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プライド 2004年02月02日(mon)

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プライド収録の際、主演の木村拓哉さんが放ったパックがエキストラの女性に当たり、前歯が折れるけがをした。女性は治療を受け、現在も通院中という。前歯以外のリンクと客席を隔てる透明のフェンスは高さ約2.1メートル。リンク上のパック打撃点からケガをした女性ファンまでの距離は約10メートル。木村はフェンス越しに山なりの軌跡を描くようにスティックでパックを打った。パックの重さは160〜170グラムほどと見られるが、硬化ゴムでできており、落下による勢いだけでも大ケガをすることは十分あり得ることだ。


 アイスホッケー選手は、パックを打ち込めばどうなるか知っている。手で投げることは合っても、撃つことはないという。
 本物のホッケーで試合中のペナルティが原因で相手選手が血を出す怪我をすると、怪我をさせた選手は即退場、そのゲームにはもう出れなくなるのですが、西部警察とは何が違うのか?プライドを捨てることができない理由があるのだろうか?

 歯の外傷は今も昔も非常に多いアクシデントである、診断書の結果は歯が折れる「歯牙破折」で、詳しく言えば歯冠破折と一部歯根破折となる。これは歯冠部の頭から歯がぶらぶら状態ということを意味している。病状は神経を抜く処置ですみ、口唇は切れるか、軽い打撲程度だろう。衝撃に対して折れた場合は、力がそこで止まるよう1番すなわち中切歯は根が長い。その後フジの特待で高級セラミックに生まれ変わるだろう。
折れないで抜けてしまう場合もある、これは脱臼という。「歯牙脱臼」は脱臼でも、お口の中に残った状態のことを「不完全脱臼」といい、抜け落ちてしまった状態を「完全脱臼」という。完全脱臼しても歯根膜さえ生きていて再植すれば、復活する。完全脱臼の場合、抜けてしまった歯に付着した泥汚れを短時間で洗い落とし、歯根には触れなくまた乾燥させないように液体に漬けて歯科を受診することである。おすすめは家庭にある「未開封の牛乳」、その場になければご自分の口の中に入れておくのがよい。ただし飲み込まないように。「滅菌生理食塩水」などがあればより良いし、専用の「歯牙保存液」ネオが最近学校では置いてある。学校の鉄棒の事故で前歯を無くしたとき、とっさの判断で探し当てしたこともあるのです、見つからないといってすぐにあきらめないこと。砂場に必ず歯はあります。事件は現場で起きたのですから。
 交通事故などで顎の骨が折れると同時に歯牙の破折や脱臼を伴うこともある、噛み合わせを考えながらの治療が必要なのに、手術の現場では実際とまったく違った噛み合わせになる悲劇も事実あります。骨をつなげる緊急医療現場では、噛み合わせのことははっきりいってわかりません、筋肉で引っぱれら固定するだけで一切余裕がありませんから、さらに命に直接関係ない?所は余計後回しです、一度間違えて付けてしまったら笑い事では済まされませんね。

以前子供の事故で突き刺す事故がありましたね。物をくわえたまま転倒し口腔内を突き刺す事故です、受診するとき、突き刺したものを持参してください、傷の大きさや深さを推測する重要な手がかりになるからです。例えば割り箸が上顎に突き刺さって折れ残ってしまったとき、突き刺さった割り箸片を参考に、摘出の際に折れ残った長さや傷の状態を容易に推測できるからです。

怪我や事故にはくれぐれも注意してください。歯の治療同様にね「メイ ビー」。

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