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ウイルスの侵入経路 2004年02月29日(sun)

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 ウイルスは、DNA分子、あるいはそれと近親関係にあるRNA分子が、タンパク質の殻の中に封入されたものである。ウイルスの外殻部分は非常に巧妙につくられているため、細胞は、ウイルスが自分のからだの一部であると勘違いしてしまう。ひとたびウイルスが細胞の中に入り込んで、その生物的な営みの中に組み込まれると、ウイルスは、その殻を脱ぎ捨て、さらに仲間のウイルスをつくり出すために、細胞の化学反応のしくみを乗っ取ってしまう。 このプロセスは、細胞内にたくわえられていた資源がすべて使い尽くされ、細胞が死んでしまうまでつづく。その一方で、つくり出されたウイルスは、また別の細胞に侵入しつづけるのである。 このように、ウイルスは、いわゆる生物とちがって単独で繁殖することはできないが、適当な細胞があればどんどん繁殖することができる。 ウイルスのこのライフスタイルを考えてみると、ウイルスによる病気の治療がなぜこんなに難しいのかがわかってくる。バクテリアの侵入によって引き起こされる病気は、抗生物質の投与で克服することができる。たくさんの抗生物質がバクテリアの外側の細胞壁を構成する分子に付着することによって細胞壁の形成を妨害するのである。しかし、ウイルスには、細胞壁などというものがないし、ウイルスがとりついた細胞を殺す単純な薬は、周囲の健康な細胞も同じように殺してしまうだろう。


 「シカ」ウイルスによりごく簡単に歯のエナメル質の性状を変えられる。シカブリッジなどは典型的なわかりやすさだろう。恐ろしいほどの削除量になる、術前の位置の再現性などシカの頭には毛頭ない。本来歯を削った瞬間に既存のガクイは一瞬で失われる。その後シカでさまざまに変えられる。入れられたシカ補綴物により、今度は影響が本格的に後から後から噴出してくる。歯の問題は入れた後何年たってもそこにあるかぎり引き起こし続け、さらにシカは痛みのある部を修復し始める。問題の部位は痛まない。よって歪みは蓄積され長い間に眠っている、間違って引き当ててしまえば器質変化例えば骨格の変形などを慢性化させていたことで症状が一気に表面化する。シカのたった1本のインレーによって簡単に顎の偏位が引き起こされるのだ。いずれにせよ、シカがその後の人生に大きな影響力を与えていくことになる。変えられた歯で変えられた運命にということだ。でもそのことにようやく気が付いたときは、もう後の祭りだ、焦ったあげくにマスコミで取り上げられる偏位を治そうとするシカを転々と渡り歩く、マスコミで祭り上げられた病状でさらに次々に削られたり、邪魔な高さを加えたりと、追加投与された治療で余計な歪みに歪みを加味していってしまう。第一選択として間違っているのは、スプリントがその代表例である、大きく崩す機能であることを知らない。はずしたとたん、いままでことが一切無駄になり、結局は装置で歪みを圧縮し自らに向けて絶えることのない歪みをホウシュツしているようなものだ、歯を暴徒化する忌(いま)わしいものにすぎない。口腔内は廃墟と化す。オーダーがミクロン単位からミリ単位の狂いへ大きく変わるからだ。すでに御存じのように1ミクロンから1ミリの変化とは、1mの壁なら越えられるが、1kmでは飛び上がることができない。それくらいの大きな狂いに装置でさせられるということだ。このことは、
 「シカ」ウイルスがとりついた歯を殺す単純な薬(スプリント)は、周囲の健康な歯も同じように殺してしまうだろう。さらに「シカ」ウイルスが恐いのは心まで侵入しあなたを支配されてしまうことだ。コントロールできなくなった身体の奥底のDNAまでも変異させて、、、最後はシャットダウン。
 
 息を付く暇も無く、つぎつぎに形を変え身体や口腔内で襲いかかる、形を変え変位しているのだ。だからシカではまったく周囲とは区別がつかない。パニックになりようやく掴んだものは、影でありけっして本体ではない。わけもわからずむやみやたらに崩れた歯の位置を変えたり、身体を修正を謀ったりもする。しかしそれらが逆に確実に弱っている身体には大きな負荷であることが気が付かない。ウイルスの侵入経路はわかりますか?

唯一のワクチンが「正しい治療」だということも、シカでいまだ気が付かない。自然治癒力を利用した古典的な継承はもっとも侵襲の少ない安全な方法なのである。人の地図を診て修復するからである。

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