考えてみれ歯冠は一つとして誰一人同じ形態はない、本人でさえ左右の歯冠に差があり、大きさの不揃いなこともたびたび遭遇する。これは歯の連なった湾曲すなわち歯列にもまったく同じことが言える。すばらしい継承されてきた遺伝子は我々の考えをはるか超えて精密にそして正確に排列させてくれる。歯をもっとも身体にとって賞賛に値するほどの見事な間隔を自然の意図通りに織り込まれてきちんと配置させてくれる。
見た目の左右対象ではなく、機能的な対象はシカでは作れない。自ら環境に応じて反応し作り上げていくやり方だからだ。
歯列の構築は個々の歯の形状を利用でき、もっとも効率良く動的に加わる作用がつねに働くよう造られる。よってもっとも最短に機能的に良く働くように配置されるはずだ。そうでなければ、あなたはとっくに自然の掟からトウダされこの世には存在しないはずである。今ここに存在している理由は適正化され正しい配置が存在することの証明である。そしてその場所はうろちょろすればするほど、かえってわからなくなる。 判らない時はじっとしていよう、やがて自らの歯が正解を探し当ててくれる。歯は壊れる形がもっとも極端な例である。いつも言うように邪魔な所が壊れるからなんです。
歯の正しい行き先は歯に聞いてあげるとよい、行きたい方向が正しいのであり、正しい位置であればけっして後戻りなどあり得ない。 見た目で並べてしまえば、機能させ始めたとたんに、矛盾点だらけでありひとつとして正しくは機能できない、一箇所の問題点でも足を取られるが、そのレベルではない。やがて崩れていく形で決着が取られるのは御承知の通りだ。
シカのスプリントで咬んでいる所が、正しい顎位でない。「自分の歯で咬んでいる所が正しい顎位だ」という自然の大前提を自分から破壊することである。シカ的に言えば、詳細に計測して合わせる位置ほど「非科学」的な方法なのです。いまだ解明中である脳の働きを十分理解していません。まったく違った環境へいきなり解き放されても機能しません。元の位置へ回帰していきます、それが適応なのです。そして自分からいきましたが、自分の歯の意志でいったわけではありませんから、戻りたくても戻れません。ここに隠されていた「大量破壊兵器」が存在し始め機能するスイッチを入れていくのです、後はわかりますよね。これがモダンな日常HPで宣伝されているシカの現状です。
動かしてしまえば、シカ的接触は可能だが、やがて噛ませない方向へ誘導されて決着がつく。 オープンのようにユウイツ身を守る方向かもしれません。問題は内在し続けますから、10年、20年先まで決着は後回しになります、さらに長い年月で所在が不明です。あなたは大抵若い時に行うでしょうからその時はこの世にたずさわった主治医は存在しません。永遠に他のDr.ではこの秘密は明かされないでしょう。いまも1本1本がそれぞれ戦いあっています。いわば縄張り争いの結果、勝者も敗者もボロボロなのです。 一生を懸けて得られるものがこれなのか ある有名な先生の言葉です。 不調和は、歯で治してはいけないのです。生活すなわち人を治さなければ「付け焼き歯」なのですから。
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