▲日記帳に戻る


骨変化2 2004年08月08日(sun)

55,676 byte

骨変化2  咬ませなければ、骨は廃用性萎縮を起こします。


 だから言っているのです、再発は簡単に起こします、というよりまったくもって根本治療をしていません。あなたの調子がいいタイミングをみて単に放されているだけです。混濁している水があり、スプリントはただ上の澄んだ部分しかみていません。評価はそこではないのです。濁った部分を改善していなから、何ら病因は変わらないのです。一時澄んだときに帰してもだめなのです。シカのスプリントはただの「時間稼ぎ」にすぎません、あなたの良好な時期がくるのをただ傍観者として待っているだけですから。あるいは「原因不明」の病気としてあきらめさせよう、忘れさせようとしているだけです。もちろん原因不明ではありませんし対処の仕方はあります。シカが診断能力がないだけですし、対応できる治療方法を知っていません。

 シカの治療はとても変わっています、例えば7番がないのにそのままにしています。1本歯がないのですから、確実に偏位します。臼歯が4、5、6、7の4本分の力が歯根膜へ介在するのと、4、5、6の3本分とでは変わります。7を入れないで、左右の顎関節をあわせると5、6とても高くなってしまいます。ところが7を入れれば5、6は既存の高さでよいのです。これが当たり前なのですが、シカにはわかっていません。

 毎日、私は診療で虫歯を治します、これは偏位のため崩れている部分を再度偏位を戻す治療です。傾いたままですと、新たな疾患が偏位のために新たな仮想の軸が生まれ、既存の軸と重なる場合、新たな干渉と衝突が始まります。見た目のエナメル質の破壊が生まれるのです。
 シカでの顎関節の有無症状で論じる程度の内容ではなく、偏位における新たなメカニカルストレスで論じるべき内容なのです。症状自覚の有無にかかわらず「毎日」の診療がいわゆる顎関節の治療の連続なのです。シカはすべて一様に、ウアベの治療です。偏位への意識や概念がないからです。歯から波及する要因を想像できません。

 シカはもう一度「偏位」を理解したほうがよいと思います、1本の歯ですべて変わります。そして補綴をする際、削らない歯科医はみたことがありません。口腔内でも口腔外でも削る削らないという見た目の論議より、補綴することがイコール削る削らない以上の変化を与える要因なのです。一見正しい治療と見た目は何ら変わりがありません。手順が似ていますからね。

 入れ替える歯以外削ることは、ないのです。そして入れる歯は削りません。これが正しい治療方法です。

↓前の日記 / 次の日記↑


Web Diary Professional ver 2.17