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ドレスの見積書 2004年07月20日(tue)

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 まず私にはあなたの着たい服がちっともよくわかりません、なぜならあなたのことがよくわからないからです。もしかすると似合う服はチャイナドレスですか?
こちらでデザインした服が気に入らないかもしれませんよね。だから最初に提示したものがだめだと次は聞いてくれませんよね。こちらも本当に気に入ったものを選ぶことに気を使ってしまい、消極的で慎重になってしまうんです。例えばやんちゃな10代なら、ヒョウ柄や胸の開いたドレスそしてタンクトップでよいかもしれません、でも年齢がそこに関与します。
 
 確かにレントゲンや模型を取りました。
参考に他の人のサンプルもあります。
 でも一体歯を治してどうしたいか、何をしたいのかさっぱりわかりません歯を治したいではだめなのです。歯科医院は歯を治しにくる所(当たり前か)です。
 歯の状態を知るため、お口の中をしっかりとのぞいても金額がでません。あなたのことを知らないからです。
どんな職業で、
どんな家庭で、
周りから期待されていることは、、。
 モデルさんがフロアでウオーキング、一人歩きしています、それを衝動買いしたいって。ええ、でもちょっと待ってくださいね。
 「金額も一人歩きしても意味がありません」
 本当に聞きたいことでは、ないはずです。そしてけっして見なくてはわかりませんではなく、私があなたに話を聞かなくてはわからないのです。好みにおける本音を知ることなのです。これがオートクチュールの注文における正しい買い方なのです。まったく同じデザインで作られた既製服は、吊るしの服(死語かい?)です。それに無理して身体をあわせているのは、とてもつらいと思います。
 シカにあっているように見えて、実はあわせている自分がいるのは、一人一人まったく同じ身体の人がいないからです。
 初めての馴れない買い物だとよくわかります。でもいままでオーダーをしたことがなかったから、ここまできたのです。 勇気を出してhey oder!
「模型相談」であなたへの最良の品物(歯)をお届けいたします。慎重によく考えて、これで最初で最後のお買い物なのですから。

 見積もりは、あなた自身が何を着たいか(治したいか)決まらなければ、算出不可能です。

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