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臨床の知:チェンジング マインド 2004年01月24日(sat)

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口腔内カメラが登場する前は、ご存知のとおりに、私達は小さなミラー(反射鏡)を使用していました。現代のハイテク技術により、高い鮮明度と倍率を持った小型カメラが開発されました。さらに、カメラの小型化は、従来のミラー(反射鏡)に代わって歯科医が毎日の診断に使用できるレベルにまでなりました。この口腔内カメラは標準のミラーより数段に便利です。これら新世代の器具を活用することによって、私達歯科医は非常に小さな病変まで診断する事ができ、患者の皆様にもそれを目で確認していただきことができるようになりました。さらに、画像をプリントアウトして持ち帰っていただくことも可能です。私の個人的な考えですが、歯科の診断において、ミラー(反射鏡)の役目は基本的に終ったと思っています。これからは、高鮮明度カメラの時代が続くでしょう。


毎日かなりの枚数のデジタル写真を撮る、1日100枚ってこともある、そうすると
1ヶ月に2000枚は管理しなくてはならなくなる。年間24000枚 ちょうど開業20年にあたるから当初より撮っていたなら48万枚になる、さらに蓄積された貴重なデータとして年々かなりの枚数が増えていくことになる。
当時コダックのシステムが出たばかりの時期に、アナログをさっそくデジタル化してもらった、当時の値段は1枚Cd化するのに、1万円かかったものだ。今では呆れてしまうが、当時の映像はお金を出しても手に入らない。機械は年々性能とともに進化し買い替えられる。
いまや最新のパソコン(PC)とデジタル一眼レフカメラのおかげで日常の画像を記録したり、保存や管理を楽にできる。瞬時に過去のデータを呼び出せることは、近年において実現された。過去のデータはデジタル保管している。KR.別にカルテNo.を振り、さらにフォルダーごとに日にちで管理している。

肉眼では気が付かないような世界がそこにもある。
 そして時間を究極に削ぎ落として「静止画」の世界を垣間見る。

時間を輪切に止めてみることも、診断における用件をみたす場合もある。模型同様日々の変化を比較するには
資料の比較検討がとても大切だ。
「かかりつけ医」という制度はもっとも、気に入らないと言って簡単にチェンジしてしまうヒトには、意味が無い制度だが。
長い間の履歴をみれるのは、相当なメリットがある。

  つらいことを言われるようでなければ、改心しないだろう。
恒に相手を攻める狭い気持ちでは、治癒にいたらない。
   歯を治しても肝心なものを手に入れなければ何も変わらない。

だから病気はあなたにしっかり治してもらうまで、知らせてくれているのです。
     変えられますか、そして感謝できますか?

「静止画」は写真でみるものだが、困ったことにシカの治療で静止した歯をよくお目にかかる。

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