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重苦しい雰囲気 2004年11月02日(tue)

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 イラクで拉致された香田さんの遺体が発見されました。心よりお悔やみ申し上げます。度重なる武装グループのこうした卑劣な犯行を断じて許すことはできません。ご本人は勿論のこと、ご家族はさぞ無念だと思います。香田さんのお母さんの苦悩に満ちた、気持ちを押し殺した様なインタビューがありましたが、解放の条件であるイラクからの自衛隊撤退に関しては一言も発言されませんでした。振り返ってみると、日本人3人がはじめに武装勢力に拉致された際に、家族が発した解放の条件である自衛隊撤退の発言に対して政府やマスコミがこぞって激しい非難をしました。その後というものは、被害者家族は政府方針に対してピタッと発言を控える様になりました。フリージャーナリストの橋田さん殺害の際にも奥さんの幸子さんは政府の方針について何も発言しませんでした。生前に橋田さんから自分が殺されても政府の方針については何も発言しない様に言われていたそうです。さぞかし無念であったろうと思います。
 確かに自衛隊の派遣・撤退に関しては時の為政者が世界情勢や国益を総合的に勘案して決めるべきものです。でも・・・イラクへの自衛隊派遣を支持しない国民世論が半数近くある現状においても、拉致被害者の家族、特に公人でもない、政争にする意思のない純粋に子供を思う母親であっても、自分の率直な気持ちを公言することができない空気がもし国内にあるとすれば、何かイヤな予感を感じます。私は自衛隊の派遣の是非を論じているのではありません。戦前の国家主義的な雰囲気が政府やマスコミによって少しずつ作られている様な気がするのです。香田さんのお母さんの表情を見て、そう感じるのは私だけでしょうか・・・。


 イスラエル経由でバグダットに入る。別に知らなければなんてことないように思う。しかし、それは日本人の考えだ。現地にいけば、違う取り方として受け止められてしまう。
 スプリント経由ホテツ行き。シカがとる常套手段だ、実に気をつけたほうがよい。それはシカの考えだ。身体という現場は、違う取り方として受け止められている。

 マスコミが顎関節症を積極的に取り上げだした昭和の時代において、「歯と身体」見出しでつるエキセントリックな週刊記事や興味本位の内容で取り上げられるテレビ番組は横行していたとき、ある事件が起こった。近隣のN市にある歯科医院の院内掲示板に、噛み合わせの問題を提起し掲示したのだ、もちろん噛み合わせに関しては人一倍気を使い、丁寧に治療をし、身にもって非のうちどころなどないはずである。しかし、 通報により某●○から(公表不能)強行的な警告により、「歯と身体」を含めた関連の記載を無理矢理掲示から外させられたいきさつがある。行き過ぎた国家権力的な行動は、マスコミに煽られ行き先を失った指導者達の焦りとも感じられた。その後、その先生は二度と噛み合わせについてアッピールすることを自分で断ち切ってしまった。本当のことを公にだすことは、自らの歯科医生命を終わらしてしまうことを意味するからだ。そして回りから、、。

 身体は、確実にシカの治療から、さらに誤差を拡大し吸収させられてしまう。行程を経ると、大きな変革にみえる、一見画期的な大掛かりな治療は大変はリスクを背負う。わずかな誤差で狂っていたものを、大きな誤差で狂わせる。まさしくスプリントがそうであるし、さらに起こすシカホテツが輪をかける。
 「結果は、歴然とする。入れてみれば、すぐわかる。やがてシカホテツが壊れなけばならないのは、当然の成り行きになる。一瞬の幻として、眼に焼き付けておくとよいだろう。二度とみることのできない最後の姿だからだ。

 最後の治療の意味には2つあり、すべて壊れていく姿のものと、解放され自ら立ち直っていく姿とがある。むろん正しい治療はどちらかであるか聞くことはないだろう。身体に合わせて治療をしていく、しかし悪い身体に合わせるわけではないのです。調整は、具合が悪い時には行なってはいけないのです。そして具合のよい時では、触ってはいけないのです。シカはわからないのであれば、できるだけ歯をみてはいけない、さらに行程を増やすことは絶対に避けなければならない。そんなことをしなくても治るのがわかるからはっきりと言えるのです。

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