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骨変化1 2004年08月07日(sat)

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骨変化1


 例えば、シカ不良以外の話をしてみよう、バスに乗ってイスに長時間乗っている。うっかり寝てしまい、不良姿勢で揺らされていれば、どんなに噛み合わせがよくても、顎が自ら「ガクガク」する。正しい姿勢をしていないときは、歪んだ身体にあわせて、顎がバランスをとるからだ。もちろん身体がやがてまっすぐになれば、噛み合わせには何の問題がない。では逆に多数の不良の補綴物があっても、出ていないことがある、それについてまた後で言及しよう。発症しないのは、もちろん理由がある。

 よく歩くことが大切な理由は、骨の歪みがよく解放されることである。走ることではなく、歩くことでね。だから等しく垂直圧を足から受けると今度は「噛み合わせ」がしっかりと保持される。
 骨は加圧されるべきであり、歯もまた同様に自然な圧をかけることであるべき求める位置を決定される。
そして顎はしっかり運動において、可動できなくては
、しっかり押し戻され正しいしかるべき場所で稼働できない。間違った押し込まれたシカの位置で咬むから、さらに偏位する。

 フリーな状態でかつ正しい軸圧を受けるためには、歯の形態がどうしても必要なんです。

 シカの残念な所は、せっかく合ったものをまた壊し、さらに作りあげるという無駄な手間をすることである。不必要な圧で歪んでいれば、解放すれば戻るが、シカで固定してしまえば、今度は変形として残るだけだ、位置にとらわれ、病状にとらわれ、そして治らない。

 シカのスプリントは、加圧もできなし、位置も違う。もし加圧をすれば歯が動くし、位置があってしまったら外せば位置が変わる。
 装置を入れているかぎり、いつまでたっても治療のスタートラインにすら立てることができないのです。
皮肉なことに、シカのスプリントという代表的な間違った治療があったからこそ、「正しい治療」に大いなる確信を持てるようになったのです。

 相手の気持ちになり、歯の動かしたい方向、歯の行きたい方向へ、迅速に「動かさなくて」はいけないのです。つまり正しい動きに応じて歯が動かないと治らないのですから、これが正しい治療です。

「歯を動かなければ、偏位は一切戻りません。」
歯を適正に動かし機能させるから、顎や身体が戻り適正に動くのです。

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