負けられない試合がある。オリンピック予選
平山選手は高校生である、ゆえにサッカーの技術とともに身体も伸び盛りである。高校の小峯監督はこう指摘する、本人に身体の筋力がつくまで2〜3年かかる。筋力トレーニングをさせるべきでないし、徹底した体重管理を行っている、ベストより2kg太ればいつものジャンプはできない。最終的には本人の意志であるが、青田買いされないようじっくり筑波大で育てることがよいと話す。
本人はサッカー後の人生として教員を目指すため大学に入る。先のことをつねに考えられているから、目先のことでは囚われない。
「落ち着いてシュートを打てる」のはそのためだ。そして2ロックである。
年齢を考えて指導する。
親知らずがそうだ。20才前に歯肉がはれるから、抜いてしまってはいけない。
誰でも歯ぐきがから歯は生えて来る時は、物凄いエネルギーをいる。
成長するため、かならず「左右差」を作りながら生えてくる。このため高径が成長し高くなる。
この10代にかけてシカで早期に治療された場合、そこで年齢は停止してしまっている例を良く見る。
多くは噛んでいないインレーである。片側で当らないように低めに作られる、装着は気にならない。当たっていないからだ。問題は若い時には起こらない、身体が柔らかく出来上がっていないからだ。間違って入れられた通りに身体は出来てくる。伸び盛りの時に、さまざまなブレーキを掛け、身体を制限させる診療をしてはいけない。
妨げなければ、また運命は違っていることだろう。
その人のイニシアチブルを握るだけの、資格はない。
そして資格にないDr.に限って大胆な間違いを繰り返す。本当に知らないことは恐ろしいことである。
カミ癖と偏位はまったく意味あいが異なっている、Dr.にそっと質問して聞いて見よう。答えが楽しみである。その場ですっきり正解を言えたら安心だ。
潰れているほうが、カミ癖であり。ずれている方向へ引っ張られるのが偏位である。
サッカーと同じで過程が良ければゴールという御褒美の結果が生まれる。症状を取りたいのであれば、途中を省いたり、努力を怠ってはいけない、何もしていなければけっして御褒美はいただけないのである。
サッカー同様治療内容がよくても、結果が出なければいけないのは、監督とまったく同じ立場だとデンタルプロは認識している。
イラスト写真は坂田大輔