪くありません、そして一番合っているのです。
 自己の心を変えたり、職場の環境などを変えたりすることはとても大変なことです、自分の努力だけでは実現不可能な事さえあります。しかし歯の環境はいくらでも自分の意識次第で変えることができるのです。所有している歯のクオリティを上げて、余裕のあるアドバンテージでさらに免疫をあげるていけるのです。症状は3つのブレンドとすると、ミックスのバランスの悪さで結果はいくらでも変わるのです。結果に一喜一憂したり、振り回されてはいけないのです。シカでは最初から描くキャンバスが違うのでいつまでも黒いのです。
どこまでも希望の光の輪を広げていくのです。

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